2024年5月
■2024年5月
ステランティスジャパンは、ジープの本格オフロード「ラングラー」を大幅改良するとともに、特別仕様車「アンリミテッド ルビコン ハイベロシティ」と「アンリミテッド サハラ ローンチエディション」を設定して、2024年5月10日に発売した。
今回の大幅改良では、内外装のデザインやメカニズム、装備を変更するとともに、ラインアップの見直しを実施。かつて存在した「アンリミテッド スポーツ」をエントリーグレードとして復活し、既存の「アンリミテッド サハラ」と「アンリミテッド ルビコン」とあわせて3グレードの構成とした。
エクステリアでは、新しいブラックテクスチャーの7スロットグリルをベースに、「アンリミテッド スポーツ」と「アンリミテッド ルビコン」にはニュートラルグレーメタリック、「アンリミテッド サハラ」にはプラチナシルバーのグリルサラウンドを採用。また、従来のマストアンテナからフロントウインドシールドに統合したアンテナを全グレードに初採用した。なお、従来のマストアンテナの位置には「Trail Ratedバッジ」が装着される。
さらにホイールのデザインもよりスタイリッシュに変更され、「アンリミテッド スポーツ」にはグレーアクセント入りの17インチアルミホイールにオールテレインタイヤ、「アンリミテッド サハラ」には18インチアルミホイールにオールシーズンタイヤを装着。最もハードコアなグレードである「アンリミテッド ルビコン」には専用の17インチアルミホイールにマッドテレインタイヤを装着した。
インテリアでは、第5世代Uconnect5システムを搭載した新12.3 インチタッチスクリーンを全グレードに標準装備。同システムはApple CarPlayおよびAndroid Autoにも対応し、特にApple CarPlayはワイヤレスでの接続が可能となっている。さらに、ラングラーとして初めてサイドカーテンエアバッグをフロントとリアに採用し、全グレードに標準装備。加えて、「アンリミテッド サハラ」と「アンリミテッド ルビコン」にはのフロントシートには、「12ウェイパワーアジャスタブルシート」をラングラーとして初めて採用している。
その他、「アンリミテッド ルビコン」に「フルフロートリアアクスル」を初搭載。従来のセミフロート構造と比べて、より強固で堅牢な構造にしたことにより、最大牽引能力を向上したという。
パワートレーンは全グレード共通で、従来モデルと同じく最高出力200kW(272PS)、最大トルク400Nmを発生する2リッター直4ガソリンターボエンジンに8速ATを組み合わせている。
ボディカラーは、「アンリミテッド サハラ」にはブライトホワイトC/CとブラックC/Cの2色、「アンリミテッド スポーツ」と「アンリミテッド ルビコン」には前述の2色にファイヤークラッカーレッド C/Cとグラナイトクリスタルメタリック C/Cを加えた4色を設定した。
また、今回同時に発売される「アンリミテッド ルビコン ハイベロシティ」と「アンリミテッド サハラ ローンチエディション」は、新型モデルの発表を記念した特別仕様車だ。「アンリミテッド ルビコン ハイベロシティ」は「アンリミテッド ルビコン」をベースに、ボディカラーにビビッドな黄色の「ハイヴェロシティ C/C」を採用。10台限定で5月17日まで申し込みを受け付ける。
もう一方の「アンリミテッド サハラ ローンチエディション」は「アンリミテッド サハラ」をベースに、トレドノース(ラングラーの生産工場)の地形柄入りフェンダーデカールや、ジープの誕生年である「1941」のロゴ入りテールゲートデカールを特別装備。ボディカラーは特別色の「アンヴィル C/C」を設定している。発売台数は300台限定。
■2024年9月
ステランティスジャパンは、ジープブランドの本格オフローダーであるラングラーの限定モデル「Limited Edition with Sunrider Flip Top for Hardtop(リミテッド エディション ウィズ サンライダー フリップ トップ フォア ハードトップ)」を2024年9月12日に発表、同年9月21日に400台限定で発売した。
今回の限定モデルは、「アンリミテッド スポーツ」および「アンリミテッド ルビコン」をベースとしつつ、フロントシート頭上に手動開閉式の「フリップトップ」を特別装備することで、気軽にオープン走行を楽しめるようになっている。さらに、通常モデルのハードトップも付属しており、自由に付け替えが可能。
ボディカラーはモデル初採用となるピンク色「トゥスカデロ パールコート」と、ラングラー 4xeで人気のライトブルー「アール クリアコート」の2色を設定。また、フロントとリアのエアコンダクト部には「Jeep Duck イラスト入りエアコンダクトプレート」を装着する。
パワートレーンについては通常モデルから変更はなく、最高出力200kW(272PS)、最大トルク400Nmを発生する直列4気筒2リッターガソリンターボエンジンを搭載している。
■2024年10月
ステランティスジャパンは2024年10月3日、ジープの本格オフローダー「ラングラー」の限定車「ルビコン(2ドア)」を100台限定で発売した。
今回のモデルは、通常の「ラングラー」のカタログには設定されていない2ドアモデルで、グレードは「ラングラー」の中で最もハードコアな「ルビコン」となる。4ドアモデルに対して、全長およびホイールベースが550mm短くなっているため、車体下部が路面に干渉しづらく、悪路走破性能も「アンリミテッド」より高いという。また、最小回転半径も5.3mと小さいため、市街地での取り回しにも優れる。
パワートレーンは、最高出力200kW、最大トルク400Nmを発生する2.0リッターエンジンを2ドアモデルの「ラングラー」として初めて採用した。
装備面では、12.3インチディスプレイを備えるオーディオナビゲーションシステム「Uconnect」をはじめ、アダプティブクルーズコントロール、シートヒーター等を標準装備している。
ボディカラーは「ブラックC/C」を採用した。