日産 リーフ のみんなの質問

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内装を見るとかなりの旧車のようですが
外装(塗装など)はとても綺麗でした
この車の詳細を知りたいのですが…

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ベストアンサーに選ばれた回答

日産・サニートラック、通称サニトラの2代目ですね。
コイツの詳細ですか・・・

※1967~1994年まで販売されていた超長寿車。

※ベースは1970~1973年の2代目サニー(B110)
B110は、ツーリングカーレースのTSクラス(マイナーツーリング)で無敵を誇ったクルマで、なにしろベース車は1973年に生産が終了してホモロゲーションが切れた後も、参戦チームによって嘆願書が出され、TSクラス最後の1982年までレースに参戦し、第一線の戦闘力を維持していたぐらいです。
実はB110は、GC10『ハコスカ』GT-Rなどよりも長くレース界に君臨したクルマです。

※エンジンは、今日では日産史上最良の4気筒とされているA12型で、カウンターフローのOHVでありながら、最終的には1.3ℓで175馬力/10000rpmに達しました。
このA12型エンジンは、戦後日産がオースチンのノックダウンをやっていた縁から、BMC・ミニ・クーパーのエンジンをトレースした様な設計となっており、ミニの『英車史上最良のOHV4気筒』オースチンA型エンジンの特徴を受け継いだものでした。
またB110のリーフ・リジッドのリヤサスの設計がうまく、リジッドアクスルとしてはトラクションが高くコーナリング性能に優れていました。
そういうクルマだったので、チューニングノウハウも各ショップで蓄積され、エンジンやサスのチューニングパーツが大量に出回りました。
今となってはあまり知られていませんが、B110サニーは、後のシルビアやAE86よりも『チューニングカーのベース車』となっていたFR車でした。

※2代目サニトラは、このB110の『財産』=チューニングパーツが使えました。
そのためB110の生産終了後、B110の代わりとして一部のファンに重宝されました。

※サニトラが、ベース車B110の生産終了を超えて長らく作られていたのは、軽トラの0.35t積から小トラの1t積の間を埋める0.5t積で、しかも普通のクルマの形態なのでキャブオーバー型に慣れていないヒトでも運転し易いなど、他にライバルがいなかったということと(正確には、ライバルはトヨタのパブリカ・トラックだけ)、それに200ℓタンクローリーの存在です。
サニトラは、見ての通りキャブオーバー型トラックより荷台全長が短いですが、この荷台にキッチリ入るタンクローリーを載せると、200ℓになります。
200ℓというと、危険物取扱ライセンスを持たずにガソリンが搬送出来る上限です。
農村部で、農機具用のガソリンを配達して量り売りするとき、サニトラであれば、危険物を持たないバイトでも売りに行けました。
この需要は結構大きかったらしく、’80年代には『タンクローリーのために生き残っている』などとも言われていました。

こういう、『長く作っていて既に減価償却し切っており、鋼材の「キロいくら」に近い低価格で販売出来る』FR車の市場は結構大きいと思いますが、定期的にアップデートされる排ガス規制や衝突安全基準がそれを許さないということです。(40年間作っていたローバー・ミニが生産終了となったのも、左テールランプの前にあるガソリンタンクが、新しい安全基準でNGとなったためでした。)

質問者からのお礼コメント

2024.4.27 07:51

大変詳しくご説明頂きありがとうございました。
とても大切に乗られてる理由も分かる様な気がします。

その他の回答 (2件)

  • サニトラのショートかな。

    可愛い車ですよ。

  • 日産のサニートラックです。

    FRなのでなぜか人気があります、FRなのでなぜか人気出たAE86みたいなもんですね。

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