こちらの地図を見るとドイツだけが高速道路の速度無制限です。フランスでは130km、イギリスやカリフォルニアは110kmみたいですね。ドイツ人は飛ばし屋さんなのでしょうか？

Question

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%84%E5%9B%BD%E3%81%AE%E6%9C%80%E9%AB%98%E9%80%9F%E5%BA%A6#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:World_Speed_Limits.svg

Answer 1

なぜドイツのアウトバーンが建設されたかの歴史を紐解くと速度無制限の理由が理解しやすいです。

今はコロナ禍で世界中が大変な毎日を過ごしていますが、1929年には世界恐慌が起こりました。その時代に、ナチス・ヒトラーが政界に進出し、国民に職とパンを与える事を約束し、支持を得ます。その方策が、アウトバーンの建設です。アメリカのルーズベルトがニューディール政策で職を生み出したのと同じ様に、アウトバーン建造という公共政策で、ドイツ人の失業を抑えました。

この時、ヒトラーはもう一つ企みがありました。アウトバーンを飛行場として活用する事です。戦争を企んでいたわけですね。日本の高速道路は眠気を誘発しないように、意図的に緩やかなカーブで建設されています。しかし、アウトバーンは、飛行機の離陸速度260kmに合わせて直線となっています。また重量にも耐えられるように、路面の厚みも増しています。勾配も全て4%以内に押さえられています。つまり、車が走るというより、飛行機が走る事を大前提として建設された道路なのです。

その後、戦争に負けたドイツや日本は飛行機産業から撤退させられ、自動車産業が栄えるようになります。日本は、新幹線といった高速鉄道が普及しますが、ドイツはICEという高速鉄道の利便性が悪く、高速移動の手段としては自動車の活用が優先されます。当然、アウトバーンを利用できるからです。

日本なら、遠距離の移動は新幹線か飛行機ですよね。ドイツは自動車なのです。200km先に移動すると、時速100kmなら2時間かかりますが、時速200kmなら1時間で済みます。移動に時間をかけたくないのは、世界共通です。日本の高速道路で時速70kmで走る車があまりいないように、ドイツの直線道路アウトバーンを時速130km以下で走るということはあり得ないんです。(もちろん、トレーラーのように物理的に遅い車も走行していますが。)

ということで、飛行機が走れるアウトバーンは、もともと高速移動が可能な道路として設計されているため、車がぶっ飛ばしても安心できる道路であるため、ドイツ人は飛ばして運転しているんです。

質問者からのお礼コメント

回答ありがとうございます！

Answer 2

地域毎に色分けがされて見やすい地図ですね。

＞ドイツ人は飛ばし屋さんなのでしょうか
４輪の発祥、発明はドイツということなど、
歴史や文化によるものでしょう。

話題は逸れますが、
燃料代が自動車道の通行料金が含まれるためにドイツでの燃料費はその分多く掛かるようです。
しかし、
アウトバーンでは近年、「大型トラックなどには課金システム」を導入しているということですね。
それでもこの日本のような「常識から大きく逸脱した超バカ高い料金の強制」ではなく、あくまでも常識の範囲内なのでしょう。

Answer 3

他の回答者さんの通り、無制限部分は限られてます。

それよりも、ドイツでは無舗装の山道が速度70キロとかいう状態をなんとかしてほしい。

Answer 4

工業製品のレベルが、ＥＵの中でも特に高く、１人勝ち等と呼ばれています。
速度無制限、それが世界最高の高性能メーカーの、礎にも成っています。

ドイツでは、ヒュンダイより販売台数が、多い日本の自動車メーカーは、有りませんよ自動車先進国の方は、同じ安物なら日本メーカーより、ヒュンダイを選んでいます。

Answer 5

アウトバーン全てで無制限じゃないし。

無制限箇所でも各レーンで概ねの速度別で走るから問題は起こらない。

Answer 6

アウトバーンにも、最高速度の制限があります。

無制限はある一定の区間であり、それが過大に報道されます。