マツダ MAZDA2 「健闘する古株」のユーザーレビュー

健闘する古株

2020.4.12

総評

コスパを考慮した場合、フィットには負けてしまうかもしれませんが、ヤリスには負けないのではないでしょうか。

何より今時軽にも標準される、全車速ACCが選べるのはマツダ2のアドバンテージです。

発売から６年経過していますが、こまめな改良が活きており、FMCの噂が出る今でも第一線のコンパクトカーだと思います。


1.5Dの煤対策は解消されていないため、街乗りが多いのであればガソリン車をオススメします。

満足している点

登場から6年経過しても、色褪せない走行性能。

1.5Lになったこともあり、ガソリン車でも走りに不満はほぼありません。

乗り心地にも安っぽい感じはあまりなく、パワステもセッティングもパーキングスピードから流れに乗った速度までバランスが良く取れていると思います。

また、非ハイブリッドとして見た時の静粛性の高さも古さを感じさせません。

ロードノイズも抑え込まれていて、長時間乗っても疲れにくいコンパクトカーだと思います。

シートの座り心地も安っぽさはありませんでした。


安全装備も充実しており、一番廉価なグレードでもブラインドスポットモニターは標準。

ヤリスには設定されなかった、全車速対応ACCが選べるのは大きなポイントでしょう。

不満な点

やはり、車両価格が少し高い気がします。

ガソリン車の排気量は1.5Lで、ライバルより大きいエンジンですが、室内やラゲッジの広さがフィットに劣るだけに、フィットと同じ価格だとフィットに喰われてしまうのは仕方のないところでしょう。

また、今回乗ったのはAWDということもあり、発進時にやや重さを感じました。

デザイン

-

走行性能

-

AWDなので、遅かったりうるさかったり、ということを想像していましたが、発進加速以外は不満が出ませんでした。

40km/h→60km/hというよく使う域の加速は想像より遥かに静かに達成してくれます。


発進時だけは、ややエンジンが回り気味になってしまい、3000rpmくらいになって、うるさく感じることが多かった気がします。

乗り心地

-

AWDのせいなのか、やや硬めの入力がありましたが、出来の良いシートとの合わせ技で、不快や苦痛には感じませんでした。

そのくせ、GVC Plusの効果なのかノーズな入りはよく結構楽しい脚でした。


静粛性はエンジンもロードノイズも含めて、クラスの中では高く、長距離も疲れにくそうでした。

タイヤがエコピアやエナセーブといったエコ強めのタイヤではなく、ブルーアースGTというのも貢献しているのでしょう。


ただし、2500rpmを超えて回すと、雑な音や振動が感じられます。

その領域が日常的に使われることはないと思いますけど。

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験