フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) 「GTIの進化に感激して思わず購入 書き込みにも登場する、友人にそそのかされてＴＳＩを予約していましたが、何度も試乗してみた結果、ＧＴＩのゆとりと重厚さ」のユーザーレビュー

GTIの進化に感激して思わず購入 書き込みにも登場する、友人にそそのかされてＴＳＩを予約していましたが、何度も試乗してみた結果、ＧＴＩのゆとりと重厚さ

2007.3.25

総評

GTIの進化に感激して思わず購入
書き込みにも登場する、友人にそそのかされてＴＳＩを予約していましたが、何度も試乗してみた結果、ＧＴＩのゆとりと重厚さが気に入り、ＧＴＩに切り替えました。ＴＳＩは他にも予約が多いので、そちらに回してくれるそうです。
ＧＯＬＦⅣと比較するのは妥当ではないと思いますが、足回りが固いとされるＧＴＩでさえ、先代よりはるかにしなやかで、しっとりした重厚なサスになっています。しかも、首都高など比較的タイトな高速コーナーでの安定感は隔世の感ありといったところです。ステアの正確さは上々で、山道でも思い通りのラインを自然に描いて走れます。
ＧＯＬＦは登場から毎年、改良が加えられているのが伝統ですが、Ⅴも親戚が買った初期のＧＬＩと比べても、足の固いはずのＧＴＩの方が乗り心地がよい感じがします。親戚も、マイナーでＴＳＩのマイルド版がＧＬＩの後継に搭載されたら乗り換えると、ＧＴＩを実家の裏山で乗って決意しました。
オリジナルＧＯＬＦらしい軽快さとバランスのＧＴ　ＴＳＩ、重厚ささえ手に入れて、まさにグランドツーリングカーのＧＴＩとどちらも素晴らしい出来です。これにマイルド版ＴＳＩが加われば、クラス世界最強のライナップが実現するでしょう。特にＧＴＩとＴＳＩはコストパフォーマンスも驚くほど高いと思います。

満足している点

ライバルとなるような国産車や欧州車はほとんど試乗していますが、乗り心地とハンドリングのバランスは、自分にとってベストです。ＴＳＩの軽快さを取るか、ＧＴＩの重厚さを取るかは趣味の問題ですが、どちらも、国産で似たような味付けを目指したクルマがありますが、どの速度域でも破綻のないＧＯＬＦⅤのような乗り心地を実現したクルマに出会ったことはありません。
一部では違和感のあるデザインとされているステアリングは自分にとっては大変使いやすく、特に山道では確実なハンドル操作を助けてくれます。個人的にはステア特性をもう少しクイックにしてほしいところですが、そうするとフロントへヴィーの悪いところが目立つのでしょうか。
燃費がよいのも、驚きでした。Ⅳではどうあがいてもリッター１０前後のような条件（ところどころ渋滞の高速４００キロと地方道１００キロ
渋滞だらけの都内５０キロ）で平均燃費は１３．２を指していました。
まだ、ならしで、高回転をまったく使っていないので、これ以上よい燃費は難しいでしょうが、それにしても、特にエコランをしたわけでもないのに素晴らしい燃費です。これならリッター１３０円近くするハイオク指定でも安心して走れます。
装備の充実も素晴らしいものがあります。オートライトは中央道や松本郊外の山奥のトンネルだらけのところを走るには大変助かります。ＯＮ，ＯＦＦのタイミングも的確です。オートワイパーは感度がやや弱い感じはするものの、速度に応じてワイパー速度を的確に変えてくれるので、これも便利です。
自分はワイドミラーを装着してしまうので、最初の２日ほどしか使っていませんが、自動防眩ミラーの動作も的確でした。
親戚と同系列の古いアゼストのヘッドユニットを付け替えて使っているのですが、なぜかＧＬＩより締まって、かつ豊かな低音再生ができます。スピーカーユニットも改良されているのでしょうか？

不満な点

気になる点は、カミングホーム機能で、ヘッドライトまで点灯することです。足元だけを照らしてくれれば十分なので、ちょっとやりすぎです。夜間の大きな駐車場で自分の車を見つけることくらいにしか役にたたないでしょう。親戚のＧＬＩはコンソールＢＯＸにも冷気が届くのに、いつの間にかこの機能は省かれてしまっったのは残念です。
遮音が優れていて静かなのはありがたいのですが、エギゾーストノートはもう少し聞こえてもよいのではないでしょうか。
ミラーは先代より益々便利になっていますが、バック時角度調整など覚えるのに若干手間取ります。ミラーのヒーターも性能が落ちたような気がします。
これほど乗り心地がよいのなら、オプションの１８インチタイヤを選んでもよかったかと後悔させられます。もちろん普通の走りでは、１７インチで何の不満もありませんが、山道の走りでは、もっと高性能タイヤを履ける余裕がわかります。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験