日産 リーフ のみんなの質問

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日本政府のEV者についての発表に対しての豊田社長の発言について、称賛する声と批判する声があります。

称賛する方は、EV車にシフトしていかないと世界においていかれるといったこと、批判する方は、災害時にガソリン車でないと、、、とかおっしゃっていました。

私はスポーツカーが好きなので、EVには少し抵抗があるというか、正直知識がありません。

ただ、災害時という面や田舎の充電スポットの数、寒冷地でのバッテリー使用等を考えるとそこまで豊田社長の発言を批判することでもないのかなと考えてしまいます。

皆様のご意見、教えていただけませんか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

いつものマスコミによる、発言のつまみ食いによって、豊田社長の発言の趣旨が歪められている記事が多いですね。

日テレの記事が分かり易かったです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e39e57dafda93bbc02fc68a8f694198be57482fe

要約すると、カーボンニュートラルを実現するには自動車業界の努力だけでは不可能。自動車・トラックの排出するCO2は部門別3位で1位の発電・精油の40%にしか過ぎない。車を全てEVにしても、そのエネルギーの元となる発電所が火力である限りCO2の排出量は大きく変わらない。
カーボンニュートラルで考えると、発電の91%を再エネと原発で賄っているフランスで作っている車の方がいいクルマとなり、日本で車は作れないということになる。
日本が発電におけるCO2対策をしない場合、自動車の生産拠点はCO2を排出しない発電方法が主力となっている他国に移り
『自動車産業のビジネスモデルが崩壊してしまう恐れがある』

ということです。非常に的を射た発言ですね。
EVについて話す人たちは、ものすごく意見が食い違っていて整合性に欠けています。EV車は簡単に作れるから、いろんな業種が参画してくるという人もいれば、今から技術開発していかないと周回遅れになるという人もいる。言っている人が違うとはいえ、真逆の事を言っています。簡単に作れるなら、ある程度他国で普及してから参入しても良いはずです。中国のスマホ分野は米・韓に遅れて出発しましたが、あっという間に販売台数世界一になりましたから。普及した段階で、どれだけユーザーが求めるものが作れるかが勝負で、トヨタはその分野に長けています。そもそも、エンジン車だって後発なんだし。

しかも、トヨタがEVにあまり強くないからこういう発言をしていると勘繰る人もいますが、そもそもハイブリッドもPHVもFCVもEVの一種なので、EVが電気で発電したモーターで走行する車という事であれば、トヨタは世界で一番EV車を販売している自動車メーカーと言っていいはずです。
それに、トヨタは生産を海外でも行っているし、国内販売比率は25%程度にしか過ぎません。トヨタ自体はすでに欧州や中国の規制に対応する車の開発に取り掛かっていますから、今回の発言は、純粋に国の方向性や国内製造業の将来を案じたものだと思います。また、そのトヨタが現状の技術ではEVの将来に懐疑的なのだとも受け取れます。

EVの電池は劣化します。自動車で言えば、毎年ガソリンタンクが小さくなっていくようなものです。そして、10年位経ったら交換が必要になる。リーフの中古車価格は惨憺たるものです。電池交換が前提となるため価格が付かない。
タンクならまら安く済むかも知れませんが大型電池は高額です。ガソリン代がより電気代の方が安いなんて思って買うと、数年後に電池交換の出費で返って燃料費は高くなる。仮に60万なら、1L150円のガソリン4000L分ですから。

しかもリサイクル技術も確立していない。日産は福島にリサイクル用の工場を作りましたが、まだ大きな成果を上げていません。せいぜい再利用できるセルを取り出して組み合わせたリサイクル電池を作った位です。
日産だけでなく、世界中で成果を上げているところが無いのが現状で、このままだと数年後に日産は廃電池の山を抱える事になります。

トヨタ社長の発言には、もっとカーボンニュートラルやEVの現状を、政治家や国民のみなさん知ってくださいよ、という意味も含まれていると思います。

EV推進は、JAPANメーカーに対抗しようと欧州や中国で力を入れ始めたために主導権を奪われ、日本政府も焦って後追いするような形であのような発言が出たのかもしれないけれど、全く焦る必要なんか無いんです。
むしろ、欧州や中国がスケジュールに無理があったことを悟って期限や内容の修正をしてきています。別に大きな技術革新が起きてからでも遅くない。その技術革新を日本で起こす方向に力を入れた方が良いし、その日までに日本は発電や産業界でのCO2削減をどうやって進めていくかを考えた方が、国家・国民のためになると思います。

質問者からのお礼コメント

2021.1.12 00:35

回答で争いが起こらなくて安心しました。
YouTubeのコメント欄では、お互いに歩み寄ることなく、自分の意見ばかり主張する人たちばかりではたしてどんな意見があるのかさっぱりわからなかったので質問させていただきました。
よくわかりました。
1番丁寧に情報を書いてくださったのでこの方にベストアンサーを差し上げます。
皆様回答していただいてありがとうございました。

その他の回答 (6件)

  • 称賛する声と批判する声。
    経営者として自社にとって不利益な部分については不快を示すのは自然なこと。
    第三者として考えればEVになると思います。太陽光だけで賄えるようにならないと。

  • トヨタさんもこれを踏まえての発言でしょう。

    https://genroq.jp/2019/10/01/45098/

    https://www.bosch.co.jp/press/group-1708-06/

    選択の一つかと。

  • いろんな立場でいろんな思惑があるが正解は誰にも分からない。
    世界の潮流に乗り遅れてはいけない。
    だが新しい分野はお金掛かるし儲けも少ない。
    世界の潮流が変わってしまったら会社に大ブレーキ掛かる事も十分考えられる。
    電動化は大事だがそればかり見ていたらダメだ。
    俯瞰で見ないと。

  • 環境委問題、CO2、EV、地球温暖化がトレンドなだけです。

    議員さん国会も正面切って、本音や疑問を言ったらどうなりますかね。
    議員やコメンテータ-は、とかく打ち上げ花火大好きな人種です。

    特によくないのはマスコミのあおり。まるで「EVにしないと、日本は遅れる・・・」こんなのには付き合うことはありません。
    中国のAIIBの時「日本も加盟しないと、バスに乗り遅れる」といってました。結果、加入見送りでよかったでしょう。・・・大体はそんなものです。

    人の尻馬に乗らないことが大事だと思います。特にみんなが反対しずらいことに率先して提灯持ったり旗を振ったりすることは、要注意、あとで馬鹿を見ることが多いのです。
    すぐに尻馬に乗り、いかにも最先端風、「俺だって仕事やってんだかんな」とアピールばかりしている小泉大臣のはなしは眉唾と思っていいと思います。

    トヨタ社長は、データと示しながら、そして日本の自動車工業や地方の方々の暮らしと軽自動車なんかにも触れていました。EVお盛んにすると、原発は10基分、火力は20建設しないと追っつかないそうです。こんなことできるんですかね?

  • EVの問題は、電池容量、電池寿命、充電スポットと充電時間です。これらの問題を抜きにすれば、今のハイブリッドで技術的には、こと足りてます。特に、充電時間は、今、携帯の充電時間を考えれば、大容量になったときのことは、簡単に想像つくと思います。

  • 豊田社長は当然ガソリン車販売で飯食ってますから、
    全く客観的な意見じゃないんですよ。

    それがあるから、そう言ってる様にしか私には聞こえませんね。

    基本的にエネルギーってなんでも良いんですが、
    燃料には時代時代のトレンドや逆に流れで使えない物があるんです。

    私は石炭の車があっても良いと思いますが、そんなんあり得ないでしょう?
    ガソリンもその流れに飲まれてしまっただけです。

    まぁ今はバッテリー技術やモーターの技術も発展途上なんで、微妙なのは分かりますが、
    スマホと同じで、広まれば技術も進むんで、

    私はEVの方がのびしろは大きいと思います。
    ガソリンの燃費なんてハイブリッドがある時点で限界なんでね。

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