1年2ヶ月、28000km走行
Golf6、GTI、1年2ヶ月で28,300kmの走行です。1年点検を終えました。故障はまったくありません。
この車は
2013.4.25
- 総評
- 1年2ヶ月、28000km走行
Golf6、GTI、1年2ヶ月で28,300kmの走行です。1年点検を終えました。故障はまったくありません。
この車は、服装で言うとスポーツなど動きにフィットしたカジュアル服と同じカテゴリの車だと思います。つっかけやサンダル履きの普段服のような車とも違い、高級ウールで仕立てた素敵なスーツとも違う、そんな感じの車です。
【高速道路走行】
高速道路にて400kmから1300kmを走ることが多く、安定性を実感しています。週に1、2度程度の200km走行、2ヶ月に3回程度の700km~1300km高速走行をします。燃費は、先の4月の高速道路運転で16.6km/Lを記録しました。80km/h程度の低速運転ではなくストレスない走りでの実測です。春先でエアコン負荷がなく道路も空いていて、休憩の少ない連続4時間走行とは言え、18インチのワイドトレッドタイヤでのこの燃費は優秀です。
ちなみに燃費は、今までの実力で、都内では、8km/L~10.5km/L、郊外で10km/L~12km/L、高速道路で12km/L~14km/Lです。
【山道走行】
パドルシフトが威力を発揮しています。カーブの曲がり具合と坂の度合いに応じて適切なギアをパドルで入れています。常時最適なトルクが出るようにギアを瞬時に変えることができるので、楽しい走行ができます。下り坂もエンジンブレーキにより頻繁なブレーキ操作無しで、パドルシフトの運転をしています。ターボは1,500rpmから効くので、それを目安に絶えずギア選択をしています。
【DSG】
DSGは軽快に動作し、ドライビングを楽しませてくれています。電磁クラッチによるギア噛み合いトランスミッションなので、それを理解して性能を十分に引き出すようにしています。ギア噛み合い駆動は、ダイレクト感がありストレスがありません。エンジンの回転と出力を素直にタイヤに伝えてくれます。反面、バックでの車庫入れなどは、車におまかせの半クラッチ操作になるのでオイル式のトルクコンバータに比べるとトルク変動が強く出ます。うまく折り合いをつけながらそろそろと車を後退させてます。
信号待ちで停車をさせている場合、ブレーキペダルに軽く足を乗せているだけでクラッチを切ってくれるため、不用意に前に出ようとするクリープがなくとても楽です。疲れて運転している時のあのクリープはとても嫌なものです。
- 満足している点
- 【ステアリング】
ステアリングは、重さも切れ味も今まで乗って来た車の中で出色です。ステアリングのアソビが少なく素直にステアリングを切ることができます。高速走行での直進安定性は、今までで随一です。軽くハンドルを握っていても安心して高速運転できるので疲れません。重さも感性に訴えるものがあり、運転する気持ちよさを提供してくれます。
【ターボ付直噴エンジン】
力があるな、と感じるのは坂道です。旧東名高速道路上りの牧の原ポイントや、小田原から足柄に向かう下り道路は、アクセルを強めにしないと気持ちよく走らず加速も思うままにまかせない所ですが、この車は息も切らずに加速して行きます。
【アクセルワーク】
アクセルがとても軽くレスポンスが良いので、高速道路でアクセルを踏んでいても疲れません。レンタカーで借りる多くの車はアクセルが重く、一日乗ると足が疲れます。この車は4時間の連続高速運転でも疲れはありません。シートの作りも良いのでしょうけれど、アクセルが軽く、必要に応じてオートクルーズができるので足が疲れません。夏場は背中とお尻から腿裏側にかけてびっしょり汗をかき、皮膚が真っ赤になっていたのが、オートクルーズにより足と背中を自由に動かすことができ、蒸れがほぼ解消されました。
【サスペンション】
サスペンションの具合がとても良く、ストロークも十分に深くある感じを受けています。回頭性もよく、このスピードで回ると膨らむかな?と思いながらステアリングを切ってもグイグイと地面に食らいついて回っていってくれます。これはDCC付きの18インチタイヤを履いているかもせいかも知れません。また、ESCの作りこみの良さも影響しているかもしれません。
【騒音】
100km/h程度までの巡行ではまったく問題になりません。窓ガラスを含めた遮音構造の影響が大きいかもしれません。ただし、加速時にはターボ独特の音が車内に響きます。私はこの味付けは、年のせいか好きではありません。
【塗装】
塗装仕上がりは上出来です。町中で見かけるVW車はみんなオシャレで、10年前の車でも塗装の質がよく新車のような雰囲気を感じます。ああいうオーナーはオシャレだなぁと思います。VW車の塗装が上質なのだと思います。デザインも強気に押し出すアバンギャルドなものではなく、落ち着いた感じで好感がもてます。
- 不満な点
- 【バイキセノンランプ】
ヘッドランプの明るさは秀逸です。絶えずレベリング調整(ライトが上向きにならないように)しているのがよくわかります。コーナーを曲がって行くときもヘッドランプが曲がる方向に向いてくれます。ハイビームは、とても明るく、田舎道を走るときは安心です。
【カーナビゲーション】
ディーラーオプションのPanasonic製カーナビを装備しています。携帯電話をbluetoothで接続して使っています。タッチパネル操作は、洗練されていません。私の手が乾いているせいかうまく反応せず、拡大縮小も思うに任せません。iPhoneなどのスマホのタッチパネルの操作感覚があまりに秀逸で、それに慣れてしまっているせいかカーナビに対して辛口になります。ただ、世の中に出回っているカーナビに比べれば秀逸なところがたくさんあり好みの部類にはいります。
【エンジンオイル】
最高グレードの合成オイルが推奨であり、直噴エンジンのせいか消費が早めです。3000km走行をメドにオイルをチェックし、足りない分を補充しています。全交換は15,000kmまで必要ないということでした。ヨーロッパでは、25,000kmをメドに全交換するようですが、日本は渋滞が多いので早めの交換設定となっているようです。私は11ヶ月目の19,000km走行時に全交換をしました。
【エアコン】
夏でも冬でもうまく折り合いがつきません。夏は寒すぎて、冬はあまり暖かくなりません。温度設定ダイアルが外気温度と連動しているようで、日本の車のように不動ではないようです。エアコンダクトが後部座席まで配置されているのは秀逸です。冬の寒いドイツの生まれだからきっと快適な暖房設定はあるだろうと思いますが、まだダメです。
【Autoワイパー】
Auto機能は3種類セットできるので、雨の量に合わせて設定しています。慣れにより間欠ワイパーよりもタイムリーに拭いてくれるようになりました。50回に1度程度の割合でとんでもない動作をします。
【Autoライト】
早めの点灯はドイツ車の伝統のようです。私はあまりこれが好きではないので手動でライト点灯をしています。ヘッドライト点灯は燃費にも影響します。安全と経済性を念頭に点灯タイミングをはかっていますが、Auto機能は、私のスタイルには合いません。スイッチの順番も私の好みではありません。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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