アウディ A1 のみんなの質問

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カワサキgpz900rについて質問です。これの役割はなんでしょうか?!又なくても車検はとおりますか?
左からPURGE SEP VENTとかいてあります

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ベストアンサーに選ばれた回答

環境規制が非常に厳しい北米カリフォルニア仕様(A1-A3)だけに付いている気化ガソリン蒸気浄化装置(Evaporative Emission Control System)の一部で、テールカウル内に有るキャニスター(Canister)と呼ばれる部品(16164-1052/メーカー欠品中)です(下画像図⑤の部品)。

燃料タンク内で気化したガソリン蒸気をキャニスター内の活性炭に吸着して溜めておき、エンジンが稼働した時に吸気系へ循環させて燃焼させる環境型クリーンシステムの様です。

キャニスター左側のPURGE(緑印)に繋がっているホースはエアクリーナーボックスと接続、中央のSEP(青印)に繋がっているホースは左サイドカバー内に有る液体/気体分離装置のセパレーター(Separator)と呼ばれる部品(16165-1001/メーカー欠品中)と接続、右側のVENT(黄印)に繋がっているホースはキャブレター上側に付いているエアベントホースとT型パイプで接続されています。

北米カリフォルニア仕様(A1-A3)の燃料タンクは帰化ガソリン蒸気浄化装置対応になっていて、燃料タンク後方のパイプが通常の2本タイプから3本タイプに変更され、返還用のパイプ(後方左端)が1本多くなっています。

燃料タンク後方右端のパイプ(青印)に繋がっているホースはセパレーターと接続し、ここで気化したガソリン蒸気が液体と気体に分離され、セパレーターから燃料タンク後方左端のパイプ(赤印)に繋がっているホースから返還されます。尚、燃料タンク後方中央のパイプに繋がっているホースは、この気化ガソリン蒸気浄化装置とは関係の無いオーバーフロー用大気開放のホースで、燃料タンクキャップ周辺に溜まった液体を排出する為のホースです。

セパレーターに繋がっている他の2本のホースは、キャブレター上側の負圧取り出し口とキャニスター中央のSEP(青印)と接続していて、エンジン稼働で負圧が発生すると、キャニスター左側のPURGE(緑印)からエアクリーナーボックスへガスが返還され、キャニスター右側のVENT(黄印)からキャブレター上側エア取り入れ口へエアが返還されるシステムとなっています。

環境規制が非常に厳しい北米カリフォルニア仕様(A1-A3)だけに対応した特殊な装置で、他の北米全般・カナダ仕様/欧州仕様/豪州仕様/南アフリカ仕様/マレーシア仕様/日本仕様などには付いていない特別な装置です。なので、この気化ガソリン蒸気浄化装置を撤去しても、日本では車検通過出来るはずです。

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質問者からのお礼コメント

2024.3.20 20:16

本当に助かりました!

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