車のタイヤのサイズは、どうやってメーカーは決めていますか？ 先にタイヤサイズきめてエンジン作るのですか？ それとも逆ですか

Answer 1

多くのメーカーの場合「プラットフォーム」と呼ばれる、
「ボディの底＋エンジンルーム＋ホイールベース」の基本構造がまず先。
次に、それに車の企画に合わせたボディを載せ、タイヤ径を変える。

例えば、
フィット→フリード→ヴェゼル；フィットを想定したプラットフォームをまず作って、少し背を高くしたり、タイヤ径を大きくしてSUV風にしてる。

ヴィッツ→アクア→CHRも同様。

Answer 2

まずは「その車の性能・性格」です。

大きなくくりから言うと「コンパクトカーなのか・ミニバンなのか・セダンなのか・スポーツカーなのか」とターゲットとなるユーザー層をある程度絞ります。
そうすると自然とエンジンの出力が決まり、タイヤの大きさもある程度は決まってきます。（昔だったらここで「エンジンの排気量が～」と言うところですが、ダウンサイジングターボにHVもあるので「出力」です。）

ただ、どちらかというと「性能上、本当に必要な大きさよりは大きくなる」傾向にあります。特にSUV系など、悪路を走るわけでもないのに、一昔前のRV系顔負けの大きさです。タイヤが大きめのほうがスポーティ性を訴えやすいからね。
軽自動車も同様。スズキ・ハスラーなど、あのキャラクターと車高から「あのタイヤサイズ」になっているけど、ボディサイズ・エンジン出力に一般的な使い方からすればワゴンRなどと同じでも困らないはずですね。
軽自動車は規格で排気量が決まっていて、また出力も自主規制で決まっているから、「先にタイヤ決めてエンジン～」はやりたくてもできないね。

タイヤとエンジンは、車にとって大事な要素ではありますが、「タイヤ決めてエンジン決める」などと単純ではありません。

Answer 3

エンジンの出力から、車両の重量による停止距離を物理的に計算し、それを国が定めている基準に合うようにして、決めます。