■2019年のカテゴリー別人気車種は?
2020年1月9日に、日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会から、2019年の登録車と軽自動車の乗用車車名別販売台数ランキングが発表されました。
不人気にもほどがある!? ビックリするほど売れていない軽自動車5選
2019年といえば10月1日に消費税が8%から10%に引き上げられ、10月の販売台数は多くの車種で落ち込む事態となります。
その後は徐々にですが回復傾向にあり、令和元年の終わりを迎えましたが、2019年の各カテゴリーで人気を獲得したのはどの車種だったのでしょうか。
そこで、5つのカテゴリー別で、もっとも売れたクルマを紹介します。
●登録車 1位 トヨタ「プリウス」12万5587台
登録車の販売台数総合1位に輝いたのはハイブリッド専用車のトヨタ「プリウス」です。現行モデルは2015年12月に発売された4代目となります。
2018年の販売台数が落ち込んだためランキングは3位でしたが、同年12月にフロントフェイスとテールランプまわりのデザインを大きく変更するというマイナーチェンジがおこなわれました。
その結果、2019年4月から7月は月間でトップをキープするなど、好調なセールスを記録し、年間販売台数トップに返り咲きます。
また、マイナーチェンジで燃費が若干下がりましたが、それでも39km/L(JC08モード:Eグレード)と、現行車では未だトップに君臨。
さらに、先進安全機能の充実と、トヨタスマートセンターと通信でつながるコネクテッドカーに進化したことも話題となりました。
●コンパクトカー 1位 日産「ノート」11万8472台
コンパクトカーの1位は日産「ノート」で、総合でも2位にランクイン。現行モデルは2012年9月に発売された2代目になります。
2018年は「セレナ」とともに大ヒットを記録して総合1位に輝きましたが、2019年は10月以降の落ち込みが大きく、総合1位はプリウスに奪還されてしまいました。
ノートの販売好調の原動力といえば「e-POWER」で、2016年11月に追加ラインナップ。e-POWERはエンジンが発電のみに使用され、走行はモーターでおこなうというシリーズハイブリッドです。
燃費は37.2km/L(JC08モード:e-POWER Sグレード)と優秀ですが、さらにゼロ発進から最大トルクを発揮するモーターの特性を生かし、最高出力109馬力のスペック以上の加速力があります。
また、e-POWERとガソリン車の両方に、スポーティにチューニングされた「NISMO」グレードが設定され、使い勝手の良いコンパクトカーでありながら、スポーツドライビングも楽しめるという、魅力あるラインナップもノートの強みです。
●ミニバン 1位 トヨタ「シエンタ」11万880台
ミニバン1位はコンパクトサイズのトヨタ「シエンタ」です。2018年は前述のセレナがe-POWERの追加によって好調なセールスだったため、シエンタは僅差で負けてしまいましたが、2019年は1万8000台近い大差で勝利しています。
現行モデルは2015年に発売された2代目で、全車3列シートのハイブリッドとガソリン車をラインナップ。カラーリングやスタイル、5ナンバーサイズのちょうど良い大きさが好評で、デビュー時には1か月で約4万9000台もの受注がありました。
2018年9月のマイナーチェンジではユーザーからのリクエストに応え、2列シートの「FUNBASE」グレードを追加。アウトドアや車中泊を楽しむのに最適なモデルといえます。
2019年8月と9月には、ミニバンとして初めて月間販売台数1位を獲得したことも、大いに話題となりました。
■SUVと軽自動車は、あのメーカーが強かった!
●SUV 1位 ホンダ「ヴェゼル」5万5886台
現在、人気沸騰中のSUVのなかで1位はホンダ「ヴェゼル」でした。2位はトヨタ「C-HR」で5万5677台と、わずか200台ほどの僅差でした。
ヴェゼルは2013年12月に発売されたコンパクトSUVで、多くの国で販売されている世界戦略車です。
パワーユニットはガソリンが1.5リッターの自然吸気とターボ、1.5リッターエンジン+モーターのハイブリッドがあり、グレード別で4WDも用意され、さまざまな使用状況に対応しています。
メカニズムやスタイルは目新しくありませんが、2016年モデルから先進安全技術が充実し、室内が広く使い勝手も良いため、ヒットにつながったと考えられます。
デビューから丸6年が経過して、通常ならば商品力が低下しているはずですが、今回、C-HRから1位を奪ったのは見事です。
しかし、2019年4月に日本市場で復活したトヨタ「RAV4」が大ヒット中で、2019年は5万3965台を販売。また、同年11月に発売されたトヨタ「ライズ」、ダイハツ「ロッキー」の売れ行きも好調ですから、2020年はヴェゼルにとって厳しい状況となるのは間違いないでしょう。
●軽自動車 1位 ホンダ「N-BOX」25万3500台
軽自動車のトップはホンダ「N-BOX」で、25万3500台と2019年に日本で一番売れたクルマです。これで、N-BOXは新車販売台数においては3年連続、軽4輪車新車販売台数においては5年連続の首位獲得となります。
現行モデルは2017年9月に発売された2代目ですが、初代から販売が好調だったため、外観のデザインはキープコンセプトとされました。
2代目N-BOXは使い勝手と乗り心地、走行性能や環境性能、安全性能のどれもが初代よりも向上しており、次々と登場するライバルが追いつけない状況が続いています。
実際に、2019年の2位はスズキ「スペーシア」ですが、販売台数は16万6389台とN-BOXよりも8万7111台も下回っているのです。
2020年も新型軽自動車が発売されると予想しますが、まだまだN-BOXの天下が続きそうな勢いです。
※ ※ ※
2019年は、多くの国内メーカーが前年を下まわる販売状況で、消費税増税の影響も原因のひとつと思われます。
また、中東の問題が勃発してしまったことで、しばらくはガソリン価格の高騰も避けられない状況です。
現在、日本の自動車市場を取り巻く状況は決して良いとはいえませんが、こういう時だからこそ、燃費が良く維持費が安いクルマにこそ、勝機があるということでしょう。
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みんなのコメント
少なくともネームバリューが効いてくるジャンルだし、既に出来上がったN-BOXの牙城を崩せるかどうか。
一部では衝突軽減ブレーキの性能比較で2年後発なのにN-BOXより劣っているとも。