スーパーGTの日産GT-Rについて

Question

日産はGT500のマシンをGT-RからZに変えますが、その理由の一つとしてGT-Rの設計が古いためにライバルのスープラやNSXと比べて空力面で不利になったということがありました。
GT500はほぼ市販車と共通のパーツがなく、見た目だけ市販車に似せているレーシングカーですが、それでもベース車両の影響はあるんでしょうか？
また、レーシングカーで設計の古さが問題になったということで、市販のGT-Rも今年でデビューから14年目ですが、ライバルと比べて見劣りすることはないんでしょうか？

Answer 1

今のGT500は、各部の寸法が詳細にルール化され、ベース車の大きさにかかわらず"スケーリング"が可能なので、あまりベース車の古さは関係しないですけどね。

ただトヨタ/レクサスとホンダは、規定変更のタイミングで大きな変更(ベース車自体や軌道方式)を行ったのに対して、日産は継続性を重視してGTｰRを使い続けた事で「伸びしろ」が減ってきたのも事実かと思います。
特に2017年、20年の車両規定変更によって削減されたダウンフォースを取り戻すため、ドラッギー(空気抵抗の多い)で扱いにくいマシンとなって、ライバルに劣る状況になっていました。
https://supergt.net/news/single/20681


市販車に近いGT3(GT300に参戦)の方は、BoPの綾もありますが、今年もチャンピオン争いに加わるぐらいのポテンシャルを有しています。
とは言え市販車は、レースのようにBoPや厳密なルールがあるわけじゃないので、GTｰRの相対的なパフォーマンスは、新型のライバル車に及ばない部分もあります。

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございます