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約145万円で「買える」! ダイハツ「タント」がスゴい! “めちゃデカ”スライドドア×広々室内にビックリ! 元祖「軽スーパーハイトワゴン」最安グレードの実力とは

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約145万円で「買える」! ダイハツ「タント」がスゴい! “めちゃデカ”スライドドア×広々室内にビックリ! 元祖「軽スーパーハイトワゴン」最安グレードの実力とは

■軽スーパーハイトワゴンのパイオニアには他社にない「スゴい仕様」があった!

今では軽乗用車の主流となった「スーパーハイトワゴン」カテゴリーのパイオニアといえば、2003年に誕生したダイハツタント」です。

その後多くのライバルメーカーが市場参入するなか、4代目となった現行型は約145万円という他社にはない「最安グレード」を用意し対抗しています。どのような仕様なのでしょうか。

【画像】超カッコいい! ダイハツ「タント“最安”グレード」を画像で見る(30枚以上)

2019年に発売された現行型タントは、ダイハツの新しい「DNGA」プラットフォームを採用し、初代から続く室内空間と使い勝手を保ちつつ、より剛性が高く操縦安定性に優れたモデルとなりました。

また、2代目より採用するタントオリジナルの機構である、センターピラーをドア内に組み込み大開口を実現した「ミラクルオープンドア」を採用しています。

子どもや高齢者が乗降する際の利便性と安全性が向上し、ベビーカーを折りたたまずに積み込むこともできるなど、高い利便性を実現しました。

そんな使い勝手に優れるタントは、ダイハツのクルマ作りの考え方「良品廉価」に基づいた、買いやすい価格設定をしています。

タントの新車価格(消費税込み、以下同)は145万2000円からとなっており、ライバル車と比較して最も安い価格帯となっています。

ちなみにライバルメーカーでは、ホンダN-BOX」は168万9600円から、スズキスペーシア」は153万100円から、日産ルークス」は163万7900円から、三菱eKスペース」は158万700円からとなっており、8万円から23万円ほどの価格差があります。

そんなタントですが、ラインナップのうち約145万円のモデルは「L(eco IDLE非装着車)」グレードです。

上級グレードに対し、エクステリアやインテリアの加飾こそ省かれていますが、衝突回避支援・認識支援機能をもつ先進安全技術「スマートアシスト」は同様に装備されています。

またeco IDLE(エコアイドル)非装着車とあるように、アイドリングストップを非装着としたモデルで、カタログ燃費は20.1km/L。

通常モデルの22.7km/L(ともにWLTCモード燃費)に対し差が出ますが、装着する通常のLグレードは価格も3万3000円アップします。

外観上の最も大きな違いは、左右ヘッドライトの間のグリルで、Lはボディ同色、他のグレードではピアノブラックとなっています。

快適装備では、後席電動スライドドア(一部グレードでメーカーオプション)、ドアの開閉を楽にする後席スライドドア・助手席ドアのイージークローザー、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールドがLグレードでは装備されていません。

これらの装備の省略は車両価格を抑えることに大きく貢献していますが、子どもや高齢者を乗降ことが多い場合は、電動スライドドアがないと不便に感じるかもしれません。

後席(助手席側)電動スライドドアが標準装備される「X」(2WD)の新車価格は、Lの13万2000円高となる158万4000円です。

ちなみにXの場合、右側電動スライドドアは5万5000円オプション装着できます(合計163万9000円)が、そうなるとLより18万7000円高くなります。

このほかUSB充電ポート、格納式リアドアサンシェード、運転席・助手席のバニティーミラー、格納式シートバックテーブル、液晶カラーマルチインフォメーションディスプレイ、全面UV&IVカットガラス(Lグレードは全面UVカットガラス)などが他グレードには標準装備されているのに対し、Lグレードでは省略されています。

こうした装備の違いを比較すると、徹底してコストダウンを図ったことがわかります。

いっぽうで前述のスマートアシストのほか、ブラインドスポットモニターといった安全装備はしっかりと装備されており、基本性能の高さは維持するという「良品廉価」の考え方が、エントリーグレードにもしっかりと反映されています。

装備がシンプルなタント「L」グレードでも、用途によっては十分に実用的な選択肢となるのではないでしょうか。

※ ※ ※

ダイハツでは、タントの福祉車両「フレンドシップシリーズ」をラインナップしています。

同社は軽福祉車両のカテゴリーにおいて46%というトップのシェアを誇っており、そのうちタントは81%を占めています。

助手席のシートが回転する「ウェルカムターンシート」、さらにシートが昇降する「ウェルカムシートリフト」、リアにスロープを備え車いすに人が乗ったまま直接載せることができる「スローパー」などがあります。

各グレードごとに設定がありますが、Lグレードをベースにしたスローバーもあり、その価格は165万5000円(消費税非課税)。こちらはeco IDLE(アイドリングストップ)が標準装備されたモデルです。

ベース車同様に廉価な設定を維持しており、福祉施設のほか個人ユーザーなどからも支持されているようです。

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