プジョーの106、アルファロメオの147、それぞれの良い所、悪いところを教えてください

Question

中古で手ごろな車を探していたところ、プジョー106、アルファロメオ147を見つけました。自分の中で外観はドンピシャなのですが、初めての外車ということでやはり不安もあります。ある程度の故障等は覚悟してますが、どちらのほうがまだ乗りやすい、故障しても部品が多いなど、所有されている方が居られましたら、情報を教えていただけないでしょうか？

補足

みなさん、細やかなアドバイス、ありがとうございます！私は車をいじれるほど器用ではありません。また、6月に小倉へ転勤したばかりで、信頼できる車屋さんがあるかどうかも不明です。そういった状態で、106もしくは147に手を出すのは、危ない橋を渡るようなものでしょうか？

Answer 1

現在、丁度、ご質問の車種２台を所有しています。
１０６は９８年式のセリースペシャル。０６年５月購入。現在１１．５万ｋｍ。
１４７は０１年式の並行・２．０Ｌセレスピード・３ドア。１１年２月購入。現在４．５万ｋｍ。
個人的な車選びの第一基準は走りの愉しさですが、１０６が勝っていると断言します。

１０６
一言で言えば、非常に完成度が高い。
古典的なＦＦ車の走りで、タックインは明確に出ますが、挙動は穏やかなので決して危険ではありません（※）。
低速～中速のワインディングでは、本当に乗り易い。
車重が軽めなので、ブレーキはノーマルでも十分です。
高速性能も素晴らしい。
エンジンはパワフルではありませんが、必要にして十分。ただ、あまり味はないです。
（※）Ｓ１６に限った話。以前所有していた１．３ｒａｌｌｙｅは相当過激です。

１４７
エンジンは絶品です。以前所有していた１５５ Ｖ６の様な「甘美」「とろけそう」「艶やか」な味はないですが、「人間の息吹」を感じるフィーリングは最高です。
ただ、総合的な実力を一言で言えば、底が浅い。
ステアリングレシオがクイックなので、切り始めは鋭いが、そこから先はひたすらアンダーステア。
自動車評論家の斎藤 慎輔さんが、よくアルファロメオを「曲がるふりて曲がらない」と表現していますが、正にその通り。
ブレーキはイマイチ。
高速性能は、１０６程でなないが、素晴らしいです。
セレスピードはイマイチです。クラッチ制御が荒く、発進がもたつき、燃費を悪くしている。シフトダウンの回転合わせは見事であるが、変速スピードは遅い。
普通にマニュアルにしておけば良かった。

ただ、ご質問者様が車選びに何を重視されるのかご質問の文面からは把握できないので、その他に、良い点・悪い点を羅列していきます。

乗り心地
１０６
正直イマイチ。軽めの車重、短いホイールベース、スポーツモデルなので、仕方がないでしょう。

１４７
これもイマイチ。ただ、現在のタイヤが２１５/４５Ｒ１７なので、これを２０５/５５Ｒ１６若しくは１９５/６０Ｒ１５にすれば大分改善されるでしょう。

使い勝手
１０６
普通。装備品は貧弱（ＥＳＣデバイスなし、マニュアルエアコン、ステアリング調整機能なし等）。
ただ、カーゴルームはリアサスの張り出しの少なく、フラットにすれば非常に広大。

１４７
良い。装備品が豊富（ＥＳＣはＶＤＣ+ＴＣＳ、エアコンはオート、ボーズのサウンドシステムはまあまあ高音質）。
ただ、ラジオの感度が最悪。
カーゴルームは、リアサスの張り出しは大きく、ボーズのサブウーファーがあるが、決して狭い訳ではない。

燃費
１０６
イマイチ。普通に走ってもリッター９．５は行くが、近年の基準からすれば物足りない数値でしょう。

１４７
悪い。結構気を遣っても、リッター７．５前後。

故障度
両車共、正規ディーラー網が確りしてからの車種なので、ディーラーの少なさを除けば、それ程維持には困らないでしょう。
整備費・部品代は適正？。高いと思った事はないですが、国産車の所有歴が殆どないのでこればかりは良く分かりません。
個人的に、深刻であると思ったトラブルは、特にありません。
１０６は、エンジンのかかりが悪く（インジェクションが原因）、ＡＢＳ警告灯がたまに点灯しますが、動かない訳ではないのであまり気にしていません。
１４７は、コールドスタート時はセレスピードの制御が悪くギクシャクしますが、暖まればスムーズになるのであまり気にしていません。
あと、良く言われている事ですが、トラブルを気にされるのであれば外車に乗る資格はありません。

（補足）
おしゃれさでは断然１４７でしょう。やはりイタリア車、華があります。
ただ、上記の通り走りの質は高くないので、飽きは早いでしょう。

１０６は野暮ったいかなあ。何回「これ、スターレット？」と言われた事やら。
ただ、走りの質が高いので、長く乗れば乗るほどその良さが分かる永遠の名車です。

Answer 2

私は１４７（MT)を中古で購入し４年経ちます。
毎日通勤で使用していますが、不動となったのは1度だけでした。
（原因はクラッチのマスターシリンダー）
エンジンは未だ問題なく吹けあがります。
燃費はリッター８ｋｍ位です。（あくまでも、私の場合です。）

国産車と比べると、どうしても電気系が弱いように思います。
昔のアルファに比べると、かなり改善されているようですが
センサー系がエラー表示する事は珍しくありません。
（エラー表示＝不動。という訳ではありません。）

部品も昔よりも潤沢のようです。但し、国産車より少々値が張ります。

147は、1600ccと2000ccの2種類があります。
オススメは2000ccです。1600は、ボディを振り回す力に乏しく感じました。
（あくまでも、個人的感想です。）

あと、初めての外車ということですので
近隣で、この手の車に強い整備工場なり中古車屋を見つけておくことを
オススメします。
気軽に相談できるプロがいる方が、十二分に車を楽しめますので。

Answer 3

偶然ですが、私は両方所有していたことがあります。
両方共新車で購入し、106(S16 白)は2年6万キロ程度、147(2.0TS MT 左ハンドル シルバー)は3年10万キロ程度乗りました。
今は2台とも手放しましたが、願わくば再度所有してみたいという欲望が湧いて来るのはプジョー106ですね。
106は軽い車重(1トンを軽く切っていました)を生かして、適当なパワーでヒラヒラと舞うように走りまわることが出来ます。
それは、法規制を含む安全装備の充実で重くなっている現代の車には望み得ないものです。
一方147も良い車ではあったのですが、あれなら現在のミトを買ってもそれに近い乗り味は求められると思います。
また147は、私の乗っていた左ハンドル+MTは良かったのですが、セレスピードは欠陥品と言われ故障が頻発しているようでしたし、右ハンドルの作り方も下手クソで不具合多かったと聞いています。
どちらを勧めるかといえば、やはり106でしょうかねぇ。
但し、既に生産が終わってからかなりの年数が経過していますので、程度の見極めは慎重にしなければならないでしょう。
ちなみに、私の106はまったくの故障知らずでした。
147は納車当日(当然新車)、販売店に車を引き取りに行った帰り道にエンジンストップで立ち往生してしまいました。
初めてのイタリア車だったので、いきなりの洗礼を受けたなぁとその時は覚悟をしましたが、それ以降は手放すまで故障知らずでした。

Answer 4

まずは外車と正規輸入車の区別が出来る程度の知識は自身で蓄えてください。
国産車基準で「ある程度の故障」を考えているなら、その倍を考慮していてください。
そもそも欧州車は「国産ではありえない」事態が起こりえます。国産ではないし、型落ちで古いし。
そんな型落ちの古い欧州車は不安を抱えてまで所有する意味はありません。
ネット上の僅かな写真と文字情報だけで不安が解消される事もありません。
買いもせず、グダグダやってても意味は無い。
所有しないと見えてこないものってありますから。
ちなみに私は「106」は2台目ですけどね。

補足を受けて、比較は他の方も書いてるので削除しました。



そもそも欧州車は「国産ではありえない」事態が起こりえます。国産ではないし、型落ちで古いし。

そんな型落ちの古い欧州車は不安を抱えてまで所有する意味はありません。

ネット上の僅かな写真と文字情報だけで不安が解消される事もありません。



故に補足を見る限りでは、質問者のような方は最初から手を出さない方が良いです。

Answer 5

「１０６」
GOOD →小気味よいハンドリング。タイトな室内が好みの方には嬉しい狭さ。
BAD →早いエンジンオイル消費。狭い。MTのシフトストロークが結構ロングで緩い。最近の車と比較して格段に低い内装の質感。ドイツ車に比べ圧倒的に劣る安全装備。

「147」
GOOD →何といってもスタイル。高そうに見える。レザーシートは立派な質感。気持ちいいエンジン。それなりに使える後席。
BAD →とにかく信頼性の低さ。パーツの耐用年数の短さ（＝維持費が高い）。アルファという名前に期待するほどスポーティじゃない点（シフトストロークとか足回りの味付けとか）。

最初の輸入車ならアルファはやめといたほうがいいでしょう。
金銭的に余裕がないなら維持できないと思います。