アウディ A1 のみんなの質問

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オーバーステアの車の挙動についての質問です。
車のステア特性がオーバーステアの場合、コーナリング中に緩減速すると外に膨らむのでしょうか?

アンダーステアの車でコーナリング中に緩減速すると内側にいくのは体験できるのですが、オーバーステアの車に乗る機会がないので気になって質問しました。

興味本位の質問であり、思考実験はできても、現実での確認ができそうにない内容です。
自動車工学関係の仕事などで体験したことのある方がいれば教えていただきたいです。


誤解なきよう明記しておきます。
ここで言うステア特性は、自動車工学におけるステア特性のことです。
R/R0またはスタビリティファクターkによって
R/R0>1, k>0: アンダーステア
R/R0=1, k=0: ニュートラルステア
R/R0<1, k<0: オーバーステア
と表現されるものを指しています。

ステア特性の測定法を見る限り加速しながら測るようですが、可逆性があるならば減速しながら測っても同じ結果が得られます。
測定する上では、停車状態から始める方が合理的なので、加速側のみでしか測らないのでしょうが。


ステア特性の参考URL
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A2%E7%89%B9%E6%80%A7
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC

補足

質問内容が分かりにくいのに回答してくださった方、ありがとうございます。 きちんとした回答があって、ほっとしています。 分かりにくいので補足します。 オーバーステアの車の定義が、等速かつステアリング舵角一定の定常円旋回から 「緩加速すると旋回半径が小さくなる」 なので逆の 「緩減速すると旋回半径が大きくなる」 は、成立するのか が知りたいと思っています。 したがって「コーナリング中に緩減速」の緩減速は、荷重移動がおきるほどの減速ではなく、 10秒かけて20 km/hも落ちないくらいの 減速Gを殆ど感じないかなりゆっくりとした減速という意味です。 あまり堅苦しく色々と書くと、 長くなりすぎるかと思い書きませんでしたが かえって分かりにくくなり申し訳ありません。

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

そのとおりです。
オーバーステアの車で、
等速かつステアリング舵角一定の定常円旋回から
「緩減速すると旋回半径が大きくなる」は成立します。

ただし
定常円で、かつ前後の荷重移動を伴わない状態、に限定した話です。
つまり一定の遠心力が主体で、ヨーの影響を最小限にした状態。

実際のコーナリングのときは
・定常円とはかけ離れた曲率変化
・前後左右の荷重変化
・左右の荷重変化およびトラクション変化
によって、ヨーモーメントが刻々と変化するので
あてはまらなくなります。

オーバーに設定した車の動きって、こんな感じでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=hKigTFj4j7M

定常円しかあてはまらないとはいえ、そうなってる所もあります。
ちなみに、こういう車は安定走行できる速度に限界があるので
高速コースには向いていないはずです。
動画のタイトル、なんかトンチンカンですね。



なお、世間一般に言う
『オーバーステアでテールが出た』『アンダーで刺さった』
というのは、工学的なステア特性を意味するのではなく
ヨーモーメントを掛け過ぎた、足りなかった、という意味で

アンダーステア、オーバーステアの間違った使い方なのですが、
今更どうにもならないくらい浸透しています。
慣用表現として理解できていればいいのですが
真に受けてステア特性を調節しにいく人がいます。


また、工学的ステア特性の定義ですが
定常円旋回で『加速』したときの『軌道変化』
という定義は誤解を生むことが多いです。
荷重変化もトラクション変化もゼロにはなりえないので
厳密に定義しようとすると苦しい説明になります。

一定速度V1の旋回から『増速』して、一定速度V2にして
『一定の円周軌道を維持』する場合の『舵角変化』
と考えた方が誤解はされにくいです。
緩加速とか緩増速とか、10秒かけて云々、の話も要りません。

質問者からのお礼コメント

2017.9.16 21:14

簡潔な回答と実情の話、共に分かりやすいので
ベストアンサーとさせていただきます。

その他の回答 (3件)

  • 減速コーナリング制御はABSの設定次第
    国産はアンダーステアのまま止まる
    欧州は前が外に出ないようにハーフスピンを許容する

  • オーバーステアはアクセルONだけで起こりうる物ではないですよね

    ブレーキングでもオーバーステアは起こります

    タックインを起こすFFでもブレーキングでリアをスライドさせることが出来ます


    後輪駆動車でもタックインに近い感じを起こすことはあります
    特に1WAYのデフを入れていると体感しやすい
    プッシングアンダーが解消されるので

  • 実車の経験則でいくと・・・
    昔のT車のMR車両 高速コーナー出口で加速しようとすると内側へ向くけど車体自体は外へ膨らむ、アクセルを緩めるとラインは内側へ入っていくが車体の向きは外に向く(結果ハンドルを切り足す)という状態になってました。

    難しい話は分かりませんが、加減速度や重心位置や重心高や勾配、加減速による回転中心の移動などイロイロな要素があるのでしょうね。

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