スポーツカーは何故ＭＴ？ 時代はどんどんＡＴが主流になり、ＭＴは過去の産物として葬り去られている現在、気になることがあります。

Question

それは、スポーツカーは頑なにＭＴを貫き通しているということです。
失礼ながら、ＭＴは時代の流れと逆行していると思われますし、スポーツカーの代名詞とも言えるランエボⅩや、ＧＴ－Ｒ（Ｒ３５）はセミＭＴになってしまいました（ＡＴ限定免許で運転出来る）
そんな中、ＭＴのみの車（マツダスピードアクセラ、タイプＲ等）があるのも事実です。これは何故でしょう？
ハイスペックな車を操縦する楽しさを感じて欲しいから？
それとも、ＡＴしか運転出来ないヤツには危険過ぎるシロモノ（言い方悪くてスイマセン）だから？
逆に、機械的にＭＴでなければいけない理由があるのでしょうか？
私はＭＴ派の人間ですが、スポーツカーというカテゴリーに於いて、未だにＭＴが強く根付いている事を不思議に思いました。

Answer 1

MTには「操作する気持ちよさ」があります。
それはドライバーの意思・操作を確実に出せるからです。
クラッチのダイレクト感、シフトがスッと入った時の喜び、ギアとスピードの正比例の関係
（大抵のATにはトルコンがあるのでロックアップしない限り完全正比例にはならない）、
アクセルを放した時のエンブレ等・・・。
まさに全ての自分の意志がダイレクトに反映できます。余計なコンピュータの介入なし！

人間は意志と違った動きになったとき、「違和感」と「不快」を感じます。
逆に意志に沿ったとき、「一体感」と「快感」を感じます。
私の場合、大半のATには、「違和感」と「不快」があります。
（トルコン独特のフィーリング、勝手なシフトアップ、変速時間、緩いエンブレ・・・）
余計な電子制御が原因なのかもしれませんね。

スポーツカー
＝「速さ」も重要ですが、「気持ちよさ」が最重要だと思います。
速さうんぬんはATの方が勝る場合もありますが
やはりMTは「運転する気持ちよさ」があります。

ただ、最近ある大排気量スポーツカーのATとMTの両方を試乗したのですが、
MTの方がATより不快に感じました。
クラッチを切った瞬間の振動があまりに大きく不快だったのと
シフトもリンクロッドを介していいたため、フィーリングがよくありませんでした。
また、クラッチの操作力も一定でなく、あるところから急に軽くなってクラッチの状態がわかりにくかったです。
逆にATはトルコンの不快な部分はかなり軽減されており、変速も素早く驚きました。

そういう経験をしたので、スポーツカーでも
「MTだから気持ちいい、ATだから不快」
というのは消えつつあるのかもしれません。

Answer 2

技術の過渡期です。

セミATなんて高価なシステム、中々全ての車には採用できません。
また、スポーティーカーの運転の楽しさのひとつと考える人間も多い。

たしかに、最新の技術では人間の操作より確実で早い。
しかしながら車を操る楽しみはハンドル、ブレーキ、アクセルだけではなく、
あなたの様に「シフト」も要素に考える人も多い。

ハイブリッドなんかと同じだと考えます。
こんな過渡期の車になんて、私自身何の価値も感じませんが、
多くの消費者に受け入れられていたりします。

ですので、選択は人それぞれの考え次第、そう思います。

Answer 3

スポーツカーはレーシングカーと違い、オモチャのような物です。
道具として優れているかより、楽しさやおもしろさが重要です。
場合によっては耐久性の問題もあります。MTの方が単純な分強度があります。
ポルシェはレースを重要視しているため、MTは無くならないでしょう。タイムは出せる代わりに維持費がかかるATより、信頼性に勝り維持しやすいMTは耐久レースやプライベーターにとってはありがたいでしょう。

Answer 4

全てのメーカーがデュアルクラッチトランスミッションを製造しているわけではないですから。

無い物ねだっても仕方がありません。

逆に中途半端にCVTにでもなってしまったら最悪ですよ。