大排気量エンジンとその用途別のチューニングについて。

Question

車初心者同然の女です。
大排気量エンジンは、昨今では3500ccレベルだと軒並み300ps超過していますが、一昔から二昔前(15年前くらい)は、3500ccでも初代ティアナのVQ35DEや4代目レジェンド(KA9)に搭載されたC35Aのように、最高出力を250ps以下に抑えつつも、最大トルクをわずか3000rpm以下で発生させるエンジンがありました。
それらは低速域での余裕を目指した出力特性で運転しやすかったのではと思います(280ps規制撤廃後はレジェンドも300ps超しましたが)。

最近ではスポーツカーや高級セダンといったFR車であれば300ps超過の大排気量エンジンも珍しくなくなりましたが、FFのミニバンやSUVにまで高出力エンジンを搭載するのはなぜでしょうか。
重量の嵩むミニバンやSUVこそ、前述のティアナやレジェンドのような大排気量でも低速で扱いやすいエンジンにしたほうが走りやすいと思うのですが、軒並み280psや300psなどのエンジンを積んでいます。
消費者のイメージ的にインパクトを与えるためなのでしょうか。
となると、重量の嵩むミニバンでも高回転域で280psなどを出させるために低速トルクを犠牲にしているということなのでしょうか。

というのも、友人の女性がアルファード3500に乗っているのですが(旦那さんの車です。彼女はほぼ街乗りしかしてません。山がちの地形です)、この車は力がないの、といつも言ってます。CVTで3500なら、いくら2t超えでもパワーの余裕があるんじゃない？と思ってましたが、そういうこと(カタログスペック重視して低速トルク犠牲)なんでしょうか。
反面、高速では伸びるということでしょうか。

Answer 1

車好き女子！ (･∀･)ｲｲね
おっしゃっることは概ね当てはまる車も多いのでは？ つまり未だに最高馬力アピールって売り方がある、ってこと。まあ、そう言う消費者が沢山いるのだからしゃーない。もっともそう言う消費者を作ってきたのはこの国のメーカー達と車マスコだが。。勿論欧米にだって未だに最高馬力競走はある！！手の届かない代物ばかりだが。

さて一方で、トルク特性をスペック上だけでも気に掛ける知識ある消費者も多い。
また、最近は欧州車に倣って小排気量ターボ、つまりダウンサイジングターボ車の手法をとる日本車も増えた。昔のターボは高回転でのパワー嵩上げの為にあったが、ダウンサイジングターボは大半は低速トルク嵩上げを目的としている。プジョーなどのPSAはフラッグシップカークラスの508などを1.6lターボで悠々と走らせる。

まぁ、世界で最も競争熾烈な業界、世界中が日進月歩ってことで。。。メルツェデスの純正タイヤに韓国ハンコック製が採用される時代ですからなぁぁ。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました。
わたしの考えを当たるとも遠からずと言っていただき、嬉しかったです。

Answer 2

乗ったこと無い人が偉そうに書いてますね。
3500のアルファードはあの重さの車体に対しては普通のエンジンです。セダンに同じエンジンを乗せたら速くてパワーのあるエンジンと感じるかもしれませんが2トンのアルファードに3500のエンジンはカローラに1600エンジン、マーク2に2500エンジンというように特別なパワーではなく車体に見あったエンジンですね。友人さんが全然速くないというのは当然ですね。
あとCVTでなく6速ミッションです。ただCVTの技術がトヨタに技術がないからではありません。パワーのあるエンジン用にCVTを開発しても多段ミッションと比べてメリットがほとんどなくなるからです。

Answer 3

アルファードの3,500ccは７ＡＴないし６ＡＴだったと思います。
トヨタにまだこのクラスのエンジンにＣＶＴを搭載する技術は有りません。

一番は使い回しのエンジンと云う事です。
低回転にトルクをよせると出力が下がります。我が国はレベルが低いので出力ばかり気にします。
レベルの低いユーザーに評価されないなら特にトヨタは絶対にやりません。利益を出す事が第一目的ですから。

まあそのエンジンでもメルセデスと比べると大きく見劣りします。メルセデスが3,500～5,000回転で最大トルクを出しているのに、トヨタは4,400回転で1,000回転もの差が有ります。
更にメルセデスはリーンバーンを採用しており燃費性能でも大きく差をつけられています。
なのにメルセデスは既にこのエンジンを廃盤にしています。まあそのうちまたまたまたwマネをするでしょうね。

ちょっと脱線しましたが、セルシオのＶ８、4,000が0-100㎞/h、8秒台だったのが、この3,500ccは6秒台と大幅にアップしています。
まあアルファードへの採用はオマケ❗と云ったところでしょうか？
松任谷さん曰く3,500ccよりハイブリッドの方が良いそうですよ。

Answer 4

＞扱いやすいエンジンにしたほうが
だからこその大出力エンジンです。

最近のエンジンはエネルギーロスが少ないため、
「最大出力に余裕がある ＝ 低速域ではもっと余裕がある」
という図式が成り立つ製品も増えてきました。
（昔のエンジンは、「最大出力が大きい ＝ 低速域では性能が悪い」というのが当たり前でしたが、それは何十年も前の話です）

なので、最高性能を生かしきれないと分かっていて、あえて役者の勝ちすぎたエンジンを積むんです。