■ミニバン競争、2020年2月は日産「セレナ」に軍配!
昨今はSUVブームといわれており、各メーカーからさまざまなモデルが登場しています。その一方で、新車販売台数ランキングを見ると、SUVに負けず劣らずミニバンの人気が高いことがわかります。
日産「セレナe-POWER」の実燃費は? 徹底的にいろいろな状況を走って計測してみた
ミニバンのなかでも、熾烈なライバル競争を繰り広げているのが日産「セレナ」とトヨタ「シエンタ」です。セレナはミドルサイズ、シエンタはコンパクトと、ボディサイズはひと回り違いますが、両車は販売台数で競い合っています。
日本自動車販売協会連合会が発表した新車販売ランキングでは、2018年1月から12月の年間ランキングはセレナが9万9865台で全体の4位、シエンタが9万4048台で5位。
さらに、2019年上半期(1月から6月)は、セレナが5万3662台で全体の4位、シエンタが5万926台で5位と迫ってきていましたが、7月以降にシエンタがセレナの台数を抜いたため、2019年1月から12月の年間新車販売ランキングでは、シエンタが11万880台で全体の3位、セレナが9万2956で6位と、シミニバン首位はシエンタが獲得しました。
セレナは2019年8月にマイナーチェンジを受け、フロントグリルのデザインを一新。とくにエアロ仕様の「ハイウェイスター」は、ダブルVモーショーングリルにクロームをちりばめたグリルパターンなどにより、押し出し感の強いフロントマスクに変更されました。
当初はこのデザインが不評だったことから販売台数を落とし、ミニバン年間王者をシエンタに奪われたのです。
2020年の状況では、1月の販売台数はシエンタが6831台、セレナが6781台とその差はわずか50台、2月はシエンタが8266台に対してセレナが8647台と、単月ではあるものの、再びセレナがミニバン首位の座に返り咲きました。
セレナの販売が回復傾向である理由について、日産は次のようにいいます。
「マイナーチェンジ後のデザインについて、一部のお客さまからは『他社のミニバンみたいに威圧的になった』と不評だったのですが、最近では『見慣れた』という声もいただいています。
そのためマイナーチェンジ後のセレナを敬遠されたお客さまが、購入したということも考えられます。
セレナは、『e-POWER』や『プロパイロット』などが好評な加え、マイナーチェンジでは、安全面においても360度の安全を提供する『全方位運転支援システム』が全車標準設定されました。安全性が向上したことも、販売が回復してきた要因だといえます」
セレナは、コンパクトカーの「ノート」に次ぐ日産の売れ筋車種で、とくにe-POWERが追加されてから販売が好調です。その一方、セレナ人気は、現在の日産の車種ラインナップとも関係していると思われます。
日産には、シエンタに相当するコンパクトミニバンはラインナップされていません。また、トヨタのLサイズミニバン「アルファード」も不動の人気を誇っていますが、日産でアルファードに対抗できるのは「エルグランド」であるものの、10年を迎えるモデルとあって設計の古さは否めません。
そうなると、日産でミニバンを購入するとなるとセレナ以外の選択肢がなく、セレナに販売が集中することになります。
コンパクトカーはノート、SUVは「エクストレイル」というように、各カテゴリに「売れるモデル」が存在しています。
コンパクトカーは「マーチ」がありますが、一時的にランナップから外れるという話があります。またSUVは、エクストレイルよりコンパクトな「ジューク」もラインナップされていますが、欧州で発表された次期モデルは日本に導入されないといわれています。
こうした状況のなか、販売店が「売れるモデル」に注力したことで、セレナの販売台数増加につながったといえそうです。
※ ※ ※
日産の売れ筋車種として頭角を現しているのが、電気自動車の「リーフ」です。
たいていのクルマにはライバル車が存在しているものですが、そもそも電気自動車のラインナップはまだ少なく、リーフのライバルはいません。
2020年2月のリーフの販売台数は2981台で全体では27位ですが、電気自動車では当然ナンバー1です。同月に関しては、2580台のエクストレイルよりも売れているのです。
また新型車として、2020年にコンパクトSUV「キックス」の投入や、2021年にはエクストレイルのフルモデルチェンジが予定されていますが、両車に「e-POWER」が搭載されれば人気が高まることが期待されます。
リーフはもちろん、「e-POWER」を搭載するセレナやノートが好調なことからもわかるように、電動パワートレインが日産の強みとなっているようです。
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ギミックの追加だけで売れ続けるのはメーカーとしても有り難い存在