ホンダ フィットハイブリッド 「フィットという実用車の高い素性を損なうことなく、見事にオンされたハイブリッドシステム。軽快な中にも重厚な味わいを伝える走りの味付けや乗り心地も見事だし」のユーザーレビュー

フィットという実用車の高い素性を損なうことなく、見事にオンされたハイブリッドシステム。軽快な中にも重厚な味わいを伝える走りの味付けや乗り心地も見事だし

2011.9.21

総評

フィットという実用車の高い素性を損なうことなく、見事にオンされたハイブリッドシステム。軽快な中にも重厚な味わいを伝える走りの味付けや乗り心地も見事だし、CVT特有の違和感が残ることを除けば、広く万人におすすめできるハイブリッド車です。

トヨタ式のハイブリッドのような未来感覚は薄いかもしれませんが、人間が主体的に操る、という感覚を忘れないホンダ式ハイブリッドの方に魅力を感じます。

満足している点

通常のガソリン車と比較して何ら違和感を感じない、安心できる運転感覚。プリウスは確かに未来的かもしれないが、物事には捨て去ってはいけない古典というものがあり、そういった意味でIMAは地に足のついたハイブリッド、と思える。

上級グレード用の遮音材やクルーズコントロールといった装備をしっかり備えて、フィットの上位グレード、という位置づけを納得させる装備と走りの味付け。

フィットというよく練り込まれた実用車の実用性をほとんど損なうことなくインストールされたハイブリッド・システムはお見事というほかない。

アイドリングストップも、信号待ちなどでけっこうしっかり止めてくる。

不満な点

せっかく、普通の３ペダルMTと組み合わせることのできるIMAハイブリッドなのにCVTしかないことが最大の不満。CR-Z用の6段とは言わないが、普通のフィット13G用の5段MTくらいセットしてくれないものか。

エコを意識させるというのは悪いことではないかもしれないが、ティーチング機能やエコドライビング具合に応じて背景色の変わるメーターはやりすぎ。エコよりも安全が最優先であるべきだし、そのために運転中は運転に集中させるべき。

テレスコピック・ステアリングやリアバンパーに牽引フックをねじ込むためのねじ穴が用意してある割に、後席中央がヘッドレストなし・２点式シートベルト、というのはいかがなものでしょう。

フィットに限ったことではありませんが、プライバシーガラスのレスオプション、できないもんでしょうか。

ついでに、ホンダではかつてのシビックシャトル・ビーグルを例外として、すべての車種でオプションとしても用意してくれないリアフォグランプ。　

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験