今、日本は2、4、10t車はキャブオーバーのトラックしか発売していませんがなぜ海外ではボンネットトラックが生産販売されているのでしょうか？

Question

分かる方教えてください。

Answer 1

日本独自の決められた長さの関係でキャブオーバー型です
簡単に言うと、大型の場合「12mを超えない様に作りなさい」なんですね
キャビンを縮めて、積載スペースを広く取る
キャビン3m、荷台9m
と
キャビン5m、荷台7m
では雲泥の差です
ボンネットは無用になる訳です

海外はそんな日本独自の制約なんて関係ありません
日本では走れない様なサイズのコンボイや超ハイルーフキャビン、3連トレーラーなどが販売されています
ボルボはキャビンが日本車よりも広くて快適です
そのかわり、大型トラックだと荷台が短くなってます
トレーラーヘッドだとヘッドのシャーシが長いです

あとは、文化の違い
北米は乗用車感覚でトラックを運転するために、ボンネット型を採用しています
ファミリーカーにピックアップトラックを使用しているのと同じ感覚ですね
これは、動物の飛び出しが多いため、安全性を向上させた結果です
500kgを超える大きい動物が飛び出してきますからね、ボンネットが無いと死にますよ、運転手が

北米では「ムース試験」なる物があります
ヘラジカ（ムース）が急に飛び出してきた時に緊急回避を行う試験です
ベンツのAクラス（だったかな？）がこのムース試験をクリアできずに、販売延期になったのは有名です
その後、改良されて試験は合格
自虐的にムースを車のキャラクターにして販売されていましたね

他には移動距離の問題
北米などでは大陸横断ですからね、3人などで交代しながら運転します
エンジンを前にする事で、静粛性などの快適性を向上させています
キャビンの後方が寝室ですから

車幅はどの国もだいたい同じです
コンテナの規格が決まってますからね

質問者からのお礼コメント

わかりやすい解説ありがとうございます！

Answer 2

道路の広さ、車検がないからメンテナンスの都合、ホイールベースの関係上乗り心地も違います。