TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』に出てくる蒸気自動車と現実の自動車技術について質問です。 TVアニメ『プリンセス・プリンシパル』には、蒸気機関で動く自動車、『蒸気自動車』が出てくる。

Question

その蒸気自動車の特徴として、“ターボチャージャー”、つまり排気の流れを利用して、コンプレッサ（圧縮機）を駆動して、内燃機関が吸入する空気の密度を高くする過給機が付いているという設定なのですが、
ここで質問です。
蒸気自動車に、“ターボチャージャー”を取り付ければ、ガソリン車やディーゼル車などの内燃機関搭載の自動車並みの速度を出すことは可能でしょうか?

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Answer 1

蒸気機関に限らず、外燃機関は熱効率自体はいいはずなのでターボチャージャーはあまり意味がないかと思いますね。ターボが無くてもきちんと作ればガソリンレシプロエンジンと同程度のパワーは出せるはず(エンジンがくそ重くなりますが)。

でも、燃焼室に吸気を沢山取り込んだからといってそれで作動流体の温度が上がるわけではありませんし・・・。作動流体の温度が上がっても冷却できなければ意味ないように思われますし。

この蒸気機関がレシプロ式なのかタービン式なのかによって多少は変わるのかも知れませんが、私にはターボスーパーチャージャーを着けても出力向上は「誤差の範囲」なのではないかと思います。

蒸気機関のレシプロエンジンといっても、いろいろな形式があるんですよ。SLで使っているような2ストロークのようなレシプロエンジン(一つのシリンダーの中で蒸気圧でピストンが前後する。シリンダーの片方に蒸気が吸入されるとその圧で片方のシリンダーが排気され、ピストンが動き、反対にいくと其の逆の動作がされる)もあれば、シリンダーに吸入された蒸気に冷水を噴射して冷却し、圧縮と膨張をくり返させたり、確かロータリーのように直接回転運動を取り出すような蒸気機関もあったような気がするのですけれども。

どんな形式の蒸気機関か解らないのでなんともモヤッとした回答になって済みません。