ホンダ ヴェゼル のみんなの質問

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ともにガソリン車の4WDとして

ヴェゼルXセンシング
CX-3 20S

で悩んでいます。
どちらとも4駆で車両本体がほぼ同額ですが、内容はけっこう変わります。

やはり同じ値段なら、CX-3になりますよね?

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ベストアンサーに選ばれた回答

少し長くなり恐縮ですが、クルマ選びの一助になれば幸いです。

■ ベース車両

・「ヴェゼル」のベース車両は「フィット」
・「CX-3」のベース車両は「デミオ」

この両者にはベース車両の性格がそのまま表れています。フィットは、ホンダ独自のガソリンタンクの工夫により、この外寸ではあり得ないほど広大な室内空間を持ちます。これは競合であるヴィッツ、アクア、スイフト等と比較しても顕著な差ですね。その室内の広さはそのままヴェゼルに引き継がれています。
デミオは、競合コンパクト車の中でも最もキャビンが後退していて室内が狭いのですが、その代わり内装の見栄えは最もよく、前席は快適でドライバーが主役です。重たいディーゼルエンジン搭載を前提としたエンジンルームです。それゆえ、CX-3も2Lエンジンを積め込めてしまいます。また、デザインは好みによります。ヴェゼルとCX-3との比較では甲乙つけがたいですが、CX-3の方がアヴァンギャルドですね。
以下、両車のスペック比較です。それぞれ、略号として「V」と「C」を使用しますね。

・ヴェゼルX 4WD → V
・CX-3 20S 4WD → C

■ ボディサイズ

全てにおいてヴェゼルの方が少し大きいです。

<外寸:全長×全幅×全高>
V) 4,330×1,770×1,605mm
C) 4,275×1,765×1,550mm

<室内寸法:長×幅×高>
V) 1,930×1,485×1,265mm
C) 1,810×1,435×1,210mm

<ホイールベース>
V) 2,610mm
C) 2,570mm

<トレッド>
V) 前1,535/後1,540mm
C) 前1,525/後1,520mm

<最低地上高>
V) 170mm
C) 160mm

■ 車両重量

V) 1,370kg
C) 1,330kg
→2000ccでもCX-3の方が軽いです

■ エンジンスペック

<排気量>
V) 直噴 直列4気筒 DOHC 1,496cc
C) 直噴 直列4気筒 DOHC 1,997cc
→ボディが小さいCX-3に大きなエンジン

<ボア×ストローク>
V) 73.0×89.4(横:縦=45:55)
C) 83.5×91.2(横:縦=48:52)
→ヴェゼルは低回転トルク型設計

<圧縮比>
V) 11.5
C) 13.0
→CX-3の方が高圧縮型(高出力仕様)

<最高出力>
V) 131PS/6,600rpm
C) 150PS/6,000rpm
→当然ながら排気量の大きいCX-3が高出力

<最大トルク>
V) 15.8kgf.m/4,600rpm
C) 19.9kgf.m/2,800rpm
→CX-3の方が低い回転で大きなトルク。出足がよい。

<燃費性能:JC08モード>
V) 19.6km/L
C) 15.2km/L
→当然ですが排気量の大きいCX-3が燃費性能不利。

■ 出力指標

パワー/ウェイトレシオもトルク/ウェイトレシオも値が低い方が加速性能に優れます。以下の通り「CX-3 20S」の方がかなり値が低いので、実際に乗ると加速は「ヴェゼル15X」に比べてかなりの差があることがわかります。

<パワー/ウェイトレシオ>
V) 10.46kg/PS(1,370kg÷131PS)
C) 8.8kg/PS(1,330kg÷150PS)

<トルク/ウェイトレシオ>
V) 86.7kg/kgf.m(1,370kg÷15.8kgf.m)
C) 66.8kg/kgf.m(1,330kg÷19.9kgf.m)

■ 4WD性能

これはCX-3の圧勝ですね。性能差大きいです。
V) ビスカス式4WD(ビスカスカップリング)
C) i-Active AWD(JTEKT電子制御カップリング)

いずれも「スタンバイ式4WD」で、エンジンの出力は前輪に直結しており、通常の直進走行はFFで走行し、前輪が空転するなど前後輪で回転差が発生した際に4WDになるのは両車同じです。前後輪の回転差がなくなるとFFに戻るのも同じです。違いは4WDに切り替える仕組みの優劣です。

<ヴェゼルの4WDシステム>
ヴェゼルは前後輪をつなぐプロペラシャフトの間に「ビスカスカップリング」という装置が挟み込まれています。装置内に粘液と無数の金属板が密封されており、前後輪で回転差が発生すると、最初は粘液を介してじわりと弱く後輪が駆動し、さらに前後の回転差が広がると粘液が膨張して金属板を押し付けます。これにより4WDとしての機能を発揮するのですが、滑らないための4WDのはずが、滑ってからでないと4WDにならないので「なんちゃって4WD」とも呼ばれます。しかし仕組みが機械仕掛けでシンプルなので、わかりやすいものです。

<CX-3の4WDシステム>
CX-3は、前後輪をつなぐプロペラシャフトの間に挟まれているのはJTEKTの「電子制御カップリング」です。各所に20個以上のセンサーを配置しており、センサーが滑る予兆を感知すると4WDに切り替えます。通常、スタンバイ式4WDは滑ってからでないと4WDにならないのですが、マツダの「i-Active AWD」滑る前に4WDに切り替えることができるのです。何もいわれずに乗っていると、本格的なフルタイム4WDと区別がつかないほどです。JTEKTの電子制御カップリングは他の車種にも数多く使われていますが、現時点ではマツダの「i-Active AWD」がリードしています。

■ 予防安全装置

いわゆる自動ブレーキについて触れておきます。数年前、スバルが「ぶつからないクルマ」として名を広めた「アイサイト」に代表される自動ブレーキシステムについてです。
かつて、この分野ではスバル(日立製)が最先端、ホンダは最下位でした。しかしそれを揺るがす「モービルアイ」というイスラエル系の会社が台頭し、これが現在最も優れた解析力を持っています。日産やマツダが相次いで採用し、続いてホンダやトヨタもモービルアイの採用を開始しました。かつて最下位だったホンダでも、2017年6月以降に登場するホンダセンシング搭載車にはモービルアイのカメラが採用をされています。従って、ヴェゼルのMC後であれば、優れた自動ブレーキというわけです。CX-3と比較すると、ややCX-3が優勢ですが、ヴェゼルのシステムも閾値に達しているので特段問題ありません。

■ 最後に

長くなり失礼いたしました。上記より、室内空間と燃費を重視するならば「ヴェゼル15X」。走りを重視するならば「CX-3 20S」ということになると思います。その他、ご不明なことなどあれば、追加でご質問いただけましたら幸いです。是非、ベストなクルマ選び楽しんでくださいね。

その他の回答 (3件)

  • 装備や走行性能からCX-3のほうがいいです。またスカイアクティブエンジンは実用燃費が良いです。またCX-3のエンジンは低中速トルク重視のエンジンですから扱い易いです。

  • 後席の狭さを許容出来るならCX-3が良いです。

    排気量も違います。
    ヴェゼルは1.5l(131ps/15.5kgm)
    CX-3は2.0l(150ps/19.5kgm)

    インテリアもCX-3の方が上質です。

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  • スタイルとか好みで決めていいんじゃないですか?

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