メルセデス・ベンツ Bクラス 「半年乗っての感想」のユーザーレビュー

半年乗っての感想

2020.5.16

総評

国産車に比べると遥かに高価ですが、小型ながら価格に見合った高級感のあるよい車だと思います。

満足している点

小型ながら高級感のある、取り回しが良く扱いやすい車です。どっしりとした固まりといった印象で安心感があります。
メーターがフル液晶のナビ一体フラットパネルで先進的なデザインなのが気に入っています。庇がなくても視認性はバッチリ。これを見てしまうと、従来のメーターパネルが時代遅れに見えてしまいます。

初メルセデスでしたが、UIが良く考えられていて操作に戸惑いが少ないところがGood。
・ハンドル
低速時はハンドルの切り返しが楽な軽い操作感、高速時は直進安定性の高い重い操作感になるようになっています。それでいながらモーターアシスト感のない自然な挙動です。
・クルーズコントロールスイッチ
停車時も速度設定ができるので、渋滞や信号の停車中に速度設定して、前車を自動追従させることができます。コレが便利。下手するとアクセルブレーキ操作が不要になるくらいです。
・コラムシフト
ハンドルから手を放さずに操作できるので、切り返し時に楽です。
国産車ではウィンカーの位置なので誤操作を危惧していましたが、基本的に走行中に触れることがない設計のため誤って操作することもなく、すぐに慣れました。また、誤って操作してもブレーキを踏まないとRやPには入らない安全設計となっています。
・ブレーキホールド
強くブレーキを踏み込むと自動でホールドしてくれます。いちいち始動の度にホールドボタンを操作する必要はありません。
・バックカメラ
普段格納されていて必要な時に自動で出てきます。水滴がかからないので雨天でも視認性が良好。

その他細かなところでいろいろと自然に自動処理してくれるので、他の車に乗った時に不便を感じてしまうくらいに楽に運転できます。

不満な点

きれいな路面では気になりませんが、荒れたアスファルト路面の走行時にはロードノイズがかなり気になります。
オプションの分割照射式ヘッドライトを搭載していますが、郊外でも街灯のある道では勝手にロービームになってしまうので、せっかくの機能があまり活躍できていません。
前車追従時の再発進、停止処理が感覚に合わないです。停止時はぶつかりそうと感じるくらいに寄せてから止まる、再発進時は2テンポほど遅れて大きく車間を空けて走りだす感じがして冷や冷やします。
残念ながら本国仕様よりオプションが限られています。シートベンチレーションやタイヤ空気圧センサーは欲しかった。

デザイン

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走行性能

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使っている範囲でパワー不足を感じることはありませんでした。
停止即発進や、低速(1,2速)で急にアクセルOFFすると多少過敏に反応してギクシャクすることがありますが、それ以外では安定した走行ができます。
最小回転半径5mと、そこそこ小回りが利いて取り回しも楽にできます。

乗り心地

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車外はともかく車内にはディーゼル特有のエンジン音はほどんど聞こえてきません（聞こえてくるエンジン音はスピーカーからの合成音？）。きれいな路面では静粛性は高いです。
ただし、荒れたアスファルト路面の走行時にはロードノイズがかなり響くように感じました。

積載性

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後席を倒すと広くなります。3分割式で倒し方が選べるのが便利。
残念ながら倒してもフルフラットにはなりませんが、倒したときに角度差は少なく凹凸はないため実用上問題ないかと思います。
両手がふさがっているときに、ハンズフリーは便利です。

燃費

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ある程度の一定速度で走るシチュエーションに強いです。遅すぎても早すぎても燃費が落ちる感じがあります。40～100kmの一定速度で走ると20km/Lを超えてきます。
残念ながら片道10km程度の渋滞ありの通勤では16km/L程度と、思ったほど伸びませんでした。
以前乗っていたマイルドハイブリッド車は22km程度だったので、低速走行やStop&Goはハイブリッドの方が強いですね。

価格

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故障経験

この車定番の（？）エアバッグ警告が出て修理してもらいました。