「新世代ラージ商品群」第1弾のCX-60は滑り出し好調!
マツダの「新世代ラージ商品群」の第1弾として、2022年9月より販売が開始されたマツダ「CX-60」は、予約受注の段階で8000台を超えるオーダーを獲得するなど、上々の滑り出しを見せています。
CX-60の購入層は30代~50代まで均等に分布しており、さらには20代や60代以上からの購入も一定数見られるなど、幅広い世代に評価されていることがわかります。
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「CX-5」や「CX-8」といったマツダのSUVから乗り換えるユーザーが57%である一方、残りの43%が他メーカーからの乗り換えとなっており、そのうちの20%が輸入ブランドからの乗り換えであるなど、マツダにとって新たなユーザーを獲得するモデルとなっています。
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実際これまでのマツダには、CX-5やCX-8を超える上級SUVが存在していなかったため、それ以上のクラスを求めるならほかの国産メーカーや輸入車を選択するしかありませんでした。しかしCX-60の登場により、500万円前後の価格帯で検討するユーザーの選択肢に残ることができるようになったのです。
一方、マツダの「新世代ラージ商品群」は、CX-60に加え「CX-70」「CX-80」「CX-90」が追加されることが明らかにされています。この中で日本へ導入されるのはCX-80のみとなる予定ですが、CX-80はいったいどのようなモデルなのでしょうか?
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CX-80は全長5mオーバーの巨大SUV?
CX-80に関して現在公式にアナウンスされているのは、CX-60と同様の「ラージ・アーキテクチャー」を使った3列シートSUVであるという点のみです。
CX-60が2列シートのSUVであることを考えると、CX-80は「CX-60の3列シート版」と言っても差し支えなさそうです。
ちなみに、CX-70はワイドボディの2列シート仕様、CX-90はワイドボディの3列シート仕様であるため、それぞれ「CX-60のワイドボディ版」と「CX-80のワイドボディ版」と称することができます。
CX-60とCX-80の関係は、CX-5とCX-8の関係に良く似ています。CX-5は2列シート、CX-8は3列シートのモデルであり、CX-8の方が355mm全長が長いことを除けば、内外装に違いはほとんどありません。
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パワートレインもそれぞれに最適化が図られてはいるものの、基本的には同じコンポーネントが使用されているため、名実ともに「兄弟」と呼べる関係です。
CX-5とCX-8のこうした関係を見ると、CX-80はCX-60を踏襲したモデルとなることはほぼ確実です。
CX-60のボディサイズは全長4740mm×全幅1890mm×全高1685mmとなっていますが、CX-8の例から、CX-80では全長が拡大され5m前後となること以外は、全幅と全高については大きく変わらない見込みです。
全長5mを超えるSUVは、国産車ではレクサス「LX」などごくわずかであり、輸入車で見ても「レンジローバー」やメルセデス・ベンツ「GLSクラス」などプレミアムブランドのSUVが中心となっています。取り回しの難しさはありますが、国産SUVのなかではライバル不在の際立った存在となることは間違いないでしょう。
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パワートレインやグレード体系についても、基本的にはCX-60と共通となる見込みです。CX-60は4つのパワートレインに対してそれぞれ複数のグレードが展開されているため選択肢はかなり多くなっていますが、CX-80も豊富なグレード体系になると見られます。
価格については、CX-60よりもベースモデルでおよそ30~40万円程度の割高となる可能性が濃厚です。
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3列シートSUVのパイオニア、CX-8はどうなる?
2023年春以降の発表になると見られているCX-80ですが、CX-80の導入によって立場が危うくなるのが現在販売されているCX-8です。
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これまでマツダのフラッグシップSUVを担ってきたCX-8は、より上級であるCX-60の登場によってその立場がおびやかされていたものの、実用的な3列シートを備えているという大きな特徴があり独自性が保たれていました。
実際、3列シートを備えた国産SUVには、日産「エクストレイル」や三菱「アウトランダーPHEV」などがありますが、いずれも3列目の快適性という点ではCX-8に軍配が上がります。
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トヨタ「ランドクルーザー300」や「ランドクルーザープラド」も3列シートを備えるグレードが存在しますが、本格的なクロカン4WDでありCX-8とはやや異なるポジションと言えます。
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CX-80も十分に実用的な3列シートを備えることは確実であり、ボディサイズを考えても、CX-8よりもさらに快適な空間となることは間違いありません。さらに、CX-8とCX-80では、トヨタ「アルファード」に対する「ノア/ヴォクシー」ほどのサイズの違いないと見られます。
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しかしマツダは、コンパクトSUVである「CX-30」と「CX-3」を併売しており、「CX-60」登場後も「CX-5」が好調な販売を続けているため、「3列シートはほしいが、CX-80では大きすぎる」というユーザーのために、CX-8もしばらくは併売される可能性が高そうです。
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文:ピーコックブルー
写真:マツダ
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