ホンダ フィットハイブリッド 「ベーシックを極めるのは難しい。」のユーザーレビュー

オタナス オタナスさん

ホンダ フィットハイブリッド

グレード:e:HEV ベーシック_4WD(CVT_1.5) 2024年式

乗車形式:レンタカー

評価

2

走行性能
4
乗り心地
3
燃費
2
デザイン
1
積載性
5
価格
2

ベーシックを極めるのは難しい。

2025.2.13

総評

雪上を走ってみて、四駆性能としては十分に有効と感じました。
ホンダの四駆はダメと言われたのは過去の話しですね。
動きも自然ですし、特段切り替えもなく、いつでも使いっぱなしにできるのは一般受けしそうです。

一方、クルマそのものの出来栄えには疑問。
身内ではN-BOXとフリードに挟まれ、ソリオやルーミーといったスライドドアを持つコンパクトカーが登場し、想定される一般ユーザーが見えにくくなっています。
結局のところ、社用車やレンタカーの用途が目立ってしまうんですね。
それでもヤリスやノートは一般ユーザー多いんだけどなぁ・・・。
満足している点

ベーシックを名乗りながらe:HEV仕様はオートエアコン、スマートキーといった装備が標準で付いてきます。
5ナンバーサイズの中で優れたシートアレンジと開放的な視界はベーシックカーとして多くの人に受け入れられる素質があります。
不満な点

デザインや装備にコストを掛ける場所を誤っている箇所が多数。
何も付けない、デザインがシンプルなことが全てにおいてベストとは限りませんよ。
デザイン

1


ライバルより優れる、広い空間を感じさせるエクステリアは歴代モデルからの共通点ですが、スライドドアを持つハイト系の軽・普通車が増えており、中々メリットになりにくい時代になりました。
ベーシック専用色のルナシルバーにすると業務用かレンタカー(まさにそうですが)っぽさがより際立ちます。


極細になったAピラーは視界確保に貢献し、外板が樹脂パーツになっているのが特徴。
ベーシックでもHVグレードはLEDランプになりますが、このヘッドランプもブラックアウトの余白が大きく中途半端な印象。


インテリアはHVで200万円クラスとしては並みですが、液晶メーターや電子パーキングなどにお金を掛けてしまった影響か、リアのドアトリムはとても貧相。


シフトブーツがあるのは良いけれど、ホワイトのパネルは意味不明。


そんなことより、一番驚いたのがシートベルトの高さ調整が出来ない点。
お金の掛けるところ間違ってますよ。
走行性能

4


1.5Lエンジンに2モーターのHV。
2モーターと言っても、リアにモーターが付くタイプではなく、プロペラシャフトで後輪を駆動するのが特徴です。


この方式が理由なのか、切替えモードもなく、E-fourのようにトルク配分が液晶に表示されることもありません。
とはいえ、雪上での走行では相当な安定感を見せ、安心した走行が出来ました。


滑ったら四駆的な物でもなく、E-four的な電子でグイグイ制御する気概を感じるタイプでもありません。
メカニズム的にも、一番ガソリン車の四駆に似ていますね。
轍の大きなルートを走行しても姿勢が乱れにくく、クルマが左右にブレず前に進む力をしっかり伝達してくれて頼もしい走りをしてくれました。
スノーモードのようなギミックもありませんが、普通のユーザーが日常使いするには意識しないで乗れる四駆と言えますね。


あと、今回履いていたスタッドレスのウィンターマックスはロードノイズが大き目でした。
圧雪路での効き目は悪くありませんが、VRXは舗装路でもっと静かです。
乗り心地

3


運転席に座ってみると、なにかしっくりこないドライビングポジション。
シートの先端がペダル方向に斜めにカーブしており膝が浮きやすい印象。昔のようにデュアルシートリフターでもあれば違うのでしょうけれど、座面角度が変えられない以上、どうにも落ち着きませんでした。
そしてメーターの角度が合わず、メーターフードが短くて見づらい!
一方、センタータンクでクッションが薄くなりがちな座面ですが、ウレタンの硬さは適切で座り心地はまずまずでした。サイドサポートもしっかりしており惜しい感じ。
走行中の静粛性もHVシステムならでは、凹凸の激しい雪道でも車体が捩れたりするような振動は抑えられています。
もちろん軋み音もなく、剛性の高さは感じられました。

リアシートに乗り換えると一転、突き上げの強さを感じます。後席は荷物置きと考えているようで、ダンパーが安っぽい気がする。まあ、実際リアシートはレイアウト重視で売っていますからね・・・。

総じて乗り心地は値段なりです。
もっと同じ値段で乗り心地の良いクルマは沢山あります。
積載性

5


スキーに行くと、どうしても荷物が多くなります。
毎年、雪上試乗を兼ねて四駆を乗り比べてきていますが、荷物の量はほぼ一定なので良い比較が出来ています。
ライバルで一番積載性、積み下ろしの楽さに優れていますね。
リアシート下にも空間があり、ブーツやスノーブラシの収納に便利でした。

荷室の側面もセダンのようなトリムが付いていて、樹脂成型よりは良いモノに感じるのも○
燃費

2


カタログ値25.4km/Lに対し、22.6km/L。
ノートe-POWER 4WDが試乗時に28.8km/L、ヤリスHV E-fourが27.5km/L走ったことを考えると少々物足りない。
一方、ガソリン四駆のMAZDA2 i-ACTIV AWDが16km/Lだったので、やはりガソリン車よりは良好な数値という所に落ち着くようです。

価格

2


4WDどうしで比べると、e:HEV仕様が234万円。
ガソリン仕様が192万円。
42万円の価格差は結構大きい気がしますね。
故障経験

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