マツダ アクセラセダン 「BM系前期アクセラ」のユーザーレビュー

BM系前期アクセラ

2017.6.27

総評

3年目、初回車検を終えて・・・。
このアクセラの印象は実用性はギリギリにこなし、できる限りカッコよさと趣味性を優先したクルマ。
人馬一体のテーマをマツダの全てのクラス、グレードにおいてそれぞれの車のスポーツ感、運転の楽しさ、車の楽しさを目指している。
「自分たちが走らせて退屈だと思うクルマは絶対につくらない」というコトで手抜きは感じない。
ベースグレードの1.5Lのアクセラだからこそ感じられると思う。
車はただの道具である、広さ優先の実用性重視、という人には向かない。
マツダコネクトは慣れが必要だがナビに多くの機能、スペックを求めなければ現バージョンでは必要最低限で使える。
足周りはやや硬め。
斜め後方の視界は良いとは言えないが慣れる程度。
尻上がりの為、後方はバックカメラ推奨。
燃費はフツー(10～15ｋｍ/L)、コストパフォーマンスは悪くないと思う。

ボディタイプの選択は？？
ハッチバックか？セダンか？
●ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、パワートレーンを絞る。
種類は多いが1.5Lガソリン以外はボディタイプの制約がある。
●実用性に関してはトランク、ハッチゲートの開口の高さで決める、トランク容量はセダンの方が多く、長いモノは載せやすい。
後席を倒した空間はハッチバックの方が大きく使える。後席はどちらも倒せる。
●スタイリングは18インチを履くコトで完成する。
ハッチバックはワゴン→スポーツハッチ
セダンは地味なセダン→スポーツセダン
●アフターパーツはハッチバックが多い
●見た目の好みで？？

満足している点

魂動デザインをベースにエクステリアはカッコ良さげ。ハッチバック、セダンどちらにするか迷ってしまう。
セダンはフロントロングノーズ、リアショートデッキで古臭くないデザイン。
今見ても十分カッコいいと思う。

走行性能は良い。
SKYACTIV-G1.5の高効率エンジンはBMアクセラから初搭載、エンジン音は軽快でトルコン6ATが相性が良く気持ち良く走らせてくれる。
運転が楽しい、ステアリングの反応は素直で車両の感覚はつかみ易いと感じる。
走る、曲がる、止まるをまっとうにこなす。

インテリアは慣れてしまったが質感も悪くはないと思う。
乗り込むとメーターが静かに鼓動しており、ドライバーの手により起動するのを待っている。
メーターは一眼+サイドメーターでイルミはホワイト、シンプルだが機能美的だと思う。(ATなのでタコはあまり気にならないがMTは・・・。)

数値だけでは良し悪しが判断できないと思わせてくれる。

不満な点

高速域でのロードノイズが大きい、雨が降るとトタン屋根、収納が少ない。

マツダコネクトはBMアクセラで初搭載、初期バージョンは中々厳しいモノがあった・・・。
操作体型は悪くないのだが。
マツダコネクトが標準搭載で車の評価の足を引っ張るコト。
車体の大きさの割に広くない室内、
そろそろデザインだけを盾にするのは苦しいか？

トランクの開口の高さがもう少し欲しい。（ハッチバックにしろって感じですが）
セダンでもハッチゲートを採用すれば高さが確保できて実用性の懸念も少しは軽減すると思うが、設計はハッチバックがベースなワケで、昔ながらのトランクにこだわるかどうか・・・。

ナンバーの位置は好みが割れる、アテンザとの差別化がコトの始まりだがもう少し工夫が欲しい・・・。

先代BL系1.5Lに比べ、動力性能は上がっているので悪くはないが燃費は大して変わらない。

デザイン

4

走行性能

3

乗り心地

3

積載性

3

燃費

3

価格

4

故障経験