スーパーGTについて質問です。

Question

全日本GT選手権の時代（2000年頃）までよく観ていた者ですが、久々にスーパーGTに興味を持って色々調べていたらだいぶ規定が変わっている事に驚きました！

GT500クラスについてですが、
エンジンは共通スペックのエンジンを各メーカーが製作して各車に積んでると言う事でしょうか？

また共通モノコックという事ですが、これはGTR、NSX、スープラのカウルを被っているだけで中身は共通のサイズということですか？
それともコックピット部分だけ共通でシャーシはそれぞれって事ですか？

外観もリアウイング等、全車共通化しているようで昔のようなエアロパーツに個性が無くなったような気がしますね！

レース面では均等な速さになって面白みが増すのかもしれませんが…

Answer 1

改めてGTに興味持っていただき嬉しいですね♪
2000年頃といえば、GT500は今と同じ、スープラ・NSX・GT-Rに加えて、マクラーレンとかディアブロとかバイパーとか走ってましたね！
何気に懐かしい（笑）

今のGT500は、
●エンジン
「2リッター直噴ターボエンジン」という共通規格で、3メーカーが製作しています。もちろん、各メーカーのエンジン特性がありますので、ピークパワー重視とか、ピックアップトルク重視とか、いろいろ味付けがあります。

●モノコック
ドイツDTMと同規格のカーボンモノコック（東レ・カーボンマジック製）が3メーカー共通で装着されています。
もちろん、エンジンの装着位置（FRかMRか、ということではなく銃身位置の問題。現在のGT500は、NSXもFR）や、サスペンションのジオメトリーなどに各メーカーの個性が見られ、それによるメカニカルグリップが特徴になっています。
今シーズンはトヨタ（GRスープラ）がこのあたりでぬきんでているような）。

●エアロパーツ
リアウィングなど、マシン上部は「デザインライン」という規定があり、規定長で変更は出来ません。
もちろん、ドアの下部での変更調整はいろいろ出来ますので、各マシンの形状特性からエアロパーツ（カナード、フリックボクス、ラテラルダクと、など）に各メーカーの特性が見られ、毎戦そのパーツの進化を見るのも面白いです。

基本パーツでは共通化が見られるGT500ですが、それ以外の部分は結構自由？各メーカーの個性が見られるので、それはそれで楽しいです。サーキットで、テレビで、「速ぇ～」と見てもよいですし、近くでマシンをまじまじと見て、どんな効果があるのかな？と分析してみるのも面白いかもしれませんね。

Answer 2

2.4リッター4気筒シングルターボエンジンで、ボアストロークは規定範囲内で選べます。

シャーシは共通ですが、去年までは特別ルールで、ホンダだけFRではなくMRでしたが今年から全社FRです。

Answer 3

エンジンは、2.0L・直4ターボと言う形式が同じというだけで、各メーカーが独自に開発しています(ターボやECU、燃料ポンプなど共通部品もありますが)。

車体の方もモノコックやサスペンションアーム、リアウイングなど共通化されていますが、ベース車によってキャビン形状が異なりますし、フロントバンパーのフリックボックスとドア下部のラテラルダクトは、各メーカーが開発できる範囲です
https://www.as-web.jp/supergt/533904?all

Answer 4

エンジンは、スーパーフォーミュラとスーパーGT共通規格で3メーカー協同開発のNRE(Nippon Race Engine)と呼ばれる物を搭載されてます!
量産レーシングエンジンとしてコストダウンしつつ、600馬力以上を絞り出して居ます!
モノコックは、コストダウンと、DTMとの共通規格にする為に中身は共通で今年度からNSXもFR化されてます!
エアロパーツは、一部共通規格で厳しい規定を設けた範囲で開発競争してます!
個性は少なくなった物の、性能は以前より増しており、テクニカルレイアウトとなった現在の富士スピードウェイでも最高速は300km以上出ており、マシン性能が上がった故に、テクニカルコースのSUGO戦では毎シーズン波乱の展開が起きるので、迫力や楽しさは全く衰えないです
またDTMと共通規格となり、交流戦も行われており、DTM勢VSスーパーGT勢のバトルが見れるのを期待出来ます!
https://youtu.be/XuRbEknmX-c