日産 ウイングロード のみんなの質問

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ハイオク仕様の車ですが たまに レギュラーガソリンを入れても 後々影響はないでしょうか?

最近は あまり車に乗らないので、 ハイオクを入れたり レギュラーガソリンを入れたり しています。。(おそらく 混ざっています)
ハイオク仕様なので レギュラーを入れると 確かに出力が違うのは感じますが、何も問題はない感じです。
平地走行が ほとんどですので いいかなと思っていますが、今後 車に何か不備は出てきますでしょうか。

詳しい方がいらっしゃれば
~ ぜひ ご教授ください。。

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ベストアンサーに選ばれた回答

結論から申しますと、レギュラーの使用は大丈夫です。

「ハイオク指定」のエンジンには、2種類あります。ひとつは、レギュラー使用を考慮したタイプで、これが大半です。もうひとつは、レギュラーを使うとエンジンが破損する場合で、以下に詳しく説明いたします。

●レギュラーガソリンが使用できない車両
まずレギュラーガソリンが使用できない車両をあげておきましょう。

■日産でレギュラーガソリンが使用できない車両
・プレジデント (G50) 90年~94年(マイナー前)
・インフィニティQ45 89年から93年(マイナー前)
・プリメーラ (ワゴンも) (P12) 01年~03年(マイナー前)
SR20VEエンジンのみ
【ブルーバード(U14)、プリメーラ(P11)、ウィングロード(Y11)は除く】

■トヨタでレギュラーガソリンが使用できないエンジン
・2ZZ-GEエンジン(1.8L 190PS)
セリカ 、カローラの一部、Will VSなど

上記以外にも下記のような車両はハイオク(プレミアム・ガソリン)専用です。

■一部の輸入車
・たとえばBMWの先代M3(E46)のカタログ(ドイツ版)には、下記のように書かれています。

「ROZ95以上が必要。」

ここでROZはオクタン価の表示法で、日本で通常使われるRONと同じです。
ちなみに日本のガソリンのオクタン価(実勢値)は下記の通りです。
レギュラーガソリン=90
プレミアム・ガソリン=100

プレミアム・ガソリンを使うか、「チャンポン(混合)」の必要があります。ガソリンの混合自体、何の問題もありません。これはガソリン自体、炭化水素の混合物(200~300種)であり、相互に影響する因子が少ないからです。

■古いターボ・チャージャー車両
使えない理由は下記の2点です。

(1) 設計時、レギュラーガソリンでの確認をあまりやっていません
(2) ガソリン冷却

・ガソリン冷却とは
ガソリンを冷却することも良いことなのですが、その意味ではありません。ガソリンで、エンジンを冷却することを「Fuel Cooling(ガソリン冷却)」といいます。
オクタン価の高いガソリン(ハイオク)を使う目的は、ノッキング(ノック)の防止です。

「ノッキングおよびノッキング対策の制御」については、下記URLをご覧ください。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1015354650

エンジン燃焼室内(筒内)を冷却すると、対ノック性が向上します。通常、ガソリンと空気は14.7:1程度の比率で混合します。ガソリンは筒内で気化します(吸入管ですでに気化しますが)。もし燃料を濃くすると(例 10:1)と、より大きな気化エネルギが必要になり、筒内の圧縮された空気からエネルギを奪い取ります。こうして筒内温度は低下します(数十℃以上)。これにより、対ノック性を向上できます。

多く噴射した燃料は、すべて燃え切りません。排ガスがより汚くなり、しかも燃費は大幅に悪化します。

時々、レギュラーガソリンにすると、燃費が悪化したとの記事がありますが、「ガソリン冷却」制御が入っている可能性があります。

現在のエンジンでは、このような燃費悪化の制御は嫌われています。エンジン自体の冷却性を向上したり、直噴化により、筒内を直接冷却することで、より対ノック性を向上すべきですが、このような技術を投入できていないエンジンでは、現在も存在します。旧式のエンジンといえるでしょう。

●最新のエンジンは
例えば日産の新型GT-Rのエンジンは、かなり過給圧をもったターボ・チャージャー付きのエンジンですが、レギュラーガソリンが使用できます。もちろん最高出力は出ませんし、効率も低下します。

最近の流行として、「高性能エンジンだけど、レギュラー使用」というのが増えています。例えば、ホンダのインプレッサやマツダのアテンザです。これは、燃料費高騰により、ハイオク車でもレギュラーを常用しているという実態を調査した結果です。

●エンジン負荷が低い場合
先ほどのURLにも説明しましたが、負荷が低いほど、エンジンの冷却に余裕がありますので、ノックが発生しにくくなります。このためレギュラー使用でも燃費悪化の影響は小さいでしょう。

●国はどう考えているか
長期的にはオクタン価を向上することを考えています。じつは、ガソリンのオクタン価は戦後、少しずつ上昇してきました。これはエンジンの高性能化にしたがって、高いオクタン価が必要になったからです。

●オクタン価と圧縮比と燃費の関係
オクタン価を90→95にあがると、圧縮比を0.35程度高くできます。これにより、エンジンを高圧縮タイプにできれば、燃費は3~4%程度向上します。
オクタン価をあげると、燃費が良くなり、CO2排出量が減るようにおもわれるでしょう。しかし実際は、高オクタン価ガソリンをつくるためにエネルギが必要です。このためCO2排出量は0.2%程度低減します。しかしこの程度では、エンジン改造、石油スタンド改造の費用は捻出できないでしょう。

ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2008.4.6 21:51

この度は 詳しくご回答いただき 大変参考になりました。
ガソリンを混合しても大丈夫ということで 気分的に安心しました。
ほんとに 知恵袋で 聞いてみてよかったです。。

他の皆様もご回答を下さり、ありがとうございました。。

その他の回答 (3件)

  • ノックセンサーがあるので影響は有りませんが

    パワーが落ちますので燃費が悪くなります。


    取り説に書いてありますよ。

  • 最近の車であれば、毎回レギュラーを入れても大丈夫だそうです。昔の車だとノッキングが起こるらしいですが…

  • そんなことで壊れやしません。
    もしそれで壊れるようなことあればメーカーや販売店には毎日クレームの嵐でしょう

    ではハイオク仕様車にレギュラーガソリンで経済的にどうかというと、一説にはパワー不足を補うために余計に踏み込んでしまうために燃料消費が増加云々・・・ でも市街地走行でパワー不足感じないですよね。

    エコマネとか使ってる方の詳細回答を待ちましょうか・・

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