スズキ スイフトハイブリッド 「マイルドハイブリッドは理にかなったシステム」のユーザーレビュー

マイルドハイブリッドは理にかなったシステム

2017.2.5

総評

○　大きく変えてきたフロントマスクは、好みの分かれるところだが、フォルムはこれまでのスイフトのエッセンスを引き継いでいて個性的でいいと思う。
◎　マイルドハイブリッドは、私の使用条件に合っていて実に理にかなったシステム。
◎　セーフティパッケージは、自動ブレーキ、誤発進抑制機能だけでなく、アダプティブクルーズコントロール、SRSカーテンエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグも装備されて96,120円、本格ハイブリッドではないためモーターのみでの走行はできないが、アイドリングストップからスムーズなエンジンの再始動ができて低燃費、その他の装備も充実していてお買い得な車だと思う。

不満な点を多くあげたけど、コストパフォーマンスも良くて、なんと言っても運転していて実に楽しい。もっと走りたいと思わせる車です。

満足している点

○　燃費はほぼ期待通り。
◎　アイドリングストップからのエンジン再始動は実にスムーズ。ハイブリッドと名乗るだけのことはある。
○　軽量化のため遮音も制限されているのではと杞憂していたが、車内は思いのほか静か。
◎　オーディオの機能はさすがに現代レベル、大量のデータ（ファイル数）もなんなく取り扱えるので、USBフラッシュメモリ１個でこと足りるようになった。

不満な点

×　セーフティパッケージの『車線逸脱警報機能』はスイッチを切りたくなるくらいウザい。特に警報音が大きすぎ・・・同乗者が皆驚いてしまう。
×　ＣＶＴシフトはセレクトの節度感がない（慣れていないせいもあるが、Ｄに入れたつもりがＭに入っていることが度々ある）。
▲　Ｃピラーが大きくて斜め後方の視界が悪いことは承知の上だったが、これまでの車と違い窓のサン（下枠）が高くて、駐車する際に側方の確認がしづらい。
×　全方位モニターのナビは駐車する際には便利だが、肝心なナビの性能は前評判通り、17年前に初めて買ったDVDナビレベル。GPSの感度が悪いのか走路と車の位置ズレが頻発し、その度に『ルートを外れました』で「リルート」を繰り返す。ナビの地図上に示す車の位置（矢印）が実際の位置より「先走り」する。学習レベルが上がれば改善するのかもしれないので今は様子見か（仕様なのか千キロ以上走行しても「先走り」の状態に変化はない）。
▲　Ｄ型のハンドルはさほど違和感はないが、私が最も握る部分はプラスチックで手触りが良くない。全部革巻きにして欲しかった。
×　ユーザーが日々触る箇所（エアコンの操作パネル、ドアノブの方向、ハンドル、シフトノブのボタンの隙間等）は、デザイナーの趣味好みでなく、使う人の感覚（感触）、使い勝手を十分に考えるべき。コストの兼ね合いもあるとは思うが、弄くり回した結果、最初の考えとかけ離れてしまったと思えるような箇所が少なからずある。

デザイン

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走行性能

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ハンドリングはスポーティで運転していて楽しいが、もっとクイックもでいい。センターフィールに若干ヌルめな感覚がある。パワーは1.2Ｌとして標準的なスペックだが軽量なだけに軽快に走る。ただ、燃費を考えてのセッティングなのか、走り出しのアクセルレスポンスは緩慢。ハイブリッドと名乗っていても、モーターアシストは感じ取れない。
小回りもきいて、軽自動車から乗り換えても戸惑うことはない。

乗り心地

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試乗で短距離を走った感じは、乗り心地が硬く愛車にするにはどうかと思った。また乗り心地が硬いと書く評論家も多く少々心配したが、昨日納車されて350km程度走った感想は、硬いというよりガッチリした固い乗り心地で気に入りました。ただし、路面のくぼみ等のいなしは苦手なようで、ガツンとした突き上げがある。

積載性

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乗り換える前は軽自動車だったので、荷台は少しは広くなった。元々気にしていないので問題はない。後席も狭いが、二人乗りと割り切っている。

燃費

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満タン方式での最初の計測は350km（高速8割、一般道路2割程度）走って、19.4km/L。給油時の車両インフォメーションの平均燃費は19.2km/Lと表示。満タン計測と同様な数値を示していた。
季節にもよるが、長距離ならエコドライブを心がけなくても20km/L台は達成できそう。

価格

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故障経験

助手席側のグローブボックス付近で大きめのビビリ音があり、納車翌日に修理のためディーラーにドック入り。原因はオプションで装着した純正ドライブレコーダーの取り付け不良とのことであったが、一度では完治せず。二週続けてディーラーに預けることに。
工場長の懸命な対処により、ビビリ音はようやく止みました（嬉）。