アウディの車は高速走行時の安定性が高いって聞いたんですが、それが4WDだからってことだとすると、スバル車もしくは他の4WD車も同様に安定性が高いんでしょうか？

Question

それとも高速道路巡行よりも高い速度域での話なんでしょうか？200㎞／h？

Answer 1

主な理由は2つありますね。
ひとつはアウトバーンのあるドイツ車であること、もうひとつは4WDを得意としているところと2つが大きいですね。

■1）ドイツ車であること

200km/hを超える高速道路の安定性や危険回避性能では、メルセデス・ベンツを筆頭に、BMWもVWも優れた量産メーカーです。かつては他国の量産車とは圧倒的な差がありました。それゆえどのメーカーもドイツ車を研究し、ボディ剛性を高め追従性のよいサスペンションを備えていきました。今ではどの国のクルマもドイツ車みたいな乗り味に近づいていますが、特定の車種がその水準になっていても、メーカー全ラインナップの平均レベルはドイツ車が世界トップです。アウディもその一角をなすメーカーのひとつです。

■2）4WDが得意であること

先にドイツ車であるこことのアドバンテージに触れましたが、頂点にあるメルセデス・ベンツもBMWもFRで200km/hを超える高速性能の地位を築いています。VWもFFのゴルフの登場で躍進し、世界のコンパクトカーの雛形になりました。実は1970年代までのアウディは現在のようなポジションにはおらず、VWと似通った存在でした。

＜クワトロの登場＞

しかし、1980年の「クワトロシステム」の登場によってアウディは独自のポジションを築いていきます。それまで4WDというのは、悪路等を走破するための存在で、悪路等を走るときのみ四駆に切替える「パートタイム式4WD」ばかりでした。それに対して、アウディクワトロは、常時四輪を駆動する「フルタイム4WD」で、オンロード性能をも高めるための四駆システムだったのです。

＜エンジン縦置FFレイアウト＞

アウディというのはFFメーカーだったのですが、通常FFというのはエンジンを横置にします。しかしアウディはエンジン縦置のFFメーカーだったのです。元々FF車なので前輪は効率的に駆動しますが、エンジン縦置なのでFRのようにそのままリアまでプロペラシャフトを伸ばせばシンプルに本格的な4WDができてしまうのですね。このエンジン縦置FF車であることが4WD化に有利であり、アウディの躍進に繋がります。

余談ですが、日本にもエンジン縦置のFFメーカーがあります。ご存じスバルですね。スバルとアウディが乗用型4WDで世界をリードしたのは、このエンジン縦置FFというレイアウトの賜物なのです。

＜4WDのアドバージ＞

基、アウディの高速性能に戻ります。
ドイツ車はFRでもFFでも高速性能は優れています。しかし、ひとたび路面が濡れると2WD、それも後輪駆動のFRは挙動が不安定になります。ドライではアウトバーンで王者のメルセデス・ベンツやBMWも雨が降ると、アウディクワトロに道を譲るということになります。滑りやすい路面では、パワーがあるほど、速度が上がるほど4WDとの性能差が顕著に表れます。この屈辱から、これまでメルセデス・ベンツやBMWに乗ってきたクルマ好きが、アウディクワトロに乗り換えはじめました。しかし、内装のクオリティ等はメルセデス・ベンツに比べると寂しい大衆車。そこでアウディは、内装や外板のクオリティアップに努めます。その結果、御三家といわれるポジションにまで這い上がってきたのですね。

この現状からお分かりのとおり、現在メルセデス・ベンツはほとんどの車種に4MATICという四駆システムを組み込んでいます。特にハイパワーモデルは標準になってきています。BMWの場合、X-Driveがそれにあたります。

ということで、これらの車種が増えたことで、雨天の高速道路はアウディクワトロの特権ではなくなりました。細かいことをいうと、色々と得手不得手ありますが、未だにアウディの高速安定性はトップレベルにあります。

注）今ではA3系以下のモデルはエンジン横置でVWと共通のプラットフォームになっています。

長くなり失礼いたしました。何かご不明な点などありましたら追加でご質問いただけましたら幸いです。

Answer 2

ただ、外車と言うだけです。
技術は国産の足元にも及びません。
人間の年齢で言えば、日本車は30歳とか40歳で、ドイツを始めとする外車は、3歳から5歳児程度と考えてもらっていいでしょう。

Answer 3

アウディの数字４以上の車(A４･A５･A６･A８やQ5･Q７など)の４WDは、
仕組みに複数バージョンが有りますが、
本来は『高い速度域を安定して早く走る目的で作られた４WD』を、
進化させながら搭載しています。
アウディの数字３含む３以下の車種はＶＷ車と(RSなどの一部を除き)
共用が多い為、ここでは割愛させて頂きます。

スバルの４WDも、現在は複数バージョンがありますが、本来は
『多少の雪道や凍結路など、寒い場所で通行する事が目的で作られた４ＷＤ』
を進化させながら搭載しています。

両社ともに『４WD技術を改良し、進化させ続けていったその結果』が、
上記アウディ車種郡と、WRXS４などのスバル車の『高速安定性の高さ』と
『雨天時や横風時の安定性の高さ』に繋がっています。

他の４WD車でも、色々な背景から進化発展させた仕組みが多いですが、
国産車では、GTRなど一部のスポーツモデルを除き『雪道時の発進の為』や、
『雪道走行用の為』の４WDが多く、
欧州勢では『高速走行時の安定性を追求』しての４WDが多いと思われます。

４WDについては細かく言うと更に色々ありますが(↓でも詳しい方が仰ってますが)、ザックリ言うとこんな感じでございます。

以上、ご参考いただければと思います。

Answer 4

FFベースっていうのがまず根本的に直進安定性が高い
例えば、A3なんかのオンデマンド式クワトロは普段直線走ってる時はほぼ前輪しか駆動していません
荒れた路面やコーナリング時に後輪に駆動配分されます

Answer 5

高速道路で4WD（AWD）車は走行の安定度が高くなります。
アウディのクワトロのコンセプトは高速安定走行になります。
アウディ：スポーツ4WDクワトロ
クワトロはアウディ社の伝家の宝刀で且つ代名詞になります。

スバルの4WD（AWD）もFFやFRに比べて高速では安定感が有ります。
4駆慣れしたら、FFは怖くて運転できません。
尚、私はクワトロ4台乗りました。

Answer 6

4WDだから高速安定性が高いということではないですね。
設計そのもの思想としてアウトバーンでも安定して走れるような作りをしてますので、アウディやVWのFF車でも安定性は圧倒的に高いです。

例えば、トヨタでも欧州で生産する「アベンシス」というワゴン車を一時期日本に導入していましたが、FF車の癖にスバルのレガシィより圧倒的な高速安定性をもってました。
これは欧州トヨタが高速安定性を重視して設計したからだと思います。

よって、4WDでなくとも安定性を出せるような設計になっているということです。

スバルより他社のFF車の方が安定性が高いものもあるので何とも言えませんが、4WDは高速安定性に寄与するのでスバル車であれば、日本の高速で困るようなことはないです。

Answer 7

ドイツ車は速度制限無しのアウトバーンを前提としていますからね。
あと路面が日本より凸凹というのも。
環境ゆえの性能とでもいいましょうか。

ただ、アウディでもFF車は国産と大差無いです。
A3/Q3以下なんてFFしか無いですし（SやRSモデルを除く）。
A4ですら燃費が良いディーゼルFFモデルが主流ですが、強いて言うなら「やっぱスバルより静かだなー」って感じる程度です。

ここからA4やA4、Q5以上のクワトロモデルになると劇的に変わりますよ。
性能差や騒音対策が違いすぎて国産に乗れなくなります。
(個人的には1世代前のA4までのフルタイムクワトロが一番良いですが…燃費対策でオンデマンドクワトロに全モデルがなってしまってます)

Answer 8

FFでも国産車とは全く違いますよ。
世界最高のFRを造る２社に割って入って、御三家と呼ばれるのですからその技術は、卓越しています。

世界の評価は、安物の我が国の車と同じと考えない方が良いです。
私は、ターボが、嫌いなのでダウンサイジングターボを、馬鹿にしてやろうと仮だした事が、有りますが、ここまで違うか❗️と無条件降伏でした(笑)

しかしSUBARU国産車唯一Audiとの比較に出しても恥ずかしく無いメーカーです。

日本にSUBARUが、有って良かったですね。