フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) 「「存在するものは合理的である」というヘー...」のユーザーレビュー

「存在するものは合理的である」というヘー...

2007.5.1

総評

「存在するものは合理的である」というヘーゲル的世界を体現する傑作小型車も代を重ねて随分変わった．GOLF II, GOLF IIIとそれぞれ10万キロ以上乗り続けて、途中Passat B5に移ったが、昨年1月になじみのGOLF Vに戻った．時代は合理性だけではなく、快適性や環境性能、安全性にも配慮することを求めており、そのせいか随分大きく複雑になってしまった．でも、取り回しが良く、実用的なユーティリティーとしっかりとした足回り・ハンドリングは変わらない．昨年末帰省のため家族4人で700キロを走ったが途中1回の休憩だけで特に疲れは感じなかった．この時の燃費は15.2キロだった．これがゴルフである．

満足している点

3ナンバーになってしまったとはいえ、取り回しの良いボディに大人四人と帰省の荷物を飲み込む優れたパッケージング．エンジンは最小の１．６Lだが、高速道も含め「通常の」走行パターンではそれほど動力不足は意識せず．新しい直噴エンジンは、高出力と高燃費を両立させ、実用エンジンとして大きな技術的進歩．4000回転以上回しても以前のVWエンジンのような不快感は無い(快感もないが)．日本が誇るアイシン製の6速ATはエンジンの非力さを美味くカバーしている．町乗り中心でも12km/L前後と高燃費．足回りはGOLF II, GOLF III（IVは知らない)より随分高級な味に変わった．依然止まり、曲がる点では信頼感高い．電制も含め高度な安全性能．

不満な点

スポンジーなフィーリングのブレーキ（パサートB6とはかなり違う)．特に冷間時低速でゴロゴロと耳に付くエンジン音（距離を重ねるにつれ低減してきたが）．ハイオク仕様のエンジン（高圧縮比の直噴だからしょうがないか？）．段差通過時に直接的な突き上げを感じさせる足回り．

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験