パトカーに採用される車は県警によって異なるのでしょうか。

Question

全て特注だと思いますが、どこのメーカーの車が多いのでしょうか。

補足

必ずしも特注と言うわけではないんですね。

Answer 1

パトカーは警察庁（警視庁ではありません）が入札を経て購入し全国の警察に貸与するものと、警視庁および各道府県警がそれぞれの予算で購入するものがあります。
前者は、当然ながら全国規模で購入・配備されますので、同じ車種が複数の警察に配備されます。一方、後者は都道府県ごとに調達するため、車種にバラエティが生まれてきます。たとえば、私の在住地には県費調達と思われる日産・ティアナのパトカーが配置されています（旧型・現行ともあり）。ティアナのパトカーは北海道警など積雪が想定される地域に4WD車が配備されるケースはあるようですが、当地では雪は降らず、周辺都道府県を見てもティアナの配置はなく、珍しい例のようです。

パトカーは特注ではなく、ベースになるモデルがあり、それに架装するというのが基本です。トヨタはパトカー向けの「クラウンパトロールカー」という車種を持っていますが、これはトヨタが警察向けにしか販売しないと決めているだけのもので、特注品というわけではありません（カタログも存在します）。前述のティアナも、市販車をベースに、警察向け架装を施して納品されたもののようで、エンジンやミッションなどは特別なものではないようです。

メーカー別の導入台数になると、パトカー専用のモデルがあるトヨタが多いでしょうね。

Answer 2

「全ての警察本部で使われているというわけではない車種」が
現にあるという意味では、県警によって異なると言えます。

国の費用で買う(警察庁が発注して購入)分は
購入後全国にバラまくので、全ての警察本部に行きわたれば
「県警によって異なる」にはなりませんが、
全ての警察本部に行きわたらなかった場合、それから
各都道府県の費用で買った場合で、他の警察本部で採用されていない車種だと
「県警によって異なる」になりますね。

Answer 3

使用目的や求められている条件にもよるので異なるでしょう。
各都道府県の財政状況ももちろん大いに関係してきます。
したがってそれら要求される仕様に対応できる車種に強いメーカーが
競争入札に勝てるんです。よって多少の偏りはあって当然でしょう。

カタログも昔日産自動車「セドリック/グロリアパトロールカー」が現役だ
った頃はあったでしょうが、現在形式認定を受け名実共にパトカーなの
はトヨタ自動車「クラウンパトロールカー」だけであり競争相手がいません。
民生用も当然存在しないので、他社は入札の為の資料程度のチラシ並
のモノしか持ってないでしょう。それも形式認定を受けたクルマではないの
であくまでも「（車名）パトロールカー・仕様」です。それくらい本気ではなく
「作れって言われりゃ作ります」というと程度。その理由は「儲からない」から。

作り方も生産ラインから民生用と同じクルマを引っこ抜いて、別取り付けで
仕様に沿ったクルマに仕上げるので手間隙掛ける割に儲からない！クラウン
パトカーも同じ理屈なのですが、出る台数が比較にならない数なので儲から
なくはないのです。なので交番・駐在所付の警邏車向けにパッソ・ベルタ辺り
も設定してるんでしょうが、他社と比べて入札に勝てなくても腹は痛まない。
事実上の随意契約状態（誰か怒らないのか？この実情）のクラウンパトカーで
ニンマリです。

Answer 4

あまり一般人が目にする事は無いですが各メーカー共に警察車両用のカタログありますよ。
ベースモデルがあり普通車のようにＯＰも用意されています。
もちろん、用途によっては受注生産・特注もありますよ。
実績とか入札とか色々な力関係があるようなので地域によって微妙に違いますね。
あと、高速機動隊の車両は外郭団体などが寄贈するケースもあって高級輸入スポーツカーや国産スポーツカー等昔から色々ありました。