現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > CX-60好調で期待高まるCX-80はどんなクルマ? 登場は23年春以降。CX-8はどうなる?

ここから本文です

CX-60好調で期待高まるCX-80はどんなクルマ? 登場は23年春以降。CX-8はどうなる?

掲載 更新 279
CX-60好調で期待高まるCX-80はどんなクルマ? 登場は23年春以降。CX-8はどうなる?

「新世代ラージ商品群」第1弾のCX-60は滑り出し好調!
マツダの「新世代ラージ商品群」の第1弾として、2022年9月より販売が開始されたマツダ「CX-60」は、予約受注の段階で8000台を超えるオーダーを獲得するなど、上々の滑り出しを見せています。

CX-60の購入層は30代~50代まで均等に分布しており、さらには20代や60代以上からの購入も一定数見られるなど、幅広い世代に評価されていることがわかります。

>>マツダ CX-60の専門家レビューをチェックする

>>マツダ CX-60の価格・スペック詳細はこちら

「CX-5」や「CX-8」といったマツダのSUVから乗り換えるユーザーが57%である一方、残りの43%が他メーカーからの乗り換えとなっており、そのうちの20%が輸入ブランドからの乗り換えであるなど、マツダにとって新たなユーザーを獲得するモデルとなっています。

>>マツダ CX-5の価格・スペック詳細はこちら
>>マツダ CX-8の価格・スペック詳細はこちら

実際これまでのマツダには、CX-5やCX-8を超える上級SUVが存在していなかったため、それ以上のクラスを求めるならほかの国産メーカーや輸入車を選択するしかありませんでした。しかしCX-60の登場により、500万円前後の価格帯で検討するユーザーの選択肢に残ることができるようになったのです。

一方、マツダの「新世代ラージ商品群」は、CX-60に加え「CX-70」「CX-80」「CX-90」が追加されることが明らかにされています。この中で日本へ導入されるのはCX-80のみとなる予定ですが、CX-80はいったいどのようなモデルなのでしょうか?

>>マツダ CX-60の価格・スペック詳細はこちら

CX-80は全長5mオーバーの巨大SUV?
CX-80に関して現在公式にアナウンスされているのは、CX-60と同様の「ラージ・アーキテクチャー」を使った3列シートSUVであるという点のみです。

CX-60が2列シートのSUVであることを考えると、CX-80は「CX-60の3列シート版」と言っても差し支えなさそうです。

ちなみに、CX-70はワイドボディの2列シート仕様、CX-90はワイドボディの3列シート仕様であるため、それぞれ「CX-60のワイドボディ版」と「CX-80のワイドボディ版」と称することができます。

CX-60とCX-80の関係は、CX-5とCX-8の関係に良く似ています。CX-5は2列シート、CX-8は3列シートのモデルであり、CX-8の方が355mm全長が長いことを除けば、内外装に違いはほとんどありません。

>>マツダ CX-60のボディサイズ詳細はこちら
>>マツダ CX-5のボディサイズ詳細はこちら
>>マツダ CX-8のボディサイズ詳細はこちら

パワートレインもそれぞれに最適化が図られてはいるものの、基本的には同じコンポーネントが使用されているため、名実ともに「兄弟」と呼べる関係です。

CX-5とCX-8のこうした関係を見ると、CX-80はCX-60を踏襲したモデルとなることはほぼ確実です。

CX-60のボディサイズは全長4740mm×全幅1890mm×全高1685mmとなっていますが、CX-8の例から、CX-80では全長が拡大され5m前後となること以外は、全幅と全高については大きく変わらない見込みです。

全長5mを超えるSUVは、国産車ではレクサス「LX」などごくわずかであり、輸入車で見ても「レンジローバー」やメルセデス・ベンツ「GLSクラス」などプレミアムブランドのSUVが中心となっています。取り回しの難しさはありますが、国産SUVのなかではライバル不在の際立った存在となることは間違いないでしょう。

>>レクサス LXの価格・スペック詳細はこちら
>>レンジローバーの価格・スペック詳細はこちら
>>メルセデス・ベンツ GLSの価格・スペック詳細はこちら

パワートレインやグレード体系についても、基本的にはCX-60と共通となる見込みです。CX-60は4つのパワートレインに対してそれぞれ複数のグレードが展開されているため選択肢はかなり多くなっていますが、CX-80も豊富なグレード体系になると見られます。

価格については、CX-60よりもベースモデルでおよそ30~40万円程度の割高となる可能性が濃厚です。

>>マツダ CX-60のグレード・価格一覧はこちら

3列シートSUVのパイオニア、CX-8はどうなる?
2023年春以降の発表になると見られているCX-80ですが、CX-80の導入によって立場が危うくなるのが現在販売されているCX-8です。

>>マツダ CX-8の価格・スペック詳細はこちら

これまでマツダのフラッグシップSUVを担ってきたCX-8は、より上級であるCX-60の登場によってその立場がおびやかされていたものの、実用的な3列シートを備えているという大きな特徴があり独自性が保たれていました。

実際、3列シートを備えた国産SUVには、日産「エクストレイル」や三菱「アウトランダーPHEV」などがありますが、いずれも3列目の快適性という点ではCX-8に軍配が上がります。

>>日産 エクストレイルの価格・スペック詳細はこちら
>>三菱 アウトランダーPHEVの価格・スペック詳細はこちら

トヨタ「ランドクルーザー300」や「ランドクルーザープラド」も3列シートを備えるグレードが存在しますが、本格的なクロカン4WDでありCX-8とはやや異なるポジションと言えます。

>>トヨタ ランドクルーザー300の価格・スペック詳細はこちら
>>トヨタ ランドクルーザープラドの価格・スペック詳細はこちら

CX-80も十分に実用的な3列シートを備えることは確実であり、ボディサイズを考えても、CX-8よりもさらに快適な空間となることは間違いありません。さらに、CX-8とCX-80では、トヨタ「アルファード」に対する「ノア/ヴォクシー」ほどのサイズの違いないと見られます。

>>トヨタ アルファードのボディサイズ詳細はこちら
>>トヨタ ノアのボディサイズ詳細はこちら
>>トヨタ ヴォクシーのボディサイズ詳細はこちら

しかしマツダは、コンパクトSUVである「CX-30」と「CX-3」を併売しており、「CX-60」登場後も「CX-5」が好調な販売を続けているため、「3列シートはほしいが、CX-80では大きすぎる」というユーザーのために、CX-8もしばらくは併売される可能性が高そうです。

>>マツダ CX-30の価格・スペック詳細はこちら
>>マツダ CX-3の価格・スペック詳細はこちら
>>マツダ CX-5の価格・スペック詳細はこちら
>>マツダ CX-60の価格・スペック詳細はこちら

文:ピーコックブルー
写真:マツダ

関連タグ

こんな記事も読まれています

ヤマハのスクーター『NMAX』に「ターボ」登場!? 新型のキモは新技術の「電子制御CVT」
ヤマハのスクーター『NMAX』に「ターボ」登場!? 新型のキモは新技術の「電子制御CVT」
レスポンス
横浜ゴム、2024年パイクスピーク参戦車両にADVANタイヤを供給。3年連続の総合優勝を狙う
横浜ゴム、2024年パイクスピーク参戦車両にADVANタイヤを供給。3年連続の総合優勝を狙う
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、幼少期はアロンソのファンだった?「カートに乗っていた頃、彼を応援していたんだ」
フェルスタッペン、幼少期はアロンソのファンだった?「カートに乗っていた頃、彼を応援していたんだ」
motorsport.com 日本版
「ボンネットの閉め方」間違っていませんか?「丁寧なつもり」は逆に危険! クルマが壊れてしまう可能性も…
「ボンネットの閉め方」間違っていませんか?「丁寧なつもり」は逆に危険! クルマが壊れてしまう可能性も…
くるまのニュース
イタリア最古のメーカー発「最新なのに旧車の味わい」のバイクとは? モト・グッツィがこだわる“Vツインエンジン”の魅力は何か
イタリア最古のメーカー発「最新なのに旧車の味わい」のバイクとは? モト・グッツィがこだわる“Vツインエンジン”の魅力は何か
VAGUE
1050馬力のハイブリッドトラック、ゴルフボールに着想のディンプルが空気抵抗を低減…中国長城汽車が発表
1050馬力のハイブリッドトラック、ゴルフボールに着想のディンプルが空気抵抗を低減…中国長城汽車が発表
レスポンス
スカイグループとアウトモビリ・ピニンファリーナがハイパーカー 「Battista Cinquantacinque」と「B95」を公開
スカイグループとアウトモビリ・ピニンファリーナがハイパーカー 「Battista Cinquantacinque」と「B95」を公開
@DIME
F1ドライバーでも、ル・マン挑戦は一筋縄ではいかない? オジェ、挑戦を大歓迎も「簡単じゃないぞ!」
F1ドライバーでも、ル・マン挑戦は一筋縄ではいかない? オジェ、挑戦を大歓迎も「簡単じゃないぞ!」
motorsport.com 日本版
日本限定30台!メルセデス・マイバッハから特別仕様車「S 580 Night Edition」が登場
日本限定30台!メルセデス・マイバッハから特別仕様車「S 580 Night Edition」が登場
@DIME
<新連載>[サウンドシステム設計論]超基本形の「パッシブシステム」を組んでライトに楽しむ!
<新連載>[サウンドシステム設計論]超基本形の「パッシブシステム」を組んでライトに楽しむ!
レスポンス
マクラーレン、LMDhマシンでのル・マン参戦計画が現実的に。規則延長で“余裕”生まれる「あとはタイミング次第」
マクラーレン、LMDhマシンでのル・マン参戦計画が現実的に。規則延長で“余裕”生まれる「あとはタイミング次第」
motorsport.com 日本版
ミラノ デザイン ウィーク2024リポート──自動車ブランドが描き出すモビリティの未来とは?|CAR
ミラノ デザイン ウィーク2024リポート──自動車ブランドが描き出すモビリティの未来とは?|CAR
OPENERS
BMW新型「M2」欧州登場! 3リッター直6エンジンは20馬力アップの480馬力の強心臓に進化
BMW新型「M2」欧州登場! 3リッター直6エンジンは20馬力アップの480馬力の強心臓に進化
VAGUE
約230万円! トヨタ新型「スポーツコンパクトカー」発表! 6速MTのみの「“ガチガチ”モデル」に熱視線! 「超良心価格」の声も
約230万円! トヨタ新型「スポーツコンパクトカー」発表! 6速MTのみの「“ガチガチ”モデル」に熱視線! 「超良心価格」の声も
くるまのニュース
ル・マンデビュー果たしたドルゴビッチ。F1目指す若者の未来はどこにある……?「この経験がいくつかのドアを開くかもしれない」
ル・マンデビュー果たしたドルゴビッチ。F1目指す若者の未来はどこにある……?「この経験がいくつかのドアを開くかもしれない」
motorsport.com 日本版
アウディの高性能EVスポーツ、『RS e-tron GT』に改良新型…856馬力に強化
アウディの高性能EVスポーツ、『RS e-tron GT』に改良新型…856馬力に強化
レスポンス
ランボルギーニが男女平等に最も配慮した企業の認証を取得! スーパーカーブランドが取り組むダイバーシティ活動とは
ランボルギーニが男女平等に最も配慮した企業の認証を取得! スーパーカーブランドが取り組むダイバーシティ活動とは
Auto Messe Web
フォルクスワーゲン新型ゴルフRは、まずは足元からチェックすべし!デビュー直前に新型アルミホイールの魅力を公開
フォルクスワーゲン新型ゴルフRは、まずは足元からチェックすべし!デビュー直前に新型アルミホイールの魅力を公開
Webモーターマガジン

みんなのコメント

279件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

322.3567.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

248.9646.3万円

中古車を検索
CX-60の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

322.3567.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

248.9646.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村