フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) 「問われているのは価値観そのもの 内外装が良くて値段や維持費が安くても人の命にかかわる部分に手抜きがある車と、内外装は簡素で値段が多少割高でも人の命にか」のユーザーレビュー

問われているのは価値観そのもの 内外装が良くて値段や維持費が安くても人の命にかかわる部分に手抜きがある車と、内外装は簡素で値段が多少割高でも人の命にか

2010.1.30

総評

問われているのは価値観そのもの
内外装が良くて値段や維持費が安くても人の命にかかわる部分に手抜きがある車と、内外装は簡素で値段が多少割高でも人の命にかかわる部分は徹底してこだわっている車と、あなたはどちらを選ぶのか？
・・・私は後者を選ぶ。
今新車を買おうとするならば、米国IIHS（道路安全保険協会）が過日発表した、高い衝突安全性が認められる「2010トップセーフティピック」全27台の中から選択するのがしかるべきである（1車種も選ばれなかったトヨタは論外）。
その中から、日本ではとても乗り回せない馬鹿でかい車や、キューブなどといった骨格からして日本国内仕様と米国仕様とではだいぶ違う車は除外して、なおかつ燃費がまともな車種を選んだら、このゴルフの1.4か、スバルの数車種の中から選ぶしかなくなる。
アクティブセーフティの面も考えると、ゴルフは100km/hの高速レーンチェンジテストを、横滑り防止装置作動させずに通過（国産車では、通過できないか、横滑り防止装置作動させてなんとか通過する車種がほとんど）できる車の中では一番コンパクトな部類。
しかも、静的にも動的にも安全性を高めるとボディや足回りを固める必要があるが、このゴルフは硬さの中にもしなやかさがあり乗り心地も良い部類だし、ハッチバックだとどうしてもホイールベースが短くなるので安定性も低くなりがちなのだが、そういったこともない。
総合的に考えてこの車に行き着くのは非常に合理的だ。
自動車は人の命を乗せて走るもの。塗装だの電装部品の故障などといった、人の命にかかわわるわけでもないとこをつっついてボロクソワーゲンなどと言っている場合かと。

満足している点

高い安全性。衝突安全性だけではなく、動的安全性にも優れる
・車重と構造を考えればかなり良好な燃費。DSGによる高い伝達効率と、非常に凝った造りのエンジンによる恩恵
・狭い日本でも取り回せる車体サイズ
・運転が上手な人ほど良く分かるしっかりとした挙動

不満な点

日本の価格は割高。欧米では200万円以下で売っている。
とはいえ、その原因が日本人にあるのも事実。外車だからといって大衆車なのに高級車と同様の過剰なサービスをディーラーに求めれば（車検のたびに送迎＆お土産お渡し等）、その分の価格が上乗せされるのは当たり前だが。
なんにしても、この値段になってしまうとレガシィ買うほうがいいよ、少なくとも日本では。
・運転が下手な人、自分の命よりお金が大事な価値観のおかしな人に理解してもらえない。
　別に見栄で選択するわけでもないし、見栄はれるような車でもないのだが・・・

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験