ジープ ラングラー 「往年の味を残しながら見事に進化」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

伊達 軍曹
伊達 軍曹(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
5
走行性能
4
乗り心地
3
積載性
4
燃費
3
価格
4

往年の味を残しながら見事に進化

2021.3.17

年式
2018年11月〜モデル
総評
乗用SUV的な乗り味とは異なるフィーリングを持つ車ではありますが、そこも「この車の重要で稀有な味わいのひとつ」ととらえることができるなら、そのたたずまいのカッコよさを含め、大いにおすすめできるSUVです。
満足している点
往年の「ジープ」に通じるシブいデザインと伝統、そして実際に悪路をガンガン走る人は少ないかもしれませんが、「いざとなればどこでも走っていける」という部分に、オーナーは深い満足を覚えるでしょう。先進運転支援システムも普通に充実しています。
不満な点
オフローダーであるがゆえに、乗用車ベースのプレミアムSUVのような「きわめて快適な乗り心地」を求めると、肩すかしを食らうことになるかもしれません。
デザイン

5

ご祖先様である往年の民間用ジープ「CJ-5」のモチーフを積極的に取り入れると同時に、先代のイメージや着脱式ハードトップも継承。「クラシカル」と「モダン」とが絶妙に融合しています。インテリアも往年のモチーフを大切にしてはいますが、7インチのフルカラーインフォメーションディスプレイや最新世代のインフォテイメントシステム「Uconnect」も採用しています。
走行性能

4

パワートレインは改良型の3.6L V6 と新開発の2L直4ターボで、トランスミッションは全車8速AT。4WDシステムはフルタイム4WDとパートタイム4WDの機能を併せ持った「フルタイムオンデマンド4×4システム」です。オフロード性能は相変わらず圧倒的に高く、オンロードでの快適性(直進安定性や俊敏性など)も、先代までと比べればまずまず向上しています。最小回転半径が大幅に小さくなったのもうれしいポイントです。
乗り心地

3

オフロード走行に適した「ラダーフレーム+リジッドアクスル」という基本構造であるため、乗り心地は乗用車的ではありません。とはいえ路面からの衝撃をうまく吸収してくれるため、「極度に乗り心地が悪い」というわけでは決してありません。
積載性

4

5ドアである「アンリミテッド」の場合、ラゲッジスペースは広大で、床下には小物をしまっておくのに便利な収納スペースも備わっています。
燃費

3

WLTCモード燃費は、3.6L V6を積む「アンリミテッドスポーツ」と「アンリミテッド サハラ 3.6L」が9.0km/Lで、2L直4ターボの「アンリミテッド サハラ 2.0L」でも10.0km/L。燃費は正直今ひとつです。
価格

4

売れ筋グレードの車両価格は534万〜606万円。決してお安いプライスではありませんが、輸入プレミアムSUVのなかでは安価な部類に入ります。
伊達 軍曹
伊達 軍曹
自動車ジャーナリスト
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌の編集長を務めたのち、フリーランスの執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、さまざまなメディアに多数の記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツ。
ジープ ラングラー 新型・現行モデル

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