新型ヴェゼルタイヤサイズ：225/50R18ホイールサイズ：18×7.5Jホール数：5穴PCD：114.3インセット：55がノーマルです。

Question

18インチのタイヤを流用してホイールサイズを変更しツライチにしたく思っています。フロントとリアは別サイズホイールにと考えています。ホイールはウェッズ クレンツェ ヴィルハーム 225エボです。いちばん良いフロント、リアのホイールサイズを教えて下さい。クルマに関してまったくの素人です。納車待ちの状態です。宜しくお願い致します。

Answer 1

RV系ヴェゼルの場合は、純正「18×7.5+55」に対してフロント10mm、リア20mm程度のツラ出しで、安全に保安基準(車検)をクリアできるツライチ付近になります。

■ 安全なツラ出し

「Kranze Vierharm 225EVO」18インチで、これに近いスペックに当てはめると、前輪に「18×7.5+48」で7mmのツラ出し、後輪に「18×7.5+38」で17mmのツラ出しになります。

純正)18×7.5+55(±0mm)
前輪)18×7.5+48(+7mm)
後輪)18×7.5+38(+17mm)

■ さらにツラ出し

現車合わせでツライチセッティングまでもっていくと、前後輪共あと5mm前後ツラ出しできるかもしれません。上記にハブ付の5mmスペーサーを入れればそこまで攻められます。その場合は以下のようなツラ出しスペックになります。

純正)18×7.5+55(±0mm)
前輪)18×7.5+43(+12mm)
後輪)18×7.5+33(+22mm)

＜注 意＞
しかし、この場合はステアリング機構のある前輪にはやや負荷が大きめになります。ヴェゼルのサスペンションは純正のインセット55mmのネガティブスクラブで設計されています。できればインセット48mm程度までに抑えたいところです。となると・・・
純正)18×7.5+55(±0mm)
前輪)18×8.0+49(12.35mm)
後輪)18×8.0+39(22.35mm)
・・・あたりが該当サイズになります。「前輪)18×7.5+43」は履いてみないとわかりませんが、段差でステアリングのキックバックが少し強くなったり、ワダチでハンドルが取られやすくなるかもしれません。恐らく問題ないとは思いますが、念のためリスクについて申し添えておきます。

■ ワイドトレッドスペーサーを活用したツラ出し

ヴェゼルは前輪のみ減りが早いので、前後共に「18×7.5+48」とすれば、前後タイヤローテーションが気軽にできます。その場合、前輪に5mmスペーサー、リアに15mmのワイドトレッドスペーサーを用いることでツライチ設定になります。

純正)18×7.5+55(±0mm)
前輪)18×7.5+43(+12mm)
後輪)18×7.5+33(+22mm)

＜注 意＞
前輪は、既述の注意点と重複しますが、リアのワイドトレッドスペーサーは、物理的に「Kranze Vierharm 225EVO」のボルト逃げの深さが10~12mm程度必要になると思います。ボルト逃げとは、ホイール裏のボルト穴とボルト穴の間にある凹です。デザインによって浅いもの、ボルト逃げのないものもあります。現物確認できていないのでこれは実測が必要になります。また、ワイドトレッドスペーサーの剛性は車体側のハブより落ちるため、規定トルクで締めあげる必要があります。

■ 19インチの場合

ご興味ないかもしれませんが、ツライチにするのであれば、タイヤも交換して19インチにしてしまうとさらに引き締まります。「Kranze Vierharm 225EVO」の19インチは、まさにＲＶヴェゼルのために設計されたようなサイズ設定になっています。

純正)18×7.5+55(±0mm)
前輪)19×8.0+48(+13.35mm)
後輪)18×8.0+38(+23.35mm)

■ ハミ出した場合

保安基準では、フェンダーの「前30度/後50度」の範囲内にホイール（ナット・センターキャップ含む）が収まっていなければなりません（貼付図参照）。スペーサー利用の場合、スペーサーを外せば問題ありませんが、ツラツラスペックのホイールを選んでハミ出てしまった場合はオーバーフェンダーでも対応できます。10mmまで（左右計20mmまで）のオーバーフェンダーが認められていますので、市販のフェンダーモール等で対応できます。
または、ローダウンですね。ローダウンするとネガティブキャンバー(車両を前後から見てハの字)が強くなり、少しツラが引っ込みます。RVヴェゼルの場合は、フロントが持ち上がり気味なので見栄え上、少し下げたいというユーザーさんも多いようです。もしもローダウンを予定していて、ツライチにする場合は、最初にローダウンをしてからツライチにする方がスムーズですね。

「Kranze Vierharm 225EVO」は、フランジ(リム外周)よりも、ディスク面が5mm出っ張っています。なので5mm程度余裕を持ったセッティングが必要と思います。貼付図をご参考に、現車実測して装着されることをおすすめします。

長くなり失礼いたしました。納車楽しみですね。ご不明な点などございましたら追加でご質問いただけましたら幸いです。