フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) 「企業努力が足りない 製造コストが高かった先代ゴルフ5のコストダウンを行ったのがゴルフ6誕生の背景であるが、何故か先代よりも値上げしたのが疑問が残る。車」のユーザーレビュー

企業努力が足りない 製造コストが高かった先代ゴルフ5のコストダウンを行ったのがゴルフ6誕生の背景であるが、何故か先代よりも値上げしたのが疑問が残る。車

2009.12.14

総評

企業努力が足りない
製造コストが高かった先代ゴルフ5のコストダウンを行ったのがゴルフ6誕生の背景であるが、何故か先代よりも値上げしたのが疑問が残る。車重は多少軽くなり、全高も低くなったのは良いが、デザインは中庸的になり特徴が薄くなってしまった。リアのデザインはトゥアレグを継承しているんだろうが、少し古臭い印象が残ってしまう。この車のウリとしては、もうVWではお馴染みであるDSGと、小排気量のエンジンにスーパーチャージャーとターボジャージャーを組み合わせたTSIである。DSGのシフトアップは相変わらずスムーズであるが、低速では未だにギクシャクするような感覚が残るし、昔から故障の多いVWだけに不具合や耐久性等の不安が残る。TSIは低中速トルクが豊かで非常に扱い易いが、はたしてエンジンが小さいとは言え、過給機を2個も付ける事がほんとにエコなのか？今時ハイオク仕様というのはどうなのか？という疑問も残る。
今の世の中、ハイブリッドカーやEVがひしめく中で、ゴルフならではというのが少し弱い気がするのは自分だけだろうか？燃費も中途半端でハイオク、エコカー減税未対応、そしてCセグメントとしては割高に感じてしまう乗り出し350万という価格。プリウスという非常に完成度の高いエコカーが乗り出し200万前半で買えてしまう時代では、消費者の選択肢にすらならない気がしてしまう。良い物は高くても売れると思っているのだろうが、今の時代は良い物が安くないと売れない時代になっている。冒頭でも述べたように、コストダウンを計ったモデルなのに、かつてユーロが高かった時代の価格よりも高く設定してしまうというのはいかがなものだろう？目先の利益ばかりにとらわれていて、企業努力が足りないんでは無いのかと思えてくる。

満足している点

・カッチリとしたボディ
・DSGのスムーズなシフトアップ
・トルクフルで必要十分な動力性能

不満な点

・高い価格
・未知数なDSGやTSIの信頼性
・エコカー相手に弱い商品力
・足りない企業努力

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験