ハイブリッドのよさを再確認
: 先日乗らせてもらったハイブリッド、
その良さはやはり好燃費が第1でしょう。(以下、「総評」ですが、「長所」を書かせて
2010.11.4
- 総評
- ハイブリッドのよさを再確認
: 先日乗らせてもらったハイブリッド、
その良さはやはり好燃費が第1でしょう。(以下、「総評」ですが、「長所」を書かせてもらいます。)
10・15モードの30㎞/Lというのはよほど気をつけたりしないと出ない値でしょうが、私が行なった短い一般道の試乗でも、燃費計はほぼ22~23㎞/Lを表示し、びっくりさせられました。燃費計の数値は1~2割方割り増されているとしても、エコ運転を意識しないで20㎞/L前後出ていたことになるから、やはり好燃費と言ってもいいと思います。
ここのレビューには1回の試乗でハイブリッド16㎞/L、ガソリン14㎞/Lとして、2㎞/Lしか違わないからハイブリッドなんて買う必要がない、と書いているものがありましたが、ちょっと待ってください。燃費は乗り方によって大きく違ってくるものだから、乗る人によってその差は大きくも小さくもなります。限定的な条件での2㎞/Lという情報を一般化してしまうのはあまりに短絡的すぎるでしょう。この投稿者も別のシチュエーション、例えばガソリンエンジンの苦手でハイブリッドが得意な加減速の多い渋滞路で運転すれば、差が2㎞/Lなんてことはまずないと思います。
プロのライターが混んだ市街地を想定したコースを、ECONをON(OFF)にして繰り返し走ったという文章によると、ハイブリッドは13.1㎞/L(10.7㎞/L)、NAが7.3㎞/L(6.9㎞/L)。確かにモーター走行のみで10㎞以上走行できるストロングハイブリットを持つプリウスと比べると見劣りするが、低速トルクに優れたモーターと運動エネルギーを電気エネルギーに変える回生ブレーキのついたハイブリッドは、特に都会で車を運転する者にとっては重宝するでしょう。
さらにハイブリッドにはガソリンエンジン車にはついていないアイドリングストップ機構もついているから、渋滞時もガソリンの消費をセーブできる。
- 満足している点
- : 第2は快適性。
重さが快適な乗り心地につながる。
重さは加速減速旋回制動など運動性能に対してはマイナスに働く。しかし、こと乗り心地については、重い方が細かい路面の凹凸をいなすので、よくなるといいます。
フィットハイブリッドは前後スタビライザーやブレーキディスクを大径化し、13Gグレード並みのハンドリングと1ランク上の快適性を狙ったと開発者の1人は言っています。
また、ハイブリッドには、各部にインシュレーターや制振材を追加し、ドアガラスまで厚くして、静粛性の向上を図ったそうです。
MC前の4WDだったが、乗り比べをさせてもらったところ、あきらかにハイブリッドの方が静かでした。
さらに、低速域でのモーターアシストは静かで気持ちよい加速をもたらしてくれました。
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- 不満な点
- :
コストパフォーマンス
ハイブリッドが20㎞/L、ガソリン車が16㎞/L走ったとする。年間8000㎞走るとすると、消費ガソリン量の差は100L。120円/Lとすると、年間12000円浮くことになるが、ガソリン代だけでハイブリッド代の元を取ろうとすると、20年近くかかることになってしまう。
しかし、車は燃費だけで選ぶものではない。
突出したアドバンテージとはなり得ないが、快適な静粛性や加速感は1ランク上の車格になりうる。VSAとサイドカーテンエアバッグ両方を装備できるのもハイブリッド(ナビプレミアムセレクション)だけのはずだ。
まとめ
素のフィットにもハイブリッドにもそれぞれ十分な購入価値があると思います。
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- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験