スバル フォレスター のみんなの質問

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ハイオクガソリン仕様エンジンにレギュラーガソリンを使用し始めたところ、
燃費がコンスタントに、0.1から0.8キロ向上しました。
そこで、次の2点をご教示いただきたく、よろしくお願いいたします

1.ハイオク仕様エンジンにレギュラーを使用すると、燃費が低下すると
車雑誌で読んだり、ディーラーの方から聞いたことがありますが、
自身の経験から、すべてのエンジンに共通する現象ではないと確信しました。
「燃費が低下する」という根拠は何でしょうか。
また、燃費が向上するのは何故でしょうか。

2.ハイオク仕様エンジンにレギュラーを使用した場合、耐久性等に関し、
問題やデメリットはあるのでしょうか。

ちなみに、車は平成16年式のスバルフォレスターXT(ターボ)です。
走行距離は約5万キロ、うち、レギュラーガソリンでの走行距離は約5千キロです。

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ベストアンサーに選ばれた回答

ハイオクガソリン仕様車にレギュラーガソリンを入れた場合は明らかな害が発生する。出力と燃費が確実に悪化する。車種にもよるが、出力は実測で5 - 30%程の低下が見られる。また上記の通りノッキングが発生する可能性があるため、場合によっては、深刻な故障の原因にもなり得る。しかし、メーカーは、緊急時などにおけるレギュラーガソリンを入れることを想定したエンジンも出しており、その場合は即故障にまでは至らないと考えてよい。この場合は、ECUにレギュラーガソリンを入れた時のプログラムが入力されている。レギュラーガソリン等、オクタン価の低いガソリンを入れた際には、自動的にそのプログラムが作動する仕組みとなっている。ただし、国産車でも“ハイオクガソリン専用”(トヨタ・2ZZ-GE、1LR-GUEおよびヴィッツ "TRD Turbo M"やカローラアクシオ "GT"などに搭載されるごく一部のTRDコンプリートモデル用のターボチャージャー付トヨタ・1NZ-FE、日産・VR38DETT、ダイハツ・JC-DET等)を謳うエンジンは存在するので、注意が必要である。このようなエンジンの場合、レギュラーガソリンの使用がエンジン損傷や車両火災等のトラブルに直結するため、レギュラーガソリンの使用は当然、「厳禁」となる。ハイオク仕様・ハイオク指定・ハイオク専用などいろいろあるが、レギュラーガソリン可のハイオク仕様エンジンだとしても、長期的に見ればノッキングによって故障が生じる恐れがあるため、ハイオク指定車種へのレギュラーガソリンの常用はなるべくなら控えるのが無難である。レギュラーガソリンの常用によってエンジンがおかしくなった場合は保証対象外になることがある(富士重工業ではこの点を明言している)。この場合、レギュラーガソリンで走れるといっても、何らかの理由によりレギュラーガソリンしか入手出来ない事態において、改めて指定ガソリンを入手するべく自走可能にするための応急措置と考える方が無難である。

近年ノックセンサー等が発達し、燃料の噴射や点火のタイミングをずらすなどの補正が行われ、ノッキングが生じにくくなってはいるが、古い車種ではノックセンサーで補正しきれずアイドル不安定・エンストなどの事例も報告されている。また、レギュラーガソリンを入れた場合、ノッキングの発生などによるエンジンの過剰な加熱による破損を防ぐために、燃料を増量させ、ピストンを加熱させないプログラムへと変更される。燃費が悪化するのはこのためである。これらのことを勘案すると、レギュラーガソリン仕様車でも、ハイオクガソリン仕様車でも、自動車メーカーが指定していないガソリンを使用するメリットは乏しい。

一時期流行した直噴エンジン車はハイオク指定であることが多い。これは直噴エンジン自体が通常のポート噴射型エンジンに比べて高圧縮比設定になっていることが多いためで、三菱のGDIのように低負荷領域では圧縮時、中高負荷領域では吸気時及び圧縮時に燃料噴射を行う制御であることが多いため、レギュラーガソリンを入れると圧縮時にデトネーションなどを引き起こして出力不足や、エンジン損傷に繋がるからである。近年では制御技術の向上により「直噴エンジン=ハイオク指定」でなくなってきてはいるが、基本的にハイオク指定の直噴エンジンでのレギュラー常用は禁忌である。

もちろんレギュラーガソリン用のプログラムが組まれたハイオクガソリン仕様車でも、チューニングショップによる現車合わせにより燃調をギリギリまで詰めたECUを使用したり、圧縮比を著しく高めたりした場合には、レギュラーの使用は論外となる。この場合、わずかでもオクタン価が低下すると、ノッキングやピストン棚落ちなどのトラブルに直結する場合があり、レギュラーガソリンは使用できない。最近では、ECUの書き換えによるトラブルを防ぐために、メーカー側がECUを容易に改竄できないように対策を取っている。

ただし、一般的な使用においてはハイオクガソリン仕様車にレギュラーガソリンを入れても上記のようにECUが補正しエンジンの故障には繋がらないこと、またエンジンの出力低下に関しても通常走行であれば気にならないレベルであるため、問題はないとの主張もあります。

質問者からのお礼コメント

2012.4.19 09:46

回転を上げない通勤での使用が主なためか、これまで、不具合はありませんでしたが、少々安易だったと感じています。15万キロは走ってほしいので、今後はレギュラーは入れないことにしました。専門的ながら分かりやすいご教示をくださいましたことに深く感謝いたします。ご回答くださいました皆様、どうもありがとうございました!

その他の回答 (5件)

  • 燃費は季節により左右します。
    年間で、春や秋は燃費の良い時期です。
    たまたま今の時期が良かったのでしょう。

    …嘘だと思うなら、夏や冬に試してみてください。

    注)フォレスターXT(EJ)はボアの大きいエンジンです。
    よって燃焼制御が難しく、レギュラー使用だとノッキングが起こりやすくなります。
    ECUにより燃焼制御の補正は行いますが、あまり良い事ではありません。
    エンジンのためにもハイオク使用をお勧めします。

  • 16年式フォレスターならば学習機能を持つECUのはずですから、オクタン価の低い燃料であれば点火時期をやや遅く
    するでしょう。
    点火をやや遅くするとどうなるか。
    低回転でトルクがほんの少し増加します。
    一方高回転域ではトルクが低下します。
    低回転域でのトルクアップが質問者さんの運転で良い方向に作用したのでしょう。
    推定ですが。

  • ハイオクガソリンとレギュラーガソリンの違いは、オク単価の違いです。
    オク単価とは、誤解を恐れず簡単にいうと「燃えにくい」体質のことで、ハイオクガソリンは「オク単価が高い」=「燃えにくい」ガソリンといえます。

    高い金だしてなんでわざわざ燃えにくいガソリンを入れるのか?

    平たく説明しますので、細かい突っ込みはなしで(笑)

    ガソリンは空気と混ぜられ(これを混合気といいます)この混合気がエンジンの中で燃やされることでエンジンが動きます。
    混合気を燃やすときは、まず、ピストンでこの混合気を圧縮(縮める)してから、点火プラグで火をつけて爆発させます。
    そして、混合気は圧縮できればできるほど、点火したときによりパワーを出すことができます。

    たとえば、メーカーがエンジンを設計する際「圧縮10で点火する」と設計したとしましょう。

    気体というのは圧縮されると燃えやすく変化する性質があります。
    燃えやすいガソリンの場合、どんどん圧縮していくと、点火しなくても圧力に負けて勝手に燃えだしてしまうことがあります。

    燃えやすいガソリンを入れてしまうと、メーカーは「10の圧縮で燃える」ことを前提に10まで圧縮したいのに、8くらいの圧縮で燃えてしまったりするわけです。
    そうなると、点火タイミングがずれ、すでに燃えてしまったあとの混合気に点火してしまうことになります。

    これがノッキングです。ノッキングはエンジンに致命的なダメージを与えることがあるので、要注意です。
    そして燃えやすいガソリンはノッキングを起こしやすくなるため、「ハイオク仕様車にレギュラーはダメ」と言われるわけです。

    さて、これを踏まえ、

    1燃費が伸びた理由
    細かい話をすると統計学的に間違いがないくらいくり返しレギュラーを入れて燃費を計測したのか、少ない回数でたまたまそうだったのかはわかりませんが、燃費は走行条件(積載量、天気、気温、路面、渋滞状況等)によって大きく左右されるので、たまたまのケースも十分考えられますかね?

    仮に、十分な検証の元、燃費が向上したのであれば、低速走行を繰り返したため、結果的にレギュラーのほうが点火時期が適切となったというのがあると思います。ハイオクガソリンは高負荷、高回転での耐久性確保のために指定されているものなので、燃費重視のゆるやかなエコランをすればレギュラーのほうがあなた様の車のエンジンにマッチしたのかもしれません。
    理論的には考えにくいですが…機械というのは得てして製造誤差がありますし、この差によって理論以外の状況も起こり得るので。(機械のあたり、はずれというやつですね)

    2耐久性等のデメリット
    ※ここから先はご自身の責任でお願いします。
    先に申しあげたように、ハイオクは燃えにくいガソリンです。
    これは高負荷、高回転時にノッキングを起こさないようにするためです。
    車の使用状況というのは、オーナーによって変わるため、メーカーとしては常に一番負担のかかる使用状況でも耐久性が確保できるように設計します。
    したがって、サーキット走行を繰り返すような過酷使用状況でハイオク仕様車にレギュラーガソリンを入れることは非常にリスクが高いです。

    しかし、日本のレギュラーガソリンは諸外国のレギュラーガソリンと比較しても精製されているため、かなりハイオクに近い特性を持っています。
    したがって、メーカーが想定しているもっとも過酷な状況での使用を継続しないのであれば、レギュラーで十分事足りることがありえます。
    具体的にいうと、街乗りのみでエコランを心がければ、レギュラーで十分OKということです。

    ですので、厳密にはレギュラーを使用することでノッキングの可能性が高まり、エンジンの故障のリスクは上がるっちゃ上がりますが、街乗りのみのエコランであれば実態としてさほど不具合がないことがほとんどですし、経済的なメリットのほうが大きいもしれません。
    メーカー指定のハイオク車は、レギュラー使用によって生じた不具合に関して補償等がうけられなくなる可能性は考えられますが、自己申告しないかぎりバレません。

    とはいえ、正しくはハイオク仕様車にレギュラーを常用で入れることはお勧めしません。
    実態として大丈夫なケースがほとんどですが、あくまでも自己責任の範囲ということを念頭においてご一読くださればと思います。

  • おそらく、偶然の産物が作り出した結果でしょう

    ハイオクは高オクタン価なガソリンのことで、ノッキングが起きにくい油種です。
    レギュラーは、ハイオクと比べるとノッキングが起きやすい油種です。
    ノッキングとは、エンジンの異常燃焼で燃焼にバラ付きが起きてしまう現象です。

    ガソリンにはハイオク、レギュラー共にアンチノッキング剤という添加剤が入っているため、余程のことが無い限りノッキングを起こしません。
    更に、最近の車にはセンサーが付いておりノッキングを起こさないような仕組みになっています
    加えて、一部のハイオク車にはあくまで緊急時用としてレギュラーを入れても動かせる設計・設定が組み込まれています。

    異なる油種を使用した場合は、ノッキングが発生しない様に出力などをセンサーで調整します。
    エンジンへのガソリン供給量を加減して行なっているため、燃費が良くなったと考えられます。
    ただし、これは一時的なものでしょう。
    一般的にターボエンジンはノッキングが発生しやすいエンジンです。
    ノッキングセンサーも、ノッキングを100%防止できる機能ではありません。
    よって、今後は燃費の悪化が考えられます。

    またガソリンの不完全燃焼によって、エンジン内にススが溜って来ます。
    正しい油種を使用した場合は、高回転時にそのススも一緒に焼き飛ばされて問題は起こりませんが、
    異油種を使用すると高回転時にもガソリン供給が制限されると考えられます。
    ススが焼き飛ばされずに残り、エンジンに悪さをすることが考えられます。
    下手すれば、エンジンブローする恐れもあるかと思いますよ

  • レギュラーはノッキングしやすい。
    レギュラーを入れるとノックセンサーが働いてノッキングしなくする。
    普通は点火時期を調整してノッキングしなくするから燃費やパワーが落ちる。
    でも、ターボの場合は、過給圧を低くしてノッキングしなくしているのかも知れません。
    だから、燃費が伸びた。

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