ボルボ XC60 プラグインハイブリッド 「自宅で寛いでいるようなドライブを」のユーザーレビュー

hanahana_gumi hanahana_gumiさん

ボルボ XC60 プラグインハイブリッド

グレード:リチャージプラグインハイブリッド T6 AWD インスクリプション_RHD_AWD(AT_2.0) 2022年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
4
乗り心地
5
燃費
4
デザイン
5
積載性
3
価格
3

自宅で寛いでいるようなドライブを

2023.8.8

総評
ドイツ御三家やレクサスなどの車とは方向性が全く違う世界観の車ですね。この、自宅のソファーで寛いでいるような居住性がツボにはまる人には絶対無二の一台になるように思います。是非一度ご体験を。
満足している点
シンプルで独特な内装やシートが実現する快適な居住性能ですね。ノンストレスで長距離のドライブには最適です。自宅で寛いでいるまま目的地に到着するような感覚が得られます。

B&Wのオーディオは明らかに音質が良く、静かで快適な車内にピッタリのオプションだと思います。(H&Kとは聞き分けが容易なレベルです)

また、Googleシステムの音声認識もレベルが高く、エアコンの操作やナビの目的地設定はすべて音声のみで設定可能。ボタンの少ない内装デザインを大きく補完できます。
不満な点
定番の問題ですがGoogleのシステムは色々と不満点が・・・・・

・GoogleMAPのナビゲーションは、狭い住宅地に入るようなルートを示しがちでルートの信頼性に難がある。見知らぬ地では大問題になる場合がある。

・Sensus時代にはあったオーディオのイコライザー機能がなく音質のカスタマイズ性が低い。

・ドライブモードにIndivisualモードがなくなり、カスタマイズができなくなった。

・ヘッドアップディスプレイの文字が小さくなった。デザインもぶっきらぼうな感じに。。

・ADAS関連の表示が小さくなり、視認性が低くなった。メーカーの設計思想からあまり表示していないのだと思うが、メーター内のマップ表示よりも詳細なADASの情報がほしい。

・レーンキープのハンドル介入頻度がSensus時代よりも高くなったが、破線などのノイズに強く反応することが多くなった印象。高速道路ではあきらかになめらかになったが、一般道では逆に使いにくくなった。
デザイン

5

外見は好みもあると思いますが、、
比較的全高が低くワイド感どっしり感が強いデザインなのに、押し出し感やいわゆるオラオラ感がない上品さが絶妙だと思います。
リアフェンダーからリアハッチはまたデザインが変わり、エッジが強い角ばったボルボらしさ?を主張している感じでまた特徴的です。

そして特筆すべきは内装ですね。
現行ボルボのシンプルな内装は他にあまり似たものがない独特の空間を形成しています。

今となってはあまり大きくない縦型モニタ、ネオモダン風の前面パネル、そして決してスポーティではない座り心地を追求したシートなどが非常に調和していて、
派手なアンビエントライトも、大画面もないですが、現代的な車らしさとは一線を画した空間を演出しています。
走行性能

4

基本的に走り出しはモーターが担当するため、停止からのスタートは立ち上がりが力強くダイレクト感が強いものです。アクセルのツキはエンジン車とは別物ですね。
一般道での常識的な走行ではほぼモーター走行でレスポンスも良く、車体の重さにもかかわらずパワーの不足感を感じることはないと思います。

電池残量が減ってエンジンによる走行も、車体の重さを感じさせない俊敏さがあります。
エンジンとモーターが駆動しているときの中速以上のパワー感はMHEVのB5とは全く異なります。
いわゆるスポーツユニット的な回して楽しいものではないですが、かなり余力のあるパワーユニットですね。

足回りはエアサスのセッティングがやや硬めで、マイルドな走りが似合う車としてはやや意外感があります。
それ故、いわゆるフワフワ感は全く無く、ロールは控えめで踏ん張り感が強いです。(乗車感はB5のバネサスのほうが柔らかいですね)
ただ、接地感はあまり強くないかな。

ブレーキはB5に比べ回生ブレーキが強いですが、運転していて油圧ブレーキとの違いはあまりわかりません。車重はありますが制動に不安は感じません。

ADASはスピード調整がスムーズで安心して常用できます。ただし距離の離れた停止車両の認識が今一つで、遠くに信号停車中の前車両を認識できず加速してしまうような場面も。
レーンキープは高速道路ではかなり高性能ですが、一般道のような情報が多い場面はやや苦手。
自動車専用道を快適に流すにはとても快適機能です。
乗り心地

5

静粛性についてはEV走行時はかなり高いものがあります。振動も殆ど伝わってきません。ATがなめらかで電動でもエンジンでも低回転を維持してくれます。

しかし、このT6Rechargeはエンジンがかかったときは、やや4気筒感のある勇ましいエンジン音がします(もしかするとそういう味付けなのかな?)。
エンジン自体はB5のエンジン(B420T2)の方が静かで上質な音がします。

前輪タイヤからくるロードノイズもそこそこ入ってきますね。20inタイヤのブロックノイズが大きいこととモーター走行の静かさが相まって目立つ感じ。静粛性はクラストップとはいい難いと思います。キャビン後部からはこもり感のようなもの伝わってくることがありますが、ラゲッジ床下に吸音シートなどを入れておくとかなり軽減できます。

しかしそれらを加味しても、、
インテリアやシートの座り心地がもたらす居心地や快適感が高く空間としての完成度は非常に高いので、総合的な乗り心地は非常にレベルが高いと思います。特に長距離ドライブでは身体で感じる違いがあります。

(T6Rechargeには電動車的な静かさがありますが、乗り心地のラグジュアリ感はB5のほうがあるかも?です)
積載性

3

ラゲッジは十分なサイズだと思うけれど、クラス内ではあまり大きい方でもないかな。荷物をガッツリ積んで移動するのはあまり得意ではないと思います。運転席周りの収納も平均的かな。
燃費

4

満充電でのEV走行可能距離はエアコンなどを普通に利用して50~60kmあたり。(T6Recharge MY22)
電欠後のエンジン走行での燃費は15~16km/L程度となります。(ちなみB5では10~12km/L)

最新の車種に比べて特別燃費が良いわけではないけれども、出力等を考えるとかなりのレベルだと感じます。
価格

3

PHEV(T6 Rechaerge)とMHEV(B5)の価格差をどう考えるかは悩ましいポイントだと思います。街乗り中心だとほとんど電気だけで生活ができるので燃費差以上にコスト差は出ますが・・・・

それにしてもこのクラスの車に1000万円というプライスは従来の感覚ではやはり明らかに高価ですね。同価格帯のライバルはクラス上の車が盛りだくさんだし、B5の価格帯なら同クラス内でも割安感があるのですが。。。

価格に見合うプレミアム感を感じられるかどうか、実車を何度も見て刺さるものがあるか確かめたほうがいいと思います。

試乗車UPや登録済新古車などが600万台から流通しているのでそちらも良い狙いだと思います。
故障経験
GoogleシステムがLTEやGPSをロストして使えなくなるのが定番トラブルですね。システムのリセット方法を覚えておくのは必須です。(AAOSのバージョンアップでかなり改善しています)

ときにはそれでも復旧しないときは、ラゲッジ床下にあるユニットの電源再投入が必要な場合も・・・(この段階では通常はディーラーに依頼かな)

最近はAppleCarplay用に接続したiPhoneを認識しないことが割とあって、気になっています。

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