ディーゼルエンジンを使ったプロペラの飛行機があると聞きました。 使う燃料はJET-AかJET-A1という種類のようです。

Question

そのJET燃料は軽油で走るディーゼルエンジン車の燃料として使用することはできるのでしょうか？

ディーゼルエンジンだからそのまま使えるのではと思って気になった次第です。

車は普段街中を走行している大型のトラックではなく、家族で使用するようなディーゼル車を想定として回答いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

Answer 1

JET-A1はケロシン（灯油）ですので、軽油に近い性質を持っています。

灯油と言っても航空燃料なので、一般家庭用の灯油とは違う物ですが。
（精製度や添加物がまったく異なります）

ディーゼル車には軽油を入れますが、家庭用の灯油でも走る事が出来ます。

ただ、エンジンの性能を100％引き出す事が出来ない（出力が弱い）上、エンジン内部にスラッジが溜まりやすく、恒久的にエンジン性能が低下してしまいます。

ひと昔前は燃料費を浮かせる為に軽油に灯油を混ぜて乗っている人がよくいました。
（脱税になるので違法です）

家庭用の灯油の代わりにJET-A1を給油しても走れない事はないでしょう。

ただ、「走る事が出来る」という程度であり、性能は落ちるはずです。

自動車用ディーゼルエンジンはJET-A1を前提として開発されていませんので、軽油よりも性能が上がる事は100％有り得ません。

質問者からのお礼コメント

求めていた回答そのものでした！
回答くださった方々、新たな知見が増えました。
ありがとうございました。

Answer 2

ディーゼルエンジン車であれば燃料として使用できるそうです。（長期間使用して、影響が出るかどうかは分かりません。）

セスナ172Sは、元々は「IO-360-L2A」というレシプロエンジン（ガソリンエンジン）を搭載していましたが、コンチネンタル・モータース社製の「CD-155」というディーゼルエンジンに変更したうえで、「172S ターボスカイホーク JT-A」という名称で販売され、現在は、海上保安庁などが採用しているそうです。

Answer 3

今のディーゼルエンジンはどうか分かりませんが、ジェット燃料は「ケロシン」と呼ばれ、ほぼ灯油に近い物です。
勿論、灯油その物では無いですが(灯油もケロシンと呼びます)、ディーゼルエンジンは灯油でも動きますんで、動く動かないなら、「動く」となります。
昔ガソリンスタンドで働いていた時、ディーゼルのダイハツシャレードに乗った人が来て、灯油の計量器前で止まったから、「灯油を買いに来たんだな」と思ったら、フューエルリッドを開け、「灯油満タンにしてくれ！」と言われた事も有ります。
脱税となりますので、入れれませんと断ると、「どこどこのガソリンスタンドだったら入れてくれるのに！」と捨て台詞を言って出て行きました。

Answer 4

>車は普段街中を走行している大型のトラックではなく、
>家族で使用するようなディーゼル車

どちらでも同じです。動きます。なんなら、石油ストーブ用の灯油でも走ります。違法(脱税)ですけどね。

Answer 5

オーストリアのアストロ・エンジン社が、隣国ドイツのメルセデス・ベンツの自動車用ディーゼル・エンジンを基にした航空エンジンを販売しています。ディーゼル・エンジンの強みは、安価なジェット燃料が使えるところです。だそうです