ランドクルーザー80について センターデフロックと前後デフロックの違いを教えてください また前後でブロックがついていない車に後付けする場合いくらかかりますか？

Answer 1

センターデフロックは、トランスファーから出ている、フロントプロペラシャフトとリアプロペラシャフトをロックして、差動を止めます。
※フルタイム4WDにはセンターデフがあり、ロックすればパートタイム4WDの4WD時と同じ状態になります。

対して、前後のアクスルデフロックは、フロントやリアデフから出ている左右のドライブシャフトの差動を止めます。

効果ですけど、3デフがオープンだと、1輪でもスリップすれば、他の3輪は動かなくなります。

そこで、センターをロックすれば、前後左右で対角線の2輪がスリップすると、動かなくなります。

更に、リアをデフロックすれば、後2輪と前輪のどちらかの3輪スリップで動けなくなります。

最後に、3デフロックすれば、全4輪がスリップしない限り動きます。

ですから、ロックしていくにつれて、走破性が向上するのです。

しかし、デメリットもあります。
デフをロックすると言う事は、走行がギクシャクする事にもなります。

センターの場合、タイトコーナーブレーキ現象が生じます。

センターとリアならば、タイトコーナーブレーキ現象が更に強くなります。

3デフロックならば、4輪が同調しているので、さらに直進性が強くなり、タイトコーナーどころではなく、回転半径が数倍になり、起伏でも4輪の走行距離に差が出るとギクシャクします。

以上の事から、絶対に舗装路で通常走行時にロックをしてはいけません。
未舗装路や氷雪路等の滑る路面であれば、滑って差動を吸収するので、使えるのです。
または、舗装路でも脱出時や救援時等、短的使用に限ります。

以上の事から使用する場面は、滑りやすい場所や脱出時に救援時です。

80等でスタックした場合、自力で脱出ができないと、乗用車やジムニーでは救援してもらえなく、最悪重機になりますから、ウインチやデフロックを装備して自己対処力を向上させます。
オーナーになるのであれば、救援しても、してもらえないと思っておく事です。

純正前後デフロックは、メーカーオプションなので、基本的に後付けは難しいですが、他回答にあるように社外品のエアロッカーがあります。

デフロックが未装着車でも、リアはLSDが装備されていたと思います。
ですから、デフロック程の走破性がでなくても、LSDは自動的に作動しますから、走行しても整備された未舗装路と氷雪路程度でしょうからエアロッカーは無くても十分かと思います。

Answer 2

カーブする際にタイヤの回転数が左右前後で全部違うのわかりますか?

回転数が同じならギクシャクした動きになりますよね

その回転差を生ませるのがデフの役割であって、２駆には一つのデフ、四駆には３つのデフがあります(前左右、後左右、真ん中の前後)

前後デフロックはその真ん中のデフをロックしてしまいます。

なのでエンジンの力が100としたら前に50後ろに50の力がいきます(デフフリーなら前に20後ろに80とか)

ジムニーの四駆がこの状態です。

ただそれでも左右の分配が左50、右0とかになってスリップしてしまう場合もあります。

それを右25左25にロックしてしまうのが前後デフロックです

ようは４輪とも同じ回転数で走れるのでスリップしにくいです。

ただデメリットもあってカーブなどしにくくなります。

簡単にイメージするとミニ四駆が前後デフロック状態です


純正以外だとARBのエアロッカーと言う商品があってそれでロックすることができます

一つ20万くらいで前後だと40万

それプラスでコンプレッサーが3万くらい