フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) 「一流ファミリーカー」のユーザーレビュー

一流ファミリーカー

2019.6.9

総評

世界のCセグでのベンチマークとして、今後マツダ3などのライバルと比較のベースを確認するために、今回試乗してみた。
全体的には6Rポロの拡大版というイメージで、モデル末期ながらいまだ移動手段としては非常に優れていると感じたが、足回りは路面情報をしっかり伝えてくるポロの方が好ましい気がした。
総合的なまとまりは高次元だが、やはり走りに「色」を求める個人的な好みとしては、少し逸れたところにあるクルマかも。
今回はベースグレードでの他車との比較を意識して、意図的に避けたGTIはサーキットで走れると聞くので、別の機会に試してみたいかな。

満足している点

大人四人がゆったりと移動できるボディサイズと走行性能に、モデル末期ながら最新の安全装備はさすがに世界のベンチマーク。
また試乗車のホワイトシルバーという新色は、あまり街中で見ない洒落たカラーかな。
高級感は望めないが、シャープなラインのエクステリアもインテリアもまとまりいまだに古さは感じさせず、機能性という点では問題なし。
ファミリーカーとして高次元でバランスが取れており、贅沢言わなければこれ以上ないクルマだと思う。

不満な点

さすがにCセグとしては大き過ぎないか(新型はもっと大きくなるらしいが)。
また本来そういうクルマではないが、「外国車=高級車」と捉えて不足感を訴えるユーザーもあるかも知れない。
個人的には、やや足回りのセッティングがソフトに振られて、路面情報の把握がしづらいと感じたのは、ちょっと神経質過ぎるだろうか。

デザイン

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走行性能

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ポロ6Rと乗り味はあまり変わらず、軽いペダルタッチでスムーズなハンドリング、スムーズな回転のエンジン。
ハンドリングは軽いながらもオンザレール感はあり、取り回しも良好だ。
さらに旋回時の安定感はであり、使い勝手と走行時の安定性の両立は、はっきりとポロより高次元と言える。
一方でエンジン性能では、大柄なボディでパワー不足を心配したけど、1.4リッターターボは低速からでも十分なトルクとパワーを示してくれた。
またばDSGは変速そのものを感じさせず、実にスムーズ。
総合的に、安定感もあって移動手段としては非の打ち所がないけど、楽しいかと言われると足回りやハンドリング含めて保守的過ぎるかも。
とはいえ、この保守的なところがワーゲンだと強く思う。

乗り心地

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Highlineということでインテリアはウッドパネルを奢るけど、ピアノブラックのパネルはプラスチッキーで高級感には乏しいと言いたくなる一方で、本来は大衆車でありそう言う車ではないのよね。
ただしデジタルコクピットや死界センサーなどの安全装備は既に装備しており、こういう面では最新トレンドからに遅れは取っていない。
ボディサイズもあって、ハッチバックながら後席含めてそこそこスペースがあり、また足回りがポロ6Rよりややソフトな分、大人四人の移動で疲れることはなさそう。
また静粛性はボディの剛性を感じさせて、いまだにクラストップ級かも知れない。

積載性

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ラゲッジルームはハッチバックながら奥行きがあり、Dセグのセダンに匹敵するかも。

燃費

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価格

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故障経験