日産 リーフ のみんなの質問

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3軸の大型トラックは
・前1軸、後2軸の場合、2本4本4本の合計10本タイヤが着いてると思います。
・前2軸、後1軸の場合、2本2本4本の合計8本のタイヤが着いていると思います。

前2軸、後1軸は積載量が落ちる代わりに、直進安定性が上がる。とネットに書いてありました。

それならば、前2軸、後1軸のままで2本2本6本にすれば最大積載量を上げられるのでは?と素人考えで思いついたのですが、そういった車両はあるのでしょうか?
ラダーフレームの幅的に内側に余裕が無くて無理なのでしょうか?

また後輪は2本で一対となってると思うのですが、タイヤとタイヤの間に隙間がありますよね??
例えば300mmのタイヤ2本の間に200mmの隙間がある、みたいな感じで。それなら800mmのタイヤを1本つければ同じスペースに収まり、設置面積を増やすこともできそうなものですが...そんなことも出来ないのでしょうか??

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ベストアンサーに選ばれた回答

質問が多く、回答が長くなりますが。
とりあえず一つづつ。

>前2軸、後1軸のままで2本2本6本にすれば最大積載量を上げられるのでは?

・・・計算上はそうなります。がしかし。

※リジッドアクスルという形式では、板ばねが必要です。
板ばねはアクスル自体を車体に保持するほか、左右板ばね間の距離(=リーフトレッドと言います)がクルマのロール剛性に直接関係し、走行安定性に影響します。

※片輪にタイヤ3本としたら、板ばねが車体中央に追いやられてリーフトレッドが狭くなり過ぎ、走行安定性の低下が考えられます。(力学的には横転し易くなります。)
一方タイヤを外に飛び出させたら、道交法では公道が走行出来る車両の全幅の規制があり、これを超えてしまう可能性が高く不可能です。

※更に。
道交法では、車両総重量20tを超えるクルマは、自由に公道を走行出来ません。故に現状のトラックから積載量を増やすのは、無意味です。(これはクルマ側ではなく道路や橋梁の設計の話です。一般道は最大20tで設計されており、これ以上重い車両がスキ勝手に走り回ると、道路や橋の寿命が縮まります。それで警察はムキになって過積載を取り締まっているのです。)

※但し。
走行ルートを事前に申請して、設計荷重が高い特別な道路だけを走行することは可能です。(そういう許可を取得したトラックを、通称『ワッペン車』と言います。)
そういう重荷重用トラックでは、既に多輪化されています。
例えばこんな感じ↓1軸にタイヤが8本付いてます。
https://truck-ichi.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/data/wm/069-44700_01.webp?t=1689052192

>それなら800mmのタイヤを1本つければ同じスペースに収まり、設置面積を増やすこともできそうなものですが...そんなことも出来ないのでしょうか??

勿論、そんなことは誰もが思いつくことだし、たやすく作れます。
40年ほど前にそういうタイヤが商品化され、それを装着したトラックがカタログに載りましたが、日本国内では誰も相手にせず廃れました。

※例えばこれ↓いすゞとブリヂストンが共同開発した、ダブルタイヤを1輪に合体させた扁平トラック用タイヤ。
https://asset.watch.impress.co.jp/img/car/docs/1232/743/001_o.jpg
・・・現在では海外向けにのみ、販売されています。

※誰も相手にしなかった理由は、『法規』です。
日本の法規では、トラックが公道を走行する時、全てのタイヤに装着可能なスペアタイヤの装備が義務付けられています。ダブルタイヤを特殊な扁平サイズとすると、そのスペアタイヤも搭載しなければなりません。
10tトラックのタイヤは1本で100㎏を超え、しかし上述した様に車両総重量が決まっているので、スペアタイヤを何本も搭載したら、その分積載量を減らさなければなりません。
それで現在のトラックは、最も軽い前輪に全てのタイヤを統一してスペアを1本にし、荷重がかかる後輪はダブルタイヤとしています。

※前輪も扁平タイヤに統一、ということは出来ません。
荷重が大きいトラックでは、操舵輪をワイド化すると、据え切りで異常摩耗が促進されタイヤの寿命を縮めます。また広い接地面は転がり抵抗と空気抵抗が大きく、主に高速道路で燃費を悪化させます。
そして勿論、扁平タイヤは普通のシングルタイヤよりもかなり重くなり、スペアタイヤの重さが積載量に影響します。
トラックは完全に『経済機械』(おカネを生み出す機械という意味)であり、運用に際しての最大の利益と最小の維持費の要求は、乗用車など比べ物にならないぐらい厳しいものです。
現在のトラックの仕様は、必要な機能の追求と法規遵守の間で、自然淘汰により固まったものです。
トラックとは、純粋な走行性能の追及やちょっとした思いつきが通用する商品ではありません。

質問者からのお礼コメント

2024.3.7 14:57

めちゃめちゃ詳しくありがとうございます!!
スペアタイヤの問題、リーフスプリングの問題、道交法の問題、
なるほど〜!と思いました。
結局今の形に落ち着いている、というだけなのですね。

ありがとうございました(*´꒳`*)

その他の回答 (4件)

  • >前2軸、後1軸は積載量が落ちる代わりに・・・
    そんなん事は無いです
    車を設計する時には総重量が決まってるので総重量に耐えられるタイヤの数を考えます
    一般的な車は総重量20トンまで・・・
    軸重は10トンまで
    20トンの車を作って全くの50:50に作れれば2軸4本でOK
    でもそんなヤジロベーみたいな車は作れません
    49.9:50.1になった時点で最低3軸6本必要です
    後はホイールベースとタイヤの位置を何処にするか?で軸の数とタイヤの数が変わります

    800mmの幅広タイヤは特殊過ぎて製造と管理が面倒
    一般的なタイヤを2本使った方が得です
    オーダーメイドを作るより市販品を2つの方が効率が良いです
    市販品2つの方が使い回しも効きます

  • ミシュランのX oneと言うタイヤがありますよ
    これは駆動輪に取り付けられるタイヤです

    あとはシャーシのスーパーシングルと呼ばれるタイヤ
    これは引きづりとか呼ばれるただくっついているタイヤ

    最大積載量が上がっても積載効率が落ちて意味無いし、構造的に積載重量も減るでしょうね
    今の形がバランス良いと評価されて維持しているのだから
    素人が考える事はプロが考えています
    採用されていないって事はそう言う事です

  • タイヤの数ではなく、車軸を増やさないと大幅に積載量は上げられないかもしれませんねぇ!?

  • 片側3本のホイールを固定することができないので不可能です。

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