BMW 1シリーズ ハッチバック のみんなの質問

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VWがCO2排出量規制対応で後れを取っているのはなぜですか?

欧州交通環境連盟(European Federation for Transport and Environment)が4日発表した2009年に生産された自動車に関する調査結果では、2015年までに走行1キロあたりのCO2排出量を130グラム(g)まで削減するというEU設定の数値目標に対し、すでにトヨタが131g、フィアットが132gと迫っているのに対し、VWは153gと大きく後れを取っています。小型車中心のメーカーなのに、BMWにも負けているのは由々しき問題ではないでしょうか?
ダウンサイジングとかクリーンディーゼルで日本メーカーよりもはるかに先を行っていたと思っていたのですが、なぜこんなことになってしまったのでしょうか?

http://www.afpbb.com/article/economy/2772465/6408036

補足

仮に、あまりエコではない高価格モデルの比率が高いことが理由でCO2排出量が下がらないのだとしたら、今後はそのようなモデルをラインナップから落としていかなければ数値目標を達成することができないということでしょうか? あるいは、劣勢を一気に跳ね返すウルトラCのようなものが用意されているのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

VWがCO2排出低減対策の主軸に据えている、ダウンサイジングやクリーンディーゼルは、結果を見る限りあまり効果的なアプローチではなかった、ということです。
ボディを変えずにエンジンだけを少しだけ軽量化し、過給して問題が解決するというのであれば、実にお手軽でいいのですが、そのような小手先のテクニックで解決できるほど簡単な話ではありません。フィアットのようにラインナップ全体を小型軽量化するとか、トヨタのようにハイブリッド車を量産しない限り、EUの規制をクリアすることは困難だということがはっきりしてきました。
日本の基準と世界の基準が云々、と言ってる方がおられますが、質問にある調査結果はEUの定めた基準に従って、EUの調査機関が調査したものですから、全くピント外れのコメントです。
トヨタよりもVWの方が高性能車の比率が高いから平均燃費も悪い、と言うのも詭弁ですね。VWの数値はBMWにも負けているのですが、VWのラインナップはBMWよりも高出力車の比率が高い、とでも真顔で主張するおつもりでしょうか?ミニや1シリーズがあると言っても、VWのラインナップにはご自慢のTSIやDCTを積んだポロやゴルフが同様にラインナップされていますから、少なくとも車種構成でBMWより不利だとは言えないはずです。
2009年といえば、TSI+DCTがラインナップの主力に搭載され、メーカーの主張通りであればCO2対策は相当に進んでいるはずですが実際にはそうではありません。これから2015年までの間に「ゴルフハイブリッド」を年間10万台売るとか、そんな秘策でもあれば別ですが、このままでは政治的圧力で施行を遅らせるしか選択肢がありません。
EUが作ったCO2規制の基準値ですが、当初予定の2015年までに域内の主要メーカーがこれを達成するのは困難だと言われており、自分の首を自分で締めている状況です。その中で、アウェーのトヨタが先陣を切って前倒し達成に目途をつけたというのは実に皮肉な結果だと言わざるを得ません。

(補足に対して)
VWの問題は、高価格モデルというよりもむしろ低価格モデルです。TSIは、ターボやSCなどややコストの高い補機を必要とするため、廉価車に普及させることが難しいのです。NAのエンジンを使って燃費の改善ができればいいのですが、もともと直噴の技術はトヨタから導入したものですし、可変バルブリフトやミラーサイクルなど、重要なエンジン技術でVWは完全に周回遅れです。
スズキと提携したのも、いざとなれば燃費の良いスズキの小型車をOEM調達してEU域内で販売し、当座を凌ごうという不純な動機があるのかもしれません。
いずれにしても、今のままでは、大幅な車種の整理をしない限り基準達成は難しいといえます。

質問者からのお礼コメント

2010.11.25 00:18

皆様ご回答ありがとうございます。やはりTSIやDSGだけで規制を乗り越えることは難しそうですね。スズキとの提携の話もなるほどと思いました。

その他の回答 (2件)

  • 【補足のご質問に】
    記されたURLの参照先(下記URL)
    http://www.transportenvironment.org/

    この中の最初の記事"The 2010 T&E Car Company CO2 Report"の"Read more"の中に下記の記載があります。.

    "Volkswagen Group, Europe’s biggest-selling carmaker, ………"

    ここには,燃費が優れたモデルがありながら,その技術が自社の全部の車種に展開できていないという趣旨のことが書かれています。つまり下記2つの方策があると言えます。

    (1) 燃費改善に有効なTSIやDSGをより高出力エンジンにまで適用する
    (2) 燃費の悪い車種を整理し,燃費の良いモデルに集約する … 低廉な車種や商用車のようにプライスが厳しいものがあるので,厳しいところです (BMWやダイムラー社との差異)

    ===================

    ●モデルミックスが主要な原因です
    オランダでの状況をみてみましょう

    ★トヨタ
    アイゴ,ヴァーソ,ヤリス … 小型車で58%

    ★FIAT
    500,パンダ … 80%

    ★VW
    ポロ,ゴルフ,フォックス … 60%

    これから,FIATが優れているのは,燃費の良い小さい排気量のエンジン車が多いことがわかります。

    VWとトヨタがほぼ同じなのに,平均燃費が異なるのは,高出力モデル(ゴルフのGTIやR,トゥアレグなど),つまり高価格モデルの比率が高いためです。

    ●どうしてトヨタの高いプライス車は売れないのか?
    欧州でのトヨタへの評価は,下記の通りです。

    ・品質が高い
    ・安い (韓国車より高い)

    逆に言えば,高性能車を買う場合,欧州車を選ぶ傾向があります。

    ●平均燃費の推移
    日本でも,平均燃費が改善しているとのデータが時々,出てきます。これは技術の改良もあるのですが,最大の理由は,燃費の良いクルマ,つまり軽自動車やリッターカーの比率が増えているためです。つまり燃費が良くなっていると言うことは,日本経済の観点で考えると,シュリンクしているということになります。

    ●VWの新技術はムダなのか?
    VWのTSIエンジン(直噴+主としてターボ・チャージャ)やDSG(ダブル・クラッチ変速機=技術名ではDCT)は,20%くらい燃費を改善しました。一方,トヨタのハイブリッド技術は,カタログ燃費は2倍くらい改善していますが,実燃費では20~30%程度の改善です。しかも渋滞路が多い条件では,燃費が改善しますが,高速道路走行では,重量増により悪化します。一方,VWの新技術は,どの走行モードでも燃費が改善します。このため日本でゴルフとカローラを比較すると,ゴルフの方がしばしば良くなります(=カタログ燃費達成率はVWの方が高い)。

    日本にいると,トヨタやホンダはハイブリッド技術で世界をリードしているように見えますが,欧州や北米から見ると,日本勢は「飛び道具」を使っているだけで,シェアはあまりありません。つまり1台あたりの燃費は良くても,プライスが高いので,普及させるのが難しい状況です。欧米人のように,プライスが回収できないハイブリッド車は,日本ほど購入への関心が高くありません。

    つまり欧米人にとって,多くのクルマに適用できる技術こそ重要で,飛び道具は後からおいかけても十分,追いつけると考えています。実際,日産フーガ・ハイブリッドの燃費は,クラウン・ハイブリッドより優れています(19.0km/Lと15.6km/L)。フーガのようなパラレル型のハイブリッドは,構造も簡単で,モータ出力もトヨタの半分しかありませんから,欧州勢がこの方法で,攻めてくるのは容易です。そうなると,エンジン技術の差異が出てきます。欧州勢は,ダウンサイジング・ターボやいろいろな種類のクリーン・ディーゼルエンジンを持っています。日本は,これからです(欧州向けのディーゼルエンジンは2Lクラスのみで,欧州より低性能。追いついているのは,Renault=日産とマツダのみ)。

    ●BMWについて
    BMWだから排気量が大きいクルマばかりと誤解されている方がおられるようですが,統計的にはMINIブランドも入っています。MINIは,たとえば英国ではBMWの30%のシェアを占めており,BMWの1シリーズの116i,118iとともにCO2排出量低減に寄与しています。

    簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

  • 私の個人的な考え方です。
    我が国の自動車メーカーが発表するCO2排出量は、日本独自のものであり操作されていると思っています。
    10・15モードやFC08モード、我が国で製造される自動車は優れた数値を示しますが、外国メーカーが製造した自動車はそれほど優れた数値を示しているとはいえません。
    しかし実燃費を見ると日本車が優れているとは言いきれません、逆の例も沢山あります。
    確かに実燃費のデータを集計し、その上で排出量規制をすることは困難ですが、世界と同程度の測定要領を採用すべきでしょう。
    10・15モードの測定要領を実車で走行してみれば全く実情とはかけ離れていることが理解出来ると思います。
    小学生が30人31脚の競争を行っていますが、最大加速時においても彼らの加速よりも遅い実情です。
    そして巡航と減速、停止を繰り返した計測要領、これが10・15モードです。

    日本は企業と行政(独立行政法人を含みます)が余りにも接近しすぎている気がします。

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