テスラ モデルS のみんなの質問

解決済み
回答数:
9
9
閲覧数:
504
0

電気自動車の充電時間短縮へのアイデア

電気自動車って充電時間が長いですよね。
これさえクリアできれば電気自動車の普及は爆発的に伸びるでしょうね。

さて、この充電時間を短縮する方

法としてこんなのどうでしょうか?

車のバッテリーを幾つかに分割し、そのセル毎に同時に充電する。
分割数を10にしたら充電時間は1/10にならないのかな?

「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

ベストアンサーに選ばれた回答

「ihy2236さん」の回答が正解なのですが、一部間違った回答も見受けられますので、整理してみます。

まず実際の車のバッテリーは複数セルにすでに分かれています。例えば24kWhのバッテリーを持つ日産リーフは48セル、85kWhのテスラのモデルSは7104セルあります。すなわち、今の電気自動車は全て、複数のセルを並列・直列に接続してバッテリーパックを作っていると言えます。

さてそれでは実際にバッテリーの構成によってより高速に充電できるかどうか計算してみます。簡単にするために、セル1つの電圧を3V、容量は2000mAh、急速充電できる最大の電流を3C、すなわち、2000mA x 3 = 6000mA = 6A、と仮定します。架空のバッテリーパックAは、セルを10個全部並列につなぎます。バッテリーパックBは逆に、セルを10個全部直列につなぎましょう。すると、、

バッテリーパックA:充電電圧は3V、電流は並列ですから6A x 10 = 60Aです。急速充電時の充電電力は3 x 60 = 180W、30分間の急速充電で充電できる電気の量は180 x 0.5 = 90Whとなります。

バッテリーパックB:充電電圧は3 x 10 = 30V、電流は直列ですから6Aです。急速充電時の充電電力は30 x 6 = 180W、30分間の急速充電で充電できる電気の量は180 x 0.5 = 90Whとなります。

あれ?同じですね。
そうなんです。急速充電においては、「同じセル」なら、直列に接続しようが並列に接続しようが、30分間で充電できる電力量は変わらず、それより高速に充電はできません。この3C = 6Aを超える電流でセルを充電すると、電池の寿命が急速に低下するか、規定をはるかに超える電流を流すと、セルが爆発してしまいます。

以前ポルシェ社が800V充電(現在の電気自動車は多くが400V程度のバッテリーパックを持っています)により、充電時間を短縮できる、と語っていました。
With Porsche Turbo Charging, loading with 800V at DC charging stations is considerably faster than usual – 80% of the maximum charge level in less than 15 minutes.
http://www.porsche.com/microsite/mission-e/international.aspx#/charging

これは、残念ながら現存する電池では実現ができません。このポルシェ社の発表は、「そのうちできるようになったら発売する」予定なのかどうか分かりませんが、技術的にはちょっと先走った発表であると考えられています。

それではどうやっても急速充電の速度は上げられないのでしょうか?実は2つの手法があります。
1. バッテリーパックの容量を増やす。つまりセルを大きくするか、セル数を増やす=重くなって場所を取る
2. 電池の中身、ケミストリーと言いますが、を変更し、急速充電に対応できるようなものを開発する

1.はすでにテスラが実現している方法です。例えば日産リーフ24kWhでは50kW30分で80%充電した場合、104km前後。テスラモデルSでは120kW30分で220km前後走れるのです。
http://blog.evsmart.net/quick-charger/evqc-manufacturers/
2.は東芝SCiBという電池がすでに実現しているのですが、この電池は非常に密度が低く、例えば400km走行できるようにすると、軽自動車サイズの場合一人乗りくらいになってしまいます。

質問者からのお礼コメント

2016.6.15 20:38

なるほど。 
電気自動車の充電時間の長さはそう簡単には解消できそうにないですね。
ありがとうございました

その他の回答 (8件)

  • 常に満タンのバッテリーを常備したスタンドを作り、バッテリー自体を載せ換えていくというのはどうでしょうか?
    各メーカー共用の物が普及し、EV自体が増えないと無理なのでしょうが…

  • 充電時間の短縮では限界があると思うので、バッテリー交換の方で進めた方が良いかもしれません。

  • なりませんね、1個のバッテリーに流せる電流が決まっているなら並列でも直列でも1個のバッテリーの充電電流は変わりません。
    仮に充電電流を3A、充電電圧を10V、充電時間を1時間となるバッテリーā、bが有ったとします。
    ā、bを並列につなげば充電には3A×2=6Aになりますが充電時間はどちらも1時間で、充電電圧は10ですから6A×10V×1時間=60Whです。
    ā、bを直列につなげればāに流れる電流はbにも流れますから電流は3Aを1時間流せばā、bともに充電できますが、電圧は2倍の10V×2=20Vにしなければなりませんから、3A×20V×1時間=60Whです。
    並列でも直列でも時間も電力も変わりません。

  • それはバッテリー4分割して50kw充電器を
    4つ使うということですが
    200kw充電器なら4倍速で充電できますよ

    ただ200kw充電器だとケーブルが太く重くなるから
    質問者さんのいうように細く軽いケーブル4つ使う手
    もありえます

    しかし、
    「じゃあなんで4倍速の200kw充電器じゃなく
    非力で遅い50kwにしたんだよ!」
    というのは当然のツッコミです

    実は 電力会社のワガママなんですよね(w

    電力会社にとって
    電気を流し込んだりとまったり 不安定な電源とか
    電気を大量に食ったり 全然食わなかったり
    不安定なお客さんというのは
    大嫌いな相手なのです

    例えば 50kwじゃなく5000kw充電器なら
    100倍速で充電できるかもだけど
    ※実際には5000kwはかなり無茶

    充電始めたとたん、その系統の6kv送電線は
    電圧がドスンと落ちて
    「電球が暗くなった」だの「工場モーターが止まった」
    だの苦情電話が電力会社に来るかもしれないし

    そうならないように、その送電系統を強化するには
    金がかかるので

    200kw充電器は 50kw充電器の4倍も
    基本電気料金を請求される仕組みだから
    自治体や イオンの充電ステーションは
    非力だけど基本料金が安い50kw充電器なんです

    でもJFEエンジニアリングが中々画期的な
    アイデアを出して

    1)充電器に ダム電池Aを取り付ける
    2)電力会社とは50kwで契約して
    50kwでじわーっとダム電池Aに
    予備充電しておく
    3)要充電のEVが入店しました
    ダム電池から一気にドバっと放電して
    200kw充電器で4倍速充電

    まあ、2台連続で来ると、再装填が間に合わないから
    充電速度が遅くなるけど これなら「たまに来るEV」
    を4倍速で充電して 基本電気料金は安い50kwですむ

  • 単純に電圧を二倍にして充電時間を半分にします
    家庭用100vと200vの違いです
    アメリカのように
    200v120Aが一般的なら
    相当早くできます
    テスラはそれが良く分かる
    日本じゃ充電時間が掛かりすぎ

  • 低価格の深夜電力の新規契約が打ち切られたそうなのでもう電気自動車は終わりですね。電気自動車は深夜に発電を止められない原発ありきですからね。

  • 実際、そうしてるのではないかと思いますが。

    結局、いかに大容量バッテリやセル分割し効率化、新素材吸電機器になったとしても、50mプールに水道の家庭用ホースで水を入れているようなものです。消防ポンプ車3台でドッといれる手法が必要。
    また、急激に電気を吸い取る吸収装置があったとしても、水道の家庭用ホースだと同じ時間がかかるので、結局時間が掛かります。

    ドッと入れるには、電圧なり電流なりを大きくして「装置」がどうしても必要です。

  • >電気自動車の充電時間短縮へのアイデア

    回答の画像
「みんなの質問」はYahoo!知恵袋の
「自動車」カテゴリとデータを共有しています。

あわせて知りたい

テスラ モデルS 新型・現行モデル

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

テスラ モデルSのみんなの質問ランキング

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離