ホンダ フィットハイブリッド 「鬼に金棒? 試乗して感じたこと :  日本でダントツに売れているプリウス。  その原動力がハイブリッドであることは間違いないだろう。  また、日本で最」のユーザーレビュー

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ホンダ フィットハイブリッド

グレード:-

乗車形式:試乗

評価

3

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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鬼に金棒? 試乗して感じたこと :  日本でダントツに売れているプリウス。  その原動力がハイブリッドであることは間違いないだろう。  また、日本で最

2010.10.11

総評
鬼に金棒? 試乗して感じたこと
:
 日本でダントツに売れているプリウス。
 その原動力がハイブリッドであることは間違いないだろう。
 また、日本で最も売れているコンパクトカーがフィット。
 そして、この2つを合体させたのがフィットハイブリットだ。
 まさに「鬼に金棒」。売れないわけがない。
 実際、すでに1万台のバックオーダーを抱えているそうだ。
 ハイブリッドが「159万円から」というのにも訴求力があろう。
 この強い商品力を持つ同車がどんな走りをするのか、興味津津で試乗をさせてもらった。
 試乗したのはハイエンドグレード。インターナビやVSAが標準装備される唯一のグレードだがその価格は210万円でプリウスの最廉価版を超える。
 本車試乗の前に、ディーラーの厚意で比較のために旧型にも乗せてもらった。これはこれで十分だった。やはり広い。
 わずかに気になったのは、上り坂での加速。安っぽい騒音が聞こえる。巡行時は静かなのに・・・
:
満足している点
:
 ハイブリッドに乗り替えて最初に感じた違いは出だしのなめらかさ。
 モーターのアシストを受けて、1130㎏のコンパクトカーにしては重い車体がスッと前に出る。かったるさは感じなかった。エンジンへの負荷も減り、加速時の音も静かだ。
 ただでさえ遮音の効いている室内はアイドリングストップのおかげで、停車時はさらに静かになる。ブレーキペダルを離した時の再始動音・時間はマーチと同等か、これもかったるさはなかった。
 フルフラットアンダーカバーも魅力的な装備。高速走行時の燃費を上げるだけでなく、ロードノイズを下げる効果もありそうである。
 特質すべきは燃費。
 22~23㎞/L。
 特にエコランを意識せずに市街地を走ってこの値だ。正直驚いた。 
 乗り心地もいい。私は重い車は好きではないのだが、重さは、乗り心地に重厚感を与える。
 旋回能力も私には充分だった。フィットは元々ライバルに比べてフロントヘビーなのだが、少し速めに交差点を曲がっても、外側前輪が沈み込むようなことはなかった。重いバッテリーがリヤに置かれ、前後重量バランスが改善されたことも一因か。
 ボディ剛性も開口部が広い割にはカチッとしていた。窓を開けた状態でドアを閉めても、安っぽい音はしない。ポロのガシッとした感覚、スイフトのガチッとした感覚には及ばないが、カチッとした感覚は好印象だった。
 広さ。フィットを語る上で、ラゲッジの広さやシートアレンジの豊富さは挙げなくてはいけない。バッテリーもシートアンダーボックスに収まり、ラゲッジスペースを狭くはしていない。
:
不満な点
:
 しかし、心配な点もある。価格だ。
 159万円。
 最廉価版Gと比べると優遇税制分を加えても30万円以上の差がある。
 ただし、これを持ってハイブリッド代が30万円と言っているレビューがあるが、それは少しアンフェアな意見だ。というのも、ハイブリッドではベースグレードでも、Gにないテレスコやクルーズコントロール、運転席ハイドアジャアスター、リヤスタビライザーが付いている。タイヤもワンサイズ大きい。オートエアコンやバニティミラーを含め内装もワンランク上だ。ハイブリッド代は20万円を切るのではないだろうか。燃料代でこの価格差を埋めるのは大変だが、ワンクラス上の車と思えば安いものではないだろうか。事実乗り心地や加速感はハイブリットのほうが上だ。
 コワイのは来年発売するとされるヴィッツ級ハイブリットだ。40㎞/Lを超えて、価格が160万円台からとかなら、フィットはあっという間に失速するだろう。
 ブレーキの耐久性も心配だ。
 1130kgは重いとされたポロよりさらに30㎏重い。市街地試乗ではその限界や耐久性は知れるわけもないが、ある程度強化されているのだろうか。タイヤはワンサイズ大きくなっているとはいえ、ブレーキ形式は140kg軽いGと同じ、リヤはドラム式。 
 また、リヤヘッドレストは一杯に上げても低く、頭を保護しない。アクロバティックなシートアレンジはそれはそれで便利だが、乗員の安全をないがしろにしては本末てん倒だ。
 Aピラーの太さも気になる。三角窓は実用的だし、ドアミラーの死角の消し方もよく考えられている。しかし、ピラーの死角は5度近くあり、しかも寝ているので、右側方からの車を隠しやすくなり、危険度が増す。
 さらに気になるのがVSAとカーテンシールドエアバッグが両方は付けられないグレードがあるところだ。旧型でも同じようなことをやっていたホンダ。装着率が低いからなるべくコストがかからないようにということなのだろうが、安全性を第一に考えてほしい。
 しかし、これらの短所を差し引いても、試乗後はもっと乗りたいと思わせされる車でした。
:
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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