登り坂では４ＡＴのＮＡとＣＶＴのＮＡではＣＶＴのＮＡのほうが登り坂に強いんですか？

Question

また、ＣＶＴのＮＡとＣＶＴのＮＡの４ＷＤではＣＶＴのＮＡの４ＷＤのほうが登り坂は強いんですか？軽での話です。予想ではなく実際のことを教えて下さい☆

Answer 1

伝達の効率はAT。
スムーズさはＣＶＴ

登坂路でどちらが強いかはATの段数の割り方とCVTのセッティングによって大きく左右されるお話になりますのでどちらが良いと即答することは不可能です。


ＣＶTは最大効率の変速比を選んで対応しようとしますが、登坂路の様にクランクシャフトの回転力をタイヤに伝えるに当たって、マニュアルミッション車でない限りどうしても回しすぎ気味の回転数を与えませんと全力を動力輪に伝えられません。

伝わり方としては机上のお話ではＣＶＴが効率に優れますが、エンジンのトルク出力特性に良くマッチしたATの方が優れている場合もあり得ます。
しいてお答えを・・という事であれば、ふんわりとアクセルを踏む場合にはCVTに軍配・・だと思います。
しかしちなみにＣＶＴのステラとATのワゴンＲを乗り比べますと、ワゴンＲの方が力強いイメージを受けます。
ステラの方はエンジン回転が先に大きく先行し、徐々に速度がついてくるイメージです。
ただ、これはイメージであって、実測の速さはステラが遅いという事はないと思われます。


上り坂にどちらが強いか
ＣＶＴだから強い
ATだから弱い
・・・などで困る道はまずありません。
軽自動車レベルの動力性能ではCVTで十分対応できる様になってきましたが、10.15モード燃費などカタログの数値だけでＣＶＴに換装する車種が増えてきましたが、依然としてATが優れた変速機構である事は間違いないと思います。

また、自然吸気エンジンでの比較をお求めですが、自然吸気エンジンだからどちらが良いということもありません。
ボア、ストローク比、排ガス規制への対応度合いなどでエンジンごとに出力特性が違います。

坂道での元気さだけをお考えで変速機構の種別を選択されるには理論上、机上の議論でお決めにならないことをお勧めしたいです。
試乗されれば一発で「感触」として感じられますし、どこの販売店でも試乗を断るお店はないと思います。