R32#甲高い排気音と専用シートは官能的
現在の愛車GTIを試乗⇒購入、する直前まで、悩みに悩んだ最後の一台が、R32です。
GTIは、販売店に試乗車
2007.12.6
- 総評
- R32#甲高い排気音と専用シートは官能的
現在の愛車GTIを試乗⇒購入、する直前まで、悩みに悩んだ最後の一台が、R32です。
GTIは、販売店に試乗車が有った為、そのトータルフィーリングが気に入って衝動的に購入しましたが、実は同じゴルフⅤのR32は本当に最後まで悩みぬいた一台でした。
販売店には黒の展示実車が一台有りましたが、試乗車はなく結局実車のエグゾーストノートもパワーフィールも体験できなかったので、試乗してみて『コイツはハズシ無し!』と大いに納得することが出来たGTIを迷わず購入したのです。
先般、行き着けの某ショップでR32のオーナーさんに実車を見せていただく機会がありました。
もし、このクルマをGTI購入前に一度でも見ていれば・・・もしかしたら、当方の愛車はR32だたっかも・・と思える、魅力の一台です。
ゴルフⅣのR32は限定モデルで即完売でしたが、今回はカタログモデル。
オーナー候補の方はじっくりと考える時間はあります。
しかしVWって本当に、グレードラインナップが旨いメーカーですね感心します。
R32の購入を少しでも考えておられる方の参考になればと思います。
その、魅力のポイントを以下に述べてみましょう。
- 満足している点
- まずエクステリア。R32は、BMWで言えばM3的な位置付けのグレードで、内・外装パーツなども専用のものを奢ります。
特徴的なセンター2本出しの太い専用マフラーからは、V6-3.2Lエンジンの甲高い官能的なエグゾーストノートが聞けます。
エンジン自体は、トワレグやパサートと同じもののようですがチューニングが異なり、かなり両車とはかなりイメージが違います。
センターマフラーにあわせ専用のリフレクター内臓バンパーを装備、併せてテールレンズも専用のスモークタイプになります。
フロントバンパーはジェッタに似た感じですが専用のものです。
18インチのR32専用ホイールの内側には、GTIの赤と対照的な色の青キャリパー。
GTIと違いリヤはVディスクを奢ります。18インチ装備に伴い車高はGTIより10mm腰高です。
内装では革が標準ですが、OPのレカロバケットタイプは、こちらも素晴らしかったインプレッサのS203のような形状。こいつもレカロの専用設計でした。
ホールド感、サポート感、質感は申し分なく、個人的にはBMW-M3(E46)のバケットや、スカイラインGT-R Mスペックnur(BNR34GT-R革バケット)よりも遥かに魅力に感じるものです。
きっと好きな方は、このシートが選択できるだけでもR32の選択の価値があると思える程です。
もし、ディラーにこのシートを注文し、GTIのレザーグレードに2脚つけると、R32の購入価格と逆転します。
その他内装も、GTIと似ていますが、ステアリングから、エアコンパネル、灰皿、ステンレスペダルの柄に至るまでR専用で、差別化されています。
あと、このグレードに限りはゴルフⅤ全般のFFに対し、4-MOTION(4WD)です。
燃料タンク量も5L大きい60Lです。極寒冷地、雪国の方はには無条件で推奨します。
細かいところでは、R32のみカタログも専用のもの、GTIは一般グレードと同じカタログです。
ネーミングも、アールサンニではなく、アール・サーティー・ツーですよ!
- 不満な点
- 上述の素晴らしいマシンですが、勿論100点満点では無いのがご愛嬌。
まず、VW車全般にユーロ高で、2008モデルからインフレ感が増しましたね・・・。
BODY外装に関しては、BMW-M3みたいにせめてブリスターフェンダーやダクト、ボンネットデザイン、トレッド幅等のデザインは差別化して欲しかった・・。あくまでFF標準車(EやGTなど)と同じです。
また実用面では、4WD化の弊害でリアラゲッジ<トランク容量>も狭くなります。
GOLFⅣでは、R32はGTIに対して、性能差は圧倒的でしたが、ゴルフⅤになって、駆動方式は除き性能差がぐっと隣接しています。
特にGTIをコンピューターチューン<本国仕様のブースト-UPメニュー>すればノーマルマフラーのままでも、200PS⇒約250PSに成る為、車重が軽いGTIがパワーウエイトレシオで、ノーマルと形勢逆転します。
勿論、R32も上記、CPUチューンは出来ますが、NAの悲しさでターボ程の馬力upはありません。
同額のチューンでせいぜい数馬力upが関の山です。
これはGTIが一気にポテンシャルUPした為で、R32に罪はありません。
実際、サーキットアタックではノーマル対決でも、GTIvsR32で、レイアウトではGTIが速かった例もあったと某外国誌でレポートされていました。
GOLFⅣ時代では無かった現象です。
あと、BODYカラーが、黒・銀・青メタの3色しか選べ無いことや、3.2Lの税制上の維持費も2.0LのGTIと比較しがちです。
こういった、細かい問題は無くないですが、きっと実車を一度でも、エンジン音を聞き、専用バケットに腰掛ける機会があれば、悩みも吹っ飛んででしまうくらいR32は魅力に溢れています。
GTIオーナーの当方が太鼓判押せる素晴らしい車です。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験