よく古いバイクで空冷エンジンには高粘度鉱物由が良いと聞きますが車でも同じなのですか？

Question

映画で古いマッスルカーのオイルをかえてるシーンがあったので気になりました。

Answer 1

シリンダーにはクロスハッチというオイル保持のために線キズが付けられてますこれが多走行で摩耗、オイル保持低下、ピストンリング張力低下とでクリアランス増大により圧縮時、ピストンリングとシリンダーのすき間からオイルが吹き抜け圧縮低下、ブローバイガス増大、
燃調悪化、オイルが目に見えて減るということになります。マフラー出口が煤ける。
オイル粘土上げることで戻されたブローバイガスがインマニスロットル付近でべとつかずオイル消費も減りマフラーカッターのススも減ります。


http://tyiz.jp/NSX/nsx/nsxOILcatchtank.htm

最近の低燃費車はピストンリングも数減らしオイルも低粘土0w-２０とか入れるので抵抗が少なく燃費がいい分オイルの吹き抜けが出てオイル消費が多い中古車種もあります。
旧車や多走行に高粘度オイルがいいのはクリアランス増大分をオイルの粘土で補うため圧縮や機密性保ち重いがトルクある特性に、エンジン保護にも良い為。
化学合成油の方が分子が細かくへたったシールから漏れやすいと言われてます。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございます

Answer 2

米国産の良い鉱物油は分子崩壊曲線が穏やかって聞いた事ある

4発空冷とか中2発は放熱悪そうｗ

Answer 3

基本的にはそうです。マッスルカーの世代となるとシールへの適合性を考慮するとやはり鉱物油が好ましいといえます。

さらに設計としてもクリアランスは広めなので高粘度が好ましいという形となります。オイル消費も相応に多く、それを抑制するためにも高粘度は有効です。また排気量に対していえばマッスルカーのオイル量は意外なほど少なく、水冷ではあっても冷却能力は現代に比べると低いため、油温やその他の負担がシビアとなるため高粘度でマージンを取るのが好ましいと言えます。細かい点でいえばOHVでバルブトレーン全体の潤滑も厳しめですのでこの点でも高粘度の方が好ましいといえます。

そのあたりはマッスルカーやそれに準ずるエンジンを積んだ車がまだ多く走っていアメリカの状況を見るとわかりやすいかもしれません。例えば日本においては20w-50などという粘度はもはや特殊な粘度で一般向けの設定ではまずありません。
しかしアメリカにおいては一般向けの極めてベーシックなグレードにおいても下は5w-20から上は20w-50と幅広い粘度を標準でラインナップしている事が多い事からも一定の需要が未だにあるのがわかるかと思います。

Answer 4

古くなるとエンジンに使われているゴム製のOリングが劣化、消耗してオイル漏れの原因になります。また、ピストンリングとシリンダーの圧縮漏れ、駆動部の油膜切れなどを軽減するためにも、古いエンジンには高粘度オイルがいいと言われています。また、使用されているゴムの材質から化学合成油によって侵さるれるものがあり、鉱物油が良いとされています。
超高粘度にするための添加剤として「ゴールドパンチ」と言うものも存在します。

これらの事から、クルマでも同様と言えると思います。

「4発空冷とか(の)中(側の)2発は放熱悪そうｗ」と回答されている方がいますが、

そのとおりです。
その対処法としてシリンダーの2番、3番の混合気は濃い目に設定します。