BMW 1シリーズ ハッチバック 「FFになってもBMWのブランド力は魅力的」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

国沢 光宏
国沢 光宏
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
3
走行性能
3
乗り心地
3
積載性
4
燃費
3
価格
2

FFになってもBMWのブランド力は魅力的

2021.5.27

年式
2019年8月〜モデル
総評
薄味になった感は否めない1シリーズだが、普通の人がBMWのブランド力なども魅力に買うなら、広くなった点など「正しい変化を行った」と言えるのも事実だ。また1シリーズは1年落ち5000kmといった新車に非常に近い中古車が260万円程度からそれなりの数流通しているので、そういったクルマも見てみるといいだろう。
満足している点
BMWも5ドアハッチバックのFF車という普通のクルマを造るようになったといういい意味での大衆化、ユーザーへの歩み寄りによりフレンドリーな存在となった点。また個人差も大きいようだが、ナビなどの音声入力機能の評価も高い。
不満な点
Good点と矛盾するようだが、コンパクトFRという孤高の存在だった先代モデルを思うと普通のクルマになってしまったこと。趣味性を求めるなら高価なM135i xDrive一択となるのは、普通の人にはちょっと厳しいかもしれない。
デザイン

3

現行モデルから1シリーズもBMW伝統のFRからFFになったのに加え、ボディサイズの拡大も影響し、BMWらしいシャープなデザインではなくなった。しかし、嫌いという人も少ない万人向けのデザインではあるのも事実だ。
走行性能

3

標準的な1.5リッターガソリンターボと2リッターディーゼルターボは、全体的にこのクラスの水準以上の仕上がりではあるものの、印象に残るところも特にない。2リッターガソリンターボ+4WDとなるM135i xDriveは600万円越えの価格になるが、いろいろな部分で「さすが」と感じる。
乗り心地

3

1.5リッターガソリンターボと2リッターディーゼルターボは、乗り心地もこのクラスとしては優れたレベルではあるものの飛び抜けて良いというレベルに届いていない。M135i xDriveは「硬いけどしなやか」という印象で、BMWのMらしさを感じる。
積載性

4

FF化によりFRだった先代モデルに対しラゲッジスペースは大幅に広くなったのに加え、同クラスのモデルと比べても広い部類に入るので、ベビーカーなどを積むことが多い若いファミリー層でも平日から休日まで便利に使えるだろう。
燃費

3

総合的な実用燃費は1.5リッターガソリンターボ13km/L程度と目立たないが、2リッターディーゼルターボは16km/L程度が期待できるのに加え、どちらも高速巡航中の燃費が良好なので、長距離ドライブが多い人にはいい。
価格

2

337万円からという価格はBMWのブランド力も考えると確かにインパクトがある。しかし、337万円の118iには先行車追従型のアダプィブクルーズコントロールが付かないなど、欲しい装備を加えると約400万円となるので、実質的には特にリーズナブルなわけでもない。
国沢 光宏
国沢 光宏
自動車ジャーナリスト
東京中野生まれ。ベストカー編集部員を経てフリーに。得意分野は新車の評価の他、自動車企業の分析、新技術の紹介など。自動車雑誌への寄稿をメインに、インターネットメディア、ラジオやTVのコメンテーターも。業界の話題を素直に紹介する手作りの個人Webサイトはいろんな意味で人気(アンチの数も多い)。大型免許とけん引免許、1級小型船舶免許所有。2005年アジアパシフィックラリー選手権シリーズに参戦。ラリージャパン(WRC)の参戦経験も持つ。趣味はクルマとバイク、ボート、スキー、ダイビング。弱点は球技(特にゴルフ)。
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