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【軽スーパーハイトワゴン】人気のタントとそのライバルたちの相場を比較してみた

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【軽スーパーハイトワゴン】人気のタントとそのライバルたちの相場を比較してみた

中古車購入ガイド [2022.11.11 UP]


【軽スーパーハイトワゴン】人気のタントとそのライバルたちの相場を比較してみた
 1700mmを超える全高とスライドドアを組み合わせ、広大な室内空間を実現するスーパーハイトワゴンは、今では軽自動車のメインストリームとなっている。ダイハツ タントが先鞭をつけたこのジャンルも、今では多くのメーカーが参入し、群雄割拠の時代に入った。今回は、軽スーパーハイトワゴンの人気モデルに注目し、中古車相場を比較してみたい。

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軽スーパーハイトワゴンってどんなクルマ?
 2003年に登場したダイハツ タントは、1725mmという全高を持ち、子どもであれば室内で立てるほどの広さが売りの軽自動車である。それ以前の軽自動車といえば、ワゴンRやムーヴが売れ筋のモデルだったが、かつての常識を覆すようなパッケージが消費者のニーズを掴んだ。また、スライドドアを導入して乗降性を高めたのも、スーパーハイトワゴンの大きな特徴となる。ダイハツ タントの大ヒットを受け、スズキ パレット、ホンダ N-BOXなど、各メーカーが次々とニューモデルを送り出し、いまでは軽自動車の主力ジャンルとなっている。


ダイハツ タント(LA650S/LA660S)
 2003年にデビューした軽スーパーハイトワゴンの先駆けモデルがタント。2007年に発売された2代目では、センターピラーレスのスライドドア「ミラクルオープンドア」を採用。2013年に登場した3代目は、助手席側に加えて運転席側もスライドドアとするなど、モデルチェンジを重ねるごとに使いやすくなっている。今回紹介する4代目が発売されたのは、2019年7月。従来のミラクルオープンドアを活かした「ミラクルウォークスルーパッケージ」を採用したのがトピック。また次世代のスマートアシストを導入し、全グレードに設定。実用性と安全性を大きく向上し、このジャンルを牽引する完成度を誇る。

 中古車市場を見ると、物件数は極めて多い。スタンダードな「タント」と、存在感のあるデザインが特徴の「タントカスタム」が存在するが、後者のほうが物件は多い。中古車平均価格は、タントが111万円、タントカスタムが140万円。新しいモデルゆえ大きな値落ちは見られず、100万円以下の個体は修復歴ありが中心。最低でも100万円台前半の予算は確保しておきたい。


スズキ スペーシア(MK33V/53S)
 パレットの後継モデルとして2013年に登場したスズキ スペーシアは、ダイハツ タントのライバル関係にあるモデル。パレットの両側スライドドアを踏襲しつつ、スポーティでモダンな内外装が特徴である。2017年にはフルモデルチェンジを受けて2代目が登場。エクステリアは、四角いフォルムを組み合わせながら、角を丸めた親しみやすいデザインが大きな特徴。一方、スペーシアカスタムは標準のスペーシアから意匠を大きく変更し、存在感のあるデザインが見どころとなっている。全高は1785mmと、タントよりも大きく広々としたキャビンを実現。2018年12月には、クロスオーバー風の装いが特徴の新モデル、スペーシアギアも追加されるなど、多彩なバリエーションも魅力となっている。

 中古車は、現行型タントよりも少ないが、それでも非常に多くの物件が流通している。スペーシア、スペーシアカスタム、スペーシアギアの3バリエーションのなかで、最も多いのがベーシックなスペーシア。中古車平均価格は、順に133万円、165万円、166万円とやや高め。予算オーバーであれば、50万円以下から探せる先代モデルに目を向けるのもありだ。


日産 ルークス(B40系)
 日産にも軽スーパーハイトワゴンが存在する。その名も「ルークス」。もともとはスズキ パレットのOEM車だったが、2013年に登場した2代目は三菱とのアライアンスで生まれた「デイズルークス」として販売された。2020年にはフルモデルチェンジを受け、「ルークス」の名称でデビュー。1475mmの全高はスズキ スペーシアと同じで、両側スライドドアを採用している。タントやスペーシアと同様、カスタムモデルとして「ハイウェイスター」も設定。さらに、運転支援システム「プロパイロット」を導入するなど、先進技術が取り入れられたのも話題となった。

 登場してからそれほど時間が経っていないため、中古車物件はそれほど多くない。平均価格は標準のルークスが133万円、ルークスハイウェイスターが180万円と、価格に幅があるので注意。物件数はハイウェイスターのほうが豊富だ。なお、兄弟車として三菱 eKスペースが存在するが、こちらはさらに物件が少ない。中古車平均価格は、日産 ルークスと同程度なので、好みで選んでもよいだろう。


ホンダ N-BOX(JF3/4)
 2011年に登場したホンダ N-BOXは、軽スーパーハイトワゴン市場の勢力図を塗り替える人気モデル。シンプルな内外装ながら、ホンダが培ってきたセンタータンクレイアウトを採用し、ライバルをしのぐ広大な室内空間を実現している。2017年にはモデルチェンジを受けて2代目となった。LEDヘッドライトの採用や、ボディの高剛性化を行うことで、見た目も走りも軽自動車の枠を超えた高い質感を身につけている。全高は、軽スーパーハイトワゴンのなかでも特に大きく、1790mm(2WD)に達する。それゆえ広さもトップクラスで、室内空間の広さにこだわるなら優先的に選びたいモデルといえるだろう。

 中古車平均価格は、N-BOXが134万円、N-BOXカスタムが162万円と、ライバルのタントと比べてやや高め。どちらも豊富な物件が魅力で、好みのグレードを自由に選ぶことができる。

※中古車平均価格は2022年11月時点のデータ。


まとめ
 軽自動車の人気ジャンルであるスーパーハイトワゴンは、単身からファミリーまで幅広く使えるクルマである。特に現行型の多くに先進安全装備が盛り込まれるなど、安心して乗れるのも魅力だ。ただし、人気車ゆえ中古車相場は高値をキープし、お買い得感はそれほど高くない。価格にこだわるなら、ひとつ前の世代のモデルも視野に入れた選択もありである。

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みんなのコメント

38件
  • なんかネットの記事にはダイハツびいきのことが多いような気がするのですが、気のせいでしょうか?
    ダイハツからお金をもらっているのであれば「広告記事」と記載した方がいいと思いますよ。
  • ダイハツへのヨイショが気持ち悪い記事
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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